- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022734334
作品紹介・あらすじ
家計の見直しが専門のファイナンシャルプランナーが、家計がプラスになる物件選びの裏技を伝授する。「家の価値」を見抜く方程式とは?もう、不動産のちらしにはだまされない。
感想・レビュー・書評
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一言で言えば、イマイチ。いや、イマサンぐらいかな。
『一生賃貸!』の書評でも書いてるけど、自分としては仕事柄、マンションであれ戸建てであれ、家を買おうと思ったことは無い。そんな自分に「やっぱり家を買った方が好いのかなぁ??」と、気持ちをグラつかせるぐらいの「強い言葉」を投げかけてくれることをタイトルから期待していたので、完全に期待外れ。
今年(2012年)の出版だけど、今の時点で買ったマンションに40年後も資産価値が幾許かは残っているはずだとか、不動産価格が上昇していけば実質的な負担は減るとか、3,000万円の物件であっても少し待てば2,500万円になって安く買えるかもしれないとか、高い物件でも値引き交渉に応じてくれる場合があるからまずは値切れとか、とにかく希望的観測に基づく平和な話が多過ぎて、しかも、そんな仮定した条件をいくらかなりとも立証するなり正統化するなりの論拠がほとんど示されていない。
購入後に転勤や転職した場合の対処法なんかも、あっさりと「貸せばいい」で済ませてるし、そのためには「貸せるような物件を探そう」でおしまい。借り手がいない場合はどうする?本当に貸しておけば何とかなるの?借り手がいなくても、何とか凌げるワザはないの?
そういう疑問に答えて、買おうとしている人の不安感を払拭するのが、こういう本の存在意義だと思うんだが。自分が住まなくなったら貸さなきゃな、ぐらいのアイデアは、わざわざファイナンシャルプランナーに聞かなくても分かるわい。
この状態で、「買った方が得だから検討してみては?」と言われても、首は縦にはふれんなー。
ただ唯一、買う場合と賃貸の場合とどちらが適しているかといういくつかのモデルケースに対して、「このケースの場合は賃貸が好い」ときちっと断言しているところは好感が持てました。昔、とあるマンガを描いてた作家みたいに持論を何としても曲げまいとする論客の場合、何がなんでも自分が信じる「こっち」の方が唯一の正解であり正論だよ、ということになってしまうので、「この場合は自分が勧める方向に合わない」ということをしっかり言えるのは素晴らしいと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お金
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・土地の積算価格は4つの方法で出せる
時価
公示価格
路線価
固定資産税評価額
価格の差の目安はそれぞれ、100-110,100,80,70%
建物の積算価格は、
標準工事費×建物面積×(耐用年数-築年数)÷耐用年数
木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造
の、標準工事費・耐用年数は、
15.8,19.4,18.2,19.7万
22,34,47,47年
・在庫がダブついてる時の、売れ残りが安く買える
・ハザードマップを考える
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買ったほうがトク! とは残念ながら思わなかった。
だって、不動産マーケットは、圧倒的に買い手に情報が少なく、その情報の非対称性を覆すには、並大抵のことでは済まないということを、改めて感じたから。
とはいえ、住宅ローンに「元利均等返済」と、「元金均等返済」の二種類があり、何も言われなければ前者になってしまうこととか、フラット35も、融資事務手数料がかかったり、団信保険は別建てだったりとお金がかかることもあることなど、勉強になった。 -
レビュー省略
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最近マンション群が目に入る。
建設しているということは確実に新築物件。
今、何十年振りかの株高なので、バブルなのだろうか?
不動産について知識が無いので、買う理由を知りたく軽く読める本。
これから金利が上昇するような気がすので、買いなのだろうか… -
マンションは借りてもいいですよ。
でも、時と場所によっては買ったほうがトクなのも間違いない。その見極めがとても難しいんだけど。 -
買うための評価方法。マイホームを買うことを推奨しているわけでない
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家を買う前には読みたいですね。