- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022737120
作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学評論随筆その他】浮気でなく本気、しかし決して男女の関係は持たない──そんな 大人のプラトニック・ラブ な婚外関係〈セカンド・パートナー〉の実態を徹底取材。「いびつだけど現実」な数々の赤裸々なケースが、男女間の愛と嫉妬の原理もあぶりだす問題作!
感想・レビュー・書評
-
いや〜、面白い。私も一人だけ居ます。(肉体関係無)多分彼女は、僕の後輩二人と付き合い男関係(肉体関係有)は良く知ってる。いや〜興味ある世界デス
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
セカンドパートナー
-
モヤモヤしたまま読み終わり。
出てくる人達のコメントのほとんどが白々しく上っ面な感じがして、なんだか気持ち悪いなぁと思っちゃいました。
他人様の倫理観とか世間体は正直どうでもいいけど、「セカパ」と称して体よく形づいたものにしようとしてる向きにちょっと嫌悪感を抱きました。
他人はどうでもいいと言っときながらだけど「とにかく女子アナと結婚したかった」なおじさんは気持ち悪いと思いました。
肩書きのみに惚れるという感覚ってどんなんだろう…純粋にそこに興味があります(セカパと話はずれるけど)。 -
内容ですが、
プロローグ
第1章 セカンド・パートナーという関係
――体の関係を持ったとき、それは崩れてしまう
第2章 なぜ、わたしたりはセカンド・パートナーを
持つのか
第3章 セカンド・パートナーのルール
――取らない、揉めない、離れない
第4章 セカンド・パートナーは人生を豊かにして
くれるのか?
エピローグ
佐伯啓思氏の朝日新書の本を読み終えて説き、たまたま新刊案内で知った本で、読みました(笑)。
そして、「責任ラバウルの将軍 今村均」を読んだ後で読んだので、日本社会の価値観の変容にビックリ!
低成長社会における家庭・男女関係の一つの現象。
リスクをとらない、打算、変化を好まない・・・
まぁ、著者のそれなりの人的ネットワークで知り得た情報をそれとなく書き続けた本でした。
まぁ、日本は平和で緊張感のない社会であることを一面切り取った本であるのかもしれません(笑)。 -
人間関係はあえて
名前をつけない(型にはめない)ように
気をつけている。
関係の醍醐味である
「流動」が固定される気がするのと
ダイナミズムが失われるように思うから
「恋人以上不倫未満=セカンドパートナー」
新しいカタチの男女関係なんだろうなあ
って思う。
新聞だかネットだかでも
取り上げられていたから
今の時代一般化した捉え方なのだろうと思う
でも何かピンとこなかった。
あまり魅力的にも
これから注目すべきカタチにも
思えない
例えば
谷崎の『蓼食う虫』とか
三島由紀夫の
『美徳のよろめき』とか
映画にもTVドラマにもなった
『失楽園』とか
何年か前に流行った
TVドラマ『昼顔』とか
(まあ全部不倫だけど)
そんなインパクトは感じない
「セフレ」という言葉も強烈だし
何人もの男を使い分ける
大場真代の「モンスターウーマン」
の出現とかも面白い感じだった
(まあスキャンダルという意味でも)
でも「セカパ」には感じない。
やっぱりセックスをしないからだろうか?
カルチャーセンターの異性の
お仲間さんと仲良くやってる
ぐらいにしか思えない
「セカンドパートナー」か。
高齢になって性欲がなくなった
男女の話なのかな。
高齢化時代にはそういうのも
当然多くなるだろうけど…
いまの僕には
あまり興味深いものでもなかった