- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022649126
作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学小説】「どこかでお会いしましたっけ?」少女の目は、左右で色がちがっている。「もうわすれたの? きみが私を殺したんじゃないか」(表題作から)。SF・ファンタジー・ミステリ……夢の異空間へと誘う、バラエティーに富んだ異色 ひとり アンソロジー。
感想・レビュー・書評
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百瀬〜を読んだ際に、土瓶さんにコチラおすすめしていただきました^^ありがとうございます!
複数の本屋さん探してもなくて、遂にAmazonポチをしてしまったーw
乙一さん
中田永一さん
山白朝子さん
越前魔太郎さん
全員同一人物で書いてるとかすごすぎます。
越前魔太郎さんの最後の話は途中からわからなくなりました^^;
他とても面白く表現できない空気!?読みながら流れていく空気感が独特。
特に、万年筆と山羊座が好み。
トランシーバー読んでる最中は面白く、読後はずっと恐い!!!!!これはこえーーΣ('◉⌓◉’)
家で1人の時、思い出すと怖くなりそうー、、、
全然関係ないけど勝手にテレビついたらどうしようとか怖い怖い(((o(*゚▽゚*)o)))
ホラー系読んだの初めてかもで、これはホラーなのか!?こわいーーー!
よく見ると、表紙もこわい!左上の黒い服の人とか。
あとですね、、本名ご本人で「安達寛高さん」の解説と紹介されていたけど、最後の話の後に解説ページないけど!?え??この本印刷、刷り間違え?ショックーとか思ってたら(そんなわけないだろw)全然違った、それぞれの章の最初のページにしっかり解説されていた!素晴らしい構成♪♪ -
面白かったです、乙一さんのアンソロジー。
七つの短編はどれも良かったです。
ミステリーホラーファンタジーという感じで、なるほど幻夢コレクションですもんね。
どのお話も哀愁が漂う様な切なさがあり、それでいて登場人物たちは実に淡々としている、でもポッと灯るような情熱があります。
なんていうか、不思議な空気感ですよね、乙一さんという方の書くストーリーは。
解説にありましたが、乙一さんは「映画シナリオの書き方」を参考にしながら構成を考えて、思想は削ぎ落とされる、と。
とても興味深かったのですが、私には理解するのは難しく… イメージ出来ず…
実際に起きた事件事故・災害や出来事などをベースにされていたりして、読んだ後にそちらにも興味が広がったりと、とても楽しみました。
乙一アンソロジー、次の一冊も読みたいです。
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なおなおさん。電子書籍調べてみました。
乙一さん。「失はれる物語」のみでした。持ってます。残念。なおなおさん。電子書籍調べてみました。
乙一さん。「失はれる物語」のみでした。持ってます。残念。2023/01/24 -
図書館って、地域によって随分様子が違うのね
ブクログやってなかったら、知らない事実だわ
「押し入れのチヨ」読んでみたいと思ってたの!
おび...図書館って、地域によって随分様子が違うのね
ブクログやってなかったら、知らない事実だわ
「押し入れのチヨ」読んでみたいと思ってたの!
おびのりさんにもオススメされたんだよー(◠‿・)—☆2023/01/24 -
ほん3さん、こんにちは♪
乙一さん、いいですね、本当に不思議な空気感です。
なかなか出そうとして出せるものじゃない気がして、すごいなぁ〜 っ...ほん3さん、こんにちは♪
乙一さん、いいですね、本当に不思議な空気感です。
なかなか出そうとして出せるものじゃない気がして、すごいなぁ〜 って。2023/01/25
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“幻夢”全7編の4人のアンソロジー。又は、乙一さんのオムニバス。あるいは、コレクション。
乙一さんは、感性派というかストーリーセンスが秀逸な作家さんと思っていました。ごめんなさい。もちろんそれもそうなのですが、策略家ですし謀略家ですよ。複数のペンネームを持つ方は多いと思いますが、一冊にコレクションできる作品力。解説までご本人が登場する大胆さ。
「メアリー・スーを殺して」(中田)は、現実生活への幻夢の投影、リアルの重視が殺害方法。「愛すべき猿の日記」(乙一)は、持ち主の生活感に変化を生み出していく、一つのインク瓶の存在。この2作は、作者の創作活動の始点のように思えました。
「山羊座の友人」(乙一)は、乙一さんらしい作品で、ファンタジー部分をも現実的に思わせる切ないミステリー。良作です。
まさかの小学校学級会仕立て「宗像くんと万年筆事件」。宗像くんのキャラクターが好感度高し。
ホラー・青春・怪談にミステリー絡めて贅沢な一冊だと思います。-
おびさん。こんばんは~^^
当方も現在ぼちぼちとこれを読書中。
先を越されてしまった~。
読む時間な~い><
ちなみに、...おびさん。こんばんは~^^
当方も現在ぼちぼちとこれを読書中。
先を越されてしまった~。
読む時間な~い><
ちなみに、わたしは新刊本の不思議な表紙が気に入って購入(BOOKOFF)したのですが、文庫版も妙な感じがしていいですね。
左上の黒い物体は猫のようにも見えますが、よく見たら落ちていく女性なんですね。
新刊本では丸まった女性が窓を突き破って部屋の中に入っているところです。
やはり妙です。2022/06/14 -
土瓶さんこんばんは。
お疲れ様です。
ご紹介ありがとうございました。
とっても面白い。
しかもあまり読まれていなそうですよね。
もったいない...土瓶さんこんばんは。
お疲れ様です。
ご紹介ありがとうございました。
とっても面白い。
しかもあまり読まれていなそうですよね。
もったいない。
熱いレビューお待ちしてます。
2022/06/14
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山羊座の友人:贖罪の山羊。誰かを犠牲に自分が虐めの標的を逃れる卑怯な選択。切れ味が凄い作品。ミスリードあり。
宗像君と万年筆事件:貧乏でむさ苦しい宗像君は見事な推理で主人公を陥れた犯人を暴く。
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どの乙一も良い!
作家によって書き分けているものの、全てにちゃんと乙一が流れている。
7つの物語全て好きだった。
乙一さんは痛覚の表現をしないため、
残酷でグロい描写でも肉体的な痛みを連想させにくくし、読者に嫌な不快感を与えることが目的ではなくちゃんとストーリーに目を向けてほしいという意図を感じるところがとても好きだと改めて感じた。 -
アンソロジーとは言っても、執筆陣の中田永一、山白朝子、越前魔太郎はすべて乙一さんの別名義なので、乙一さんひとりのアンソロジーなのだけど。おまけに解説の安達寛高は乙一さんの本名らしいので、全部ご本人!
ちょっと不思議な話が多くて、どれも面白かった。特に前半4つが好み。
「愛すべき猿の日記」
すごいオチがあるわけではないのだけれど、あるきっかけでいろいろなことが変化していく様子が好き。読後もじわじわくる。
「山羊座の友人」
いじめの描写で嫌な気分になるけれど、不思議要素で力が抜けて和む。青春あり、ミステリーあり、100ページほどの作品と思えないくらいぎゅっと詰まっていて楽しめた。
「宗像くんと万年筆事件」
児童書っぽい雰囲気が漂っていて読みやすい。謎解きもあって飽きなかった。切ないけどいい終わり方。
「メアリー・スーを殺して」
タイトルから殺伐としたお話を想像していたら、全然そんなことなかった。メアリー・スー、初めて知った。殺す動機も、殺し方も、殺したあとのできごとも、全部よかった。うまく言えないけどすごく好き。 -
乙一さんと中田永一さんが気になっていたので手に取ったら、まさかの同一人物!!
なのにそうは感じさせず、飽きさせない短編集で満足でした。
山羊座の友人がいちばんよかった。 -
以前中田永一の「百瀬、こっちを向いて。」を読んだ時に、乙一と中田永一と山白朝子は同一人物である、ということを知ったのだけど、この小説は同一人物だけど違う作家によるアンソロジー本という初めて読むタイプの本でした。
上記の3人に加えて、越前魔太郎という作家まで!(ちなみに安達寛高というのは本名らしい)
乙一はホラー全般、中田永一は青春&恋愛(時々ミステリ要素あり)、山白朝子は怪談的和ホラー、そして越前魔太郎はそのどれにも当てはまらないけどデヴィッド・リンチの世界観的な奇妙な精神的ホラーというか…そんな印象を受けた。
どの作家もそれぞれにクオリティが高くて、7編収録されているのだけど飽きずにあっという間に読んだ。どの作家のどの作品がいちばん好きかと問われても答えるのは難しい。
作家別に好きなのを1編ずつ挙げるとしたら「山羊座の友人」(乙一)、「宗像くんと万年筆事件」(中田永一)、「ある印刷物の行方」(山白朝子)。越前魔太郎は1編のみの掲載なので除くとして。
切なくなったり、すっきりカタルシスを感じたり、ゾッとしたり、様々な感覚を味わえる。
表題の「メアリー・スーを殺して」も短編のタイトルの1つなのだけど(作者は中田永一)、メアリー・スーというのは、主に10代の若い人たちが2次創作をする際に、ヒロインを自分の理想を詰め込んだキャラクターに仕立て上げることを揶揄する言葉らしい。
由来はここでは割愛するけれど、それを知るとこのタイトルの意味がなるほどと腑に落ちる。
殺人や死がたくさん登場する短編集の中にあって、表題作はタイトルの不穏さとは真逆の爽やかなお話でした。
読み応えたっぷりでおすすめの作品です。 -
どの話も奇抜な設定でやはり面白かった。
表題にもある「メアリー・スー」が、二次創作や夢小説で作者の願望が不快なまでに投影されたハイスペック愛されキャラの総称であると知って、そんなものにも名前があったのかと驚いた。
特に好きだった話は、表題作「メアリー・スーを殺して」(中田永一著)と「エヴァ・マリー・クロス」(越前魔太郎著)。
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奇想ホラーの名手・乙一を筆頭に、
感涙ラブコメの中田永一、異色ホラーの山白朝子、
そして'10年以降沈黙を守っていた越前魔太郎、と鬼才4名が揃い踏み、幻夢の世界を展開する。
そしてその4名を知る安達寛高氏が、それぞれの作品を解説。 -
ミステリー要素、ホラー要素ありのいろいろな短編集
どれも外れなく楽しめた
自分はわけあってこの本、ブックオフ行きにしてしまいました。ちょっと後悔してま...
自分はわけあってこの本、ブックオフ行きにしてしまいました。ちょっと後悔してます。
最後のは「エヴァ・マリー・クロス」でしょうか。
意味が分からないならばそのままでいいかと。
実は今、これの第二弾である一人アンソロジーの「沈みかけの船より、愛をこめて」を読んでいるところです。
読むペースが遅いのでなかなかレビューを書けないですが、そのうちにご報告します。
最後のそうです!エヴァマリークロスです。
ある印刷物の行方もゾクゾクしました。朝子さん。
第二作目もあるんですねー♪
レビュ...
最後のそうです!エヴァマリークロスです。
ある印刷物の行方もゾクゾクしました。朝子さん。
第二作目もあるんですねー♪
レビュー楽しみにお待ちしております☆
いつも楽しく拝見させて頂いてますー(╹◡╹)