新書601 夢の叶え方を知っていますか? (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022737014

作品紹介・あらすじ

【社会科学/社会】あなたの夢は、見たい夢か、見せたい夢か? 人に認められたい、人に褒められたい、人に勝ちたい、というものは夢ではない。総発行部数1400万部、総収入15億円で夢の庭園鉄道生活を送る著者による、願いを現実にするための方法論。

感想・レビュー・書評

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  • 夢とは何か?
    何かを作り上げること。
    森氏の場合は工作だった。

    夢は昼寝とかグダグダする暮らしの実現とは異なる。
    何かを作り続ける。
    日々夢の実現に何かアクションを起こす。

    夢は他人に見せびらかしたり人を巻き込むことではない。
    自己満足こそ目指すべきこと。

    夢に向かっていれば日々の労働も夢の実現のための資金作りと考えられる。

    そんな感じ。

    自分では夢を意識したことがあまり無かったけど、
    何かになりたい、実現したい、○○を入手して◎◎をしたい、ということ位しか考えてこなかった。
    世間一般の人たちもそんな感じで、著者がこの本を書くにあたって編集部で取ったアンケートでも、金持ちになりたいけどやっていることは宝くじを買うこと等という例が出ていた。
    夢、または人生の過ごし方を考えるにあたっての良書だと感じた。

  • ここ最近連続して読んでいる森先生のエッセイ集。タイトルがいかにも自己啓発っぽくて少し借りるのが恥ずかしいのだが、読後御多分に漏れずちゃんと影響を受けているからしっかり恥ずかしい。でも正直もっと早く知りたかった、今からでも実践出来ることをしたい。以下メモした箇所。→「夢」というのは、自分の自由の追求である。しかし、それははたして、自分が「見たい夢」なのか、それとも人に「見せたい夢」なのか、一度じっくりと考えてみることをおすすめする。→自分の自由とは、自分が自分の行為に満足することなのである。他者によって満足するという点が既にずれている。→今日、あなたは夢のために、何をしたか?明日は何をするのか?いつもそれを自分に問うことが、少なくとも僕が言える一番の「夢実現の方法論」である。→目標は低く。大事なことは、必ず実現できる範囲で、しかも安全率を見積もって予定を組むことである。最初はハードルを下げておくことをおすすめする。絶対に守れる約束を自分に課す。それが第一である。とにかくやり始める。示唆に富むーーー!!オススメーーー!!!

  • 作者の小説はあまり読んだことがないが、エッセイがとても好きで「勉強の価値」「やりがいのある仕事という幻想」は何度も読んだ。本書も「夢」についてさまざまな切り口で語られており、自分の内面にあるものを掘り起こすきっかけを与えてくれる。何か行き詰まった時には手元に置いて読み返したい本だ。

  • 人の夢はそれぞれであり、作者に否定されたくない。
    作者は、成功者であるから言える事であって、全ての人にあてはまらない。
    すべてがお金であるとは言わないが、お金がないと叶えられない夢がたくさんある。
    小説家として成功してお金持ちになった作者から言われても心が響かなかった。

  • 森博嗣さんがますます好きになる。「子供のときの夢を一つずつ実現していくのが人生だ」名言!森さんの夢はもちろん自作の飛行機を飛ばしたり機関車を走らせたりすること。可愛いなぁ(笑)夢と趣味の違いがよくわからない。

  • なんでこの人はこんなに悲観的かつ退廃的なのか、と面白くさえなってきた。
    結論はフレーズにも取り上げているが、他者に依らず、探求を重ねられ、自己完結するものが夢なのだ。そのためには、いまこの瞬間から、グダグダ言っていないで始めなさい、ということだ。
    これには多くの反対意見があるだろうと思うけれど、私は納得したので評価は3にした。なんとも研究者らしい考え方だし、ずっと追いかけられる夢ってそういうものだよなと思うし、楽しそうにしている人の夢の半分はそういう夢だと思う。
    一番面白かったのは、寄せられた夢の数々をバッサバッサと切り捨てていく第2章。不快に思う人もいると思うけれど、爽快だった。

  • 私自身他者評価依存になっていて、色んなことを言い当てられた気持ち。
    読んでよかった。

  • 914-M
    閲覧新書

  • 夢とはなんだろう?夢を持てとよく言われるし、あなたの夢は何?とも聞かれたりする。夢を実現するということとは、どういう状態なのか?という問いがあり、著者なりの答えを導いている。
    私たちは、この世に生を受け、いずれは死を迎える。その間どう過ごすのかを常に問い続けられている。誰もが幸せに楽しく過ごすことができればいいなぁと思うが、そのためにどんな行動をするのかが重要なポイントだ。
    この行動の先にあるのが夢だったりするのかもしれない。
    それぞれの夢をあらためて具体的に考えて、夢に近づく一歩を踏み出す行動を応援している書籍。

  • この「夢」は職業的なものではなくて、趣味的な「夢」を指しています。
    今持っている夢は本当に自分がやりたいものなのか、人のコピーや人に影響されたものになっていないか、しっかり確認することが大切。
    そして毎日少しずつでも前進すること。
    夢を叶えるための心構えがたくさん詰まっている作品です。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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