- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022737717
感想・レビュー・書評
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岩合イズムを知れる本。
腹這いになって写真を撮っている岩合さんが目に浮かぶ。
野生の写真はコントラストにハッとさせられる。
猫カメラマンのバイブル!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
猫写真の第一人者、岩合さんのノウハウ本
氏が猫撮影で意識している点や、技法などが綴られている
と同時に、可愛らしい猫の写真がたくさん
写真素人的には技術的なことは分からないが、猫との接し方やその結果生み出される写真などは、見応えがある -
●写真と言うのは光と影が基本だ。光自体も朝の光の方が良いのはご存知だろう。夕方は空気中に塵などの遮蔽物が多くなるから、シャープネスと言う意味でも朝は絶好のシャッターチャンスだ。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/776914 -
新刊で出た時に買って、その後引っ越しがあったりで積読の他の新書と紛れて放置。発見して一気に読了。
出ている写真自体はネコ歩きや他の写真集でも見たことがある猫がほとんど。猫へのアプローチや撮影の仕方について、動物写真家である岩合さんのアドバイスを聞ける。 -
2019年3冊目。旅先で出会うネコを可愛く撮りたくて買ったものの積んだままで、結局、旅が終わってから読んだ。
私はスマホのカメラで撮るだけだし、何かのコンテストに応募するわけでもないのだけど、できれば、世界中のネコの可愛らしさが溢れ出るような写真になればなあと思いつつ。
読んでみると、案外、具体的なハウツーは書かれていなくて(広角だとか望遠だとか、がそれに当たるのかもしれないけど、理解できず)、ネコに挨拶するとか、目線の高さを合わせるとか、一般的な感じだった。
ただし、モデル気質のネコを見分けるポイントとか、ネコに出会える場所とか、世界各国のネコの特徴などは読んでて面白かった。
何より、可愛いネコの写真がカラーでいっぱい載っているのが良い。ハウツー本というより、写真集とか、撮影エッセイのつもりで読むべし。 -
ネコの写真を撮るのは本当に難しい。ネコ写真第一人者が語るネコ撮影のあれこれとは。
いろいろなネコ写真が満載で見ていて楽しい。構図や光の具合等々、写真撮影をする上で当然なことから、ネコの性質や生態を踏まえた上での話まで、プロならではの内容である。本格的にネコ写真に取り組もうとする人には参考になる話がたくさんある。
難しい話は書いてないですが、ただ単にネコ好きでちょっと写真が撮りたいだけの私には、ネコ写真の撮影がどれだけ難しいかを納得させられた本でした。広角レンズや望遠レンズを使って撮影しようと考えた時にはもう一度読んでみようかな。 -
猫の撮り方をよく聞かれるという岩合さんの、
猫との向き合いかたおよび写真を撮るときのポイントを、写真つきで解説している。
・まずは挨拶から
・写真に協力的なのは断然オス
・猫を驚かせないよう動作はゆっくり
・猫の活動は人間の活動に密接に関わってるから、猫を探すときには念頭におく
・何を見せたいかコンセプトを持つ
でも文字にすると、あの岩合さんと猫との空気感が上手く伝えられない。
猫を前にして興奮をあらわにせず、でも親密で好意的な視線っていうのかなー。
写真の中の猫たちは、ものすごく自然に見えるけど、岩合さんが生き物と向き合ってきた経験が写真の背景から見えるようだ。
こんな写真撮りたい! -
動物写真家、岩合光昭さんの著作です。
写真集としても楽しめますし、岩合さんがネコと触れ合う際に(ネコの写真を撮影する際に)どのようなことに気を配っているか、ということが、あの朴訥とした語り口で語られています。
穏やかで、ネコへの愛に満ち溢れていながらも、「プロ」としての高い意識をもって写真で素晴らしい一瞬を切り取っている岩合さんの語りには説得力がありますし、「家でネコの写真を撮る」というレベルの読者に対しても親身なアドバイスがありました。
「自分の撮りたい絵」はしっかりと意識しておく必要はありますが、完ぺきをネコに求めるのではなく、「ネコさんのやりたいようにやってもらい」ながらその瞬間を演出する、ということを、ぜひ自分でもやってみたいと思います。まずは、自分の飼い猫との距離感を見つめ直し、彼女が何を考えて動いているのだろうか、ということに想像力を働かせてみようと思います。