本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022648525
作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学評論随筆その他】人はどうやって、最愛の人を失った事実を受け入れていくのだろう。自由の寂しさに戸惑い、母を思い涙を流す日も。7年の介護生活を書いた前2冊から選んだエッセイに、母を見送ったのちの日々を書く32編を新たに加えた介護、見送りエッセイの決定版。
感想・レビュー・書評
-
お母さんの介護日誌。でもお母さんのことを愛おしむ姿が微笑ましくて。
お母さんもなかなか可愛い感じの方だなぁと思っていたけど実際介護の身になったら時間にも追われそうでなかなかつらいだろうな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んだのは二度目だと思う。たぶん。
有名人、著名人、文化人の手による肉親の介護&看取りの実録本の類いは少なくなく、いずれも「表現のプロ」の手に掛かればどれもそれぞれ興味深く読むことが出来る。しかしこの著者の書には、やはり彼女ならではの個性というか、感性が滲み出ているように思えた。独特の詩情、とでもいうのだろうか。
考えてみれば、今の僕より若い当時から、今の僕の母より若い母親を自宅で、しかも仕事を続けながら介護し、看取ったという、大変な体験談。同じ環境で在宅の看護に携わる全ての「同志」たちへの強力なエールとなり、バイブルとなったであろうこと、想像に難くない。
肉親を在宅で介護する人にとっては、年齢性別問わず必読の一冊だと思う。
全2件中 1 - 2件を表示