国際シンポジウム 小津安二郎 生誕100年「OZU 2003 」の記録 (朝日選書)
- 朝日新聞社 (2004年6月11日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022598530
作品紹介・あらすじ
小津安二郎生誕100年を記念して開かれた国際シンポジウム「OZU 2003」。海外からはペドロ・コスタ、ホウ・シャオシェン、アッバス・キアロスタミ、マノエル・デ・オリヴェイラの4人の世界的監督と5人の映画評論家が、国内からは青山真治、黒沢清、是枝裕和、崔洋一、沢井信一郎ら気鋭の監督が、さらに小津作品を彩った淡島千景、井上雪子、岡田茉莉子、香川京子らスターが一堂に会した。コーディネーターは、蓮実重彦、山根貞男と、小津安二郎と個人的にも縁の深かった吉田喜重。スターが明かす撮影現場でのエピソードも交え、懐古ではなく、小津安二郎と映画の現在で出会うために、2日間にわたって繰り広げられた熱い討論の全記録。
感想・レビュー・書評
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小津安二郎の生誕100年を記念して、編集の3人が企画した国際シンポジウムの記録。出席者の顔ぶれの豪華さ、100年というタイミングの良さで読ませる。おおぜいの参加者によるシンポジウムの記録なので、突っ込みの浅さはいかんともしがたいが、小津安二郎ファンであれば、必読の一冊。汲めども汲めども尽きぬ、小津映画の魅力と不可思議さをあらためて考えせられる本であった。
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