カミングアウト (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
4.10
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本棚登録 : 239
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022737663

感想・レビュー・書評

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  • 同性愛者であることをカミングアウトするとはどういうことか。行う本人、受け止める人双方の悩みとまどいを受け止め支えるために、多くのエピソードを交えて書かれており、とても接近しやすいぶん、これまで議論されてきたカミングアウトのもつ複雑な政治性の議論は反映されておらず、物足りなさも。とりわけ、親きょうだいへのカミングアウトが中心となっており、後半部では同性婚・パートナーシップについても触れられているが、狭い「家族」関係の外に広がる関係性への視点が弱いのが辛い。家族を捨て、パートナーシップを選ばない生き方をする同性愛者たちだっているのだが。多様なセクシュアリティに関する解説もやや図式的ですっきりしすぎている感じ。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50100440

  • 大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
    https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/683329

  • LGBTの話は、イメージがセックスと結びつきやすく、それがまた歪な感じになってしまうんだなと、本書を読んで腑に落ちた。
    恋愛に付随するものとして、普通に受け止められたらいいのに。映画とかの影響だと思うけど、性に奔放なイメージがつよいから、普通の生活のイメージが上塗りできたらいいなと思う。

  • 2019I209 367.9/Su
    2019I210 367.9/Su
    配架場所:C2

  • <2022年度男女共同参画推進センター推薦図書>
    ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB25910210

  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB25910210

  • 【蔵書検索詳細へのリンク】*所在・請求記号はこちらから確認できます
     https://opac.hama-med.ac.jp/opac/volume/463895

  • SDGs|目標10 人や国の不平等をなくそう|

    【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/710312

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著者プロフィール

文化人類学者・博士(学術)。東京大学総合文化研究科超域文化科学専攻(文化人類学コース)博士課程単位取得満期退学。1990年より20年以上にわたり、東京で、HIV/AIDSに関する支援活動や啓発に関する研究に関わり、LGBTのパレードなどのコミュニティ活動も牽引。また、文化人類学者として、実践女子大学、東京大学、筑波大学、関東学院大学等で非常勤講師をつとめてきた。2011年に沖縄へ帰郷、レインボーアライアンス沖縄設立。2013年、沖縄で初めてとなるLGBTプライドイベント「ピンクドット沖縄」を共同代表として実現。共編に『カミングアウトレターズ』(太郎次郎社エディタス)。

「2015年 『新宿二丁目の文化人類学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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