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- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022575593
感想・レビュー・書評
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後半、森茉莉と太宰治と深沢七郎と正岡子規の妹、正岡律と河合隼雄を取り上げていて、その言葉が腑に落ちることばかり。
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ありゃ。
佐野さんはてっきり猫好きかと思っていたのに。
実は別に猫好きではないらしい。
しかし、猫との関わりは深く、家にずっと猫がいるというから…不思議。
佐野さんの作品には、猫が関わるものが多いように思うのですが…。
実は、別に好きではないからこそ、客観的に猫を見ることができるのかもしれない。
だからこそ、あのような作品が出来上がるのかもしれない。 -
還暦をすぎてから書かれたものなので、老いや病についても触れています。佐野洋子は元気に弱気な発言ができる人で、読んでいると「よし、じゃあわたしも言うけど、あたしもあれニガテ、こんなのダイキライ、あのどうしようもなさがたまらなく好き」などと言いたくなってきます。きっと一緒にいたら気持ちよく愚痴が言えるだろうなぁ。
いつも開けっ放しだという佐野洋子は、ずるくて恥ずかしい思い出話をすればするほど好感度が上がります。今も昔も1ミリも佐野洋子からズレがない。これは才能だと思います。
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