- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022645883
感想・レビュー・書評
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佐野洋子さん、絵本と打って変わってガサツなイメージに変わった。でも自分に正直で素直な人なんだと思う。幼少期は貧しい時代で苦労したんだろうな。料理してる場面が多い。淡々と他愛もない日々の日記を描いてるんだけど、泣けたのが、お母様との会話の部分。佐野洋子さん自身が癌で亡くなってることがわかってるので「天国はどこにあるんだろうね」「すぐ近くにあるんじゃない?」という突如として出てくる会話に、カフェで読んでた私は泣いた。思い出しても泣けた。死について考えた。私も母が死んだら、同じところに行くんだからと死ぬのが怖く無くなるだろうか。人間ってそうやって生きて順番に死んでいくんだな、と考えた。佐野洋子さんの他のエッセイも読んでみたいと思った。なんだかわからないけど、ありがとうと言いたい気分になった。
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「いつまでも前向きで」
「いつも異性にときめいているべき」
現実を修飾ばかりしてあらゆることから逃げようとするくだらない世の中に対し、佐野さんは真っ向から向き合って行く。生きるとはこういうことだと気づく。こんな風に強くありたい。 -
元気のない人、お読みください!
「100万回生きたねこ」の著者の老境のエッセイ。年齢とか性を超えた「人間らしい(まったく格好をつけない)」名言の数々に脱帽。久々に「本棚に入れなきゃ!」と思った一冊です。
因みに・・・その1.この本はワタクシではなく、本なんて自分じゃ買わないウチのハハウエが友人にもらったので読んでいるのを、何気なく手にとった・・・といういい加減な出会いです(~_~;)
因みに・・・その2.佐野洋子さん、がんだったのを抗がん剤うたずに亡くなったんですね。。。なんだか生き方に共感してしまいました・・・ -
何回読んだかわからないほど好き。
笑って、元気になれて、考えさせられる。
身内にいたら笑えない御方。 -
一昔前の思考で、少し右派で、辛辣大胆、ヤケクソ感があるので好みが別れるかもしれないが、
私は佐野洋子さんが好きだ。
結局はすごく情深く、熱い心意気が感じられる。
物事や出来事をこんな風に素直に受け止め、感じるままに生活したらどんなふうだろうと。
自分には無い視点に気づかされる。 -
無感想