地質学者ナウマン伝 フォッサマグナに挑んだお雇い外国人 (朝日選書)
- 朝日新聞出版 (2019年10月10日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022630902
作品紹介・あらすじ
【歴史地理/伝記】明治8年、弱冠20歳で来日。東大地質学初代教授となり、列島の大断層を見いだしたが輝かしい業績よりも今はゾウ化石の名の由来として、母国ドイツで森 外に「へこまされた」人物としてのみ知られる。消された波瀾万丈の日々を描き出す。
感想・レビュー・書評
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ナウマン博士と聞いて、「あ、ひょっとしてナウマンゾウの化石見つけた人だっけ?」という反応くらいしか得られないとしたら、大変残念。かれは明治のいわゆるお雇い外国人地質学者として精力的に日本中を調査し、フォッサマグナ(糸魚川静岡構造線)指摘をはじめ日本の地質学の根幹を築き上げた功労者なんです。この本は膨大な文献から研究者・教授としての活動だけでなく博士の私生活にまで言及し、人物伝として極めて優れたものです。
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