禅の教えに学ぶ 捨てる習慣と軽やかな人生 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022618405

作品紹介・あらすじ

物があふれ、情報が氾濫し、価値観が多様化している今こそ、禅の「捨てる」思想に生きるヒントがある。周囲に流されず、自分に本当に必要なものは何かを見極めれば、人生はぐんと豊かになる。毎日をシンプルに美しく過ごすコツを難しい解説なしでていねいに綴る。

感想・レビュー・書評

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  • 禅の心得を分かりやすく知ることができる入門書。誕生は神道、死は仏教というハイブリッドな宗教を持つ日本人、そして自己のアイデンティティを探る長い旅が始まりそう。次は梅原猛先生だ!

  • 「夜は心配しない」で著者が睡眠効率99%だった。

  • ・私たちに与えられた時間は、短いのかもしれませんけど、それを最も有効に使うために、所有するモノも意識するコトも必要最小限に絞り込みましょう。

     枡野 俊明さんの著書を読むのは『手放すほど、豊かになる』’17/12『おだやかに、シンプルに生きる』『人生をシンプルにする 禅の言葉』’18/11/『美しい「所作」が教えてくれる幸せの基本 』’18/12に続いて5冊目。

     どれも根底に流れる思想は同じなのですけれども、同じ本を何度も読むという方法ではなく、同じ著者の本を複数読むという方法を積み重ねることによって、頭で理解するという段階から、心に染みる段階へ少しだけ近づけるような気がします。

     私なりに、枡野 俊明さんが、仰っていることを一言でまとめると「私たち一人ひとりに与えられた時間は、短いのかもしれませんけど、それを最も有効に使うためには、なによりも丁寧に生きるということ、そして、丁寧に生きるために、所有するモノも意識するコトも必要最小限に絞り込むということなのです。

     世間では、一代で会社の時価総額を世界一にした経営者のことが話題になったりしますが、大きな成功を収める人がいる一方で、着るものも、寝る場所も、食べるものすら得られない人もいるわけです。私たちは、自分のために、また、他者のために、どうしたらいいのか、考えたいと思います。

  • 部屋を片付けるのに参考になるかなー?と思って買ったものの、何度も読了を逃してきた本(笑)
    ようやく読み終わりました。
    禅の考えかたを易しく解説しながら、捨てることが何故よいのか?がわかる内容。
    捨てることだけでなく、無駄な時間や無駄なものを減らす考え方もあった。
    玄関は関所なので、ピリッと気持ちを切り替える場所。だから、ごちゃごちゃさせてはいけないのだとわかった。

    人間の執着は際限なく、また楽を求める気持ちも山から流れる小川のよう。
    孤独は美しい。
    読みやすくて、美しい禅の世界を垣間見れたと思う。

    2018/03/06読了

  • 22〜

    ★本のタイトルと第一章が異なると、
    違和感→読むの止めちゃう

  • 自分の生活の中でいかに多くのものから距離をおけるかがポイント。まずは靴を揃えることや腹八分目を心がけて過ごそう

  • 平成28年3冊目。

  • 部屋が汚い、断捨離しなきゃ、そんなことを思っていたら、ふと目に付いた一冊。

    あれも欲しい、これも欲しい。むしろ無いと他社より劣っているのでは。。
    こんな気持ちが常にある私だが、

    この本を読んで、目の前のことをしっかりやればいいんだ。丁寧に生きよう。
    そんな風に思わせてくれた。

    まずは部屋を掃除して、不要なものは捨てよう。
    携帯ゲームは少しだけ笑。
    今度この方が手掛けた庭園を観に行こう。

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著者プロフィール

枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。近年は講演活動や執筆も積極的に行い、ベストセラー・ロングセラー多数。

「2023年 『仏にゃんのふわもこやさしい仏教の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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