NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計まで デジタルデータが資産になる未来

著者 :
制作 : 増田 雅史 
  • 朝日新聞出版
3.33
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本棚登録 : 1388
感想 : 108
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022517975

作品紹介・あらすじ

ツイート、VRアート、ゲーム内コンテンツなど、
なぜ、デジタルデータが資産となり、取り引きされるようになったのか?

アート、国内外ゲーム、メタバース、スポーツ、トレーディングカード、ファッション、音楽、テクノロジー、法律、会計。NFT(Non-Fungible Token=ノン・ファンジブル・トークン)の各ジャンルで活躍する28人の執筆者が最前線を解説。NFTに興味をもつすべての方を対象とし、ビジネスや技術といった社会実態から法律・会計・税務上の取扱いなどの制度面に至るまでを幅広くカバーした総合的なテキストブック!

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    2021年3月22日、Twitterの創業者であるジャック・ドーシーの初ツイートがNFT化され、約3億1600万円で落札された。私はこのニュースをきっかけにNFTの存在を知ったのだが、以降「デジタルデータに手を加えてオリジナルを作り、お金を稼ぐ」ことがNFTの意義と目的だと思っていたフシがある。

    本書は、そうしたNFTビジネスの事例を幅広く紹介する一冊である。メタバース内でのアイテム、アートコレクション以外にも、音楽、ファッション、スポーツといった分野がどのようにNFTを活用してビジネスモデルを構築しているかを解説し、加えて法律や会計といった制度上での取り扱いも詳細に論じている。

    NFTの使われ方としては、「プレミア感を前面に押し出してのコレクション」をイメージするかもしれない。もちろんそれも間違いではないが、NFTは売買の対象に留まらない。所有者同士でのコミュニティの形成といった可能性も秘めている。

    わかりやすいのがBored Ape Yacht Club(BAYC)の事例だ。
    BAYCは2021年4月30日に発足したNFTクラブである。1万体の猿のアバターが発行され、初期はイーサリアム換算で200ドルの価格で販売された。2021年8月現在では最低価格が15ETH(日本円で1体500万円)と驚異の高騰を見せている。

    BAYCが他のブランドと一線を画しているのは次のような特徴があるからだ。
    ・発行したNFT所有者のみが入れる会員サイトが存在
    ・所有しているアートの商権は所有者が保有
    ・販売前にロードマップを提示

    そしてこの結果、
    ・同一の種族のアバターを所有することでの組織としての帰属意識が生まれた
    ・共通のゴールを提示することで組織が統一された
    ・商権を所有者に渡すことで従来の中央集権的なIP(知的財産)の組み立て方ではなく、コミュニティ主導のIPの盛り上げ方となった

    この「帰属意識によるコミュニティの発生」と「コミュニティ主導でIPの価値を生み出し続けていく」という現象が、まさにNFTの特徴だ。現実世界でも同じ製品を持っている仲間たちがコミュニティを形成することはよくあるが、あくまでも一企業が販売している製品の使用者というくくりであり、企業との関わりかたは受動的なものに留まる。
    一方、NFTを介すれば、自分が持っているアイテムの価値をユーザー同士で底上げしていくことができる。また、そのアイテムが建物であれば内装のデザイン制作を請け負ったり、衣装であれば付随するアクセサリを作ったりするなど、自分でビジネスを始めてお金を稼ぐこともできる。より主体的な方法でコンテンツと関わりながら、自らの可能性を広げるチャンスが生まれるのだ。

    そうした「お金稼ぎ」はNFTと切っても切り離せない。NFTは現在、仮想世界での生活や仕事、創作の方法を変えている。サンドボックスゲームにおけるアバターやゲームの製作者一人ひとりが、Play to Earnによって循環型のエコノミーを形成し、需要と供給を生み出し、自分の遊びの時間を自分の収入をもたらす活動に変えることができるようになった。
    それは多くのゲームの成り立ち、つまり「運営側から一方的に遊び方やアイテムが提供され、消費者はそれを購入するしかない」という現状に一石を投じるものだ。アバターや家、絵画、ゲームそのものまでもがユーザーによって作成される世界では、誰でもトップクリエイターに変身するチャンスをつかむことができる。
    そう考えると、NFTが単なる一ビジネスの延長線上にあるだけでなく、経済のありかたそのものを変える存在であることが見えてくるのではないだろうか。

    ――The Sandboxは、完全にユーザーが解放されたデジタル経済の実現を目指しています。単なるプラットフォームの提供者であり、クリエイターが制限なく活躍する世界を作る支援をすることに全力を注いでいます。
    ――自分のビジネスをメタバース上で始め、お金を稼いでいく。オリジナルでなくてもデジタルデータにお金を払う世代にとっては、気に入ったデジタルデータに希少性が加わること自体がまず付加価値となる。さらにNFTをもつことにより、同NFTコミュニティへ所属することもできる。こうした所属意識や「自慢する権利(bragging rights)」は人間の普遍的な本能ではないでしょうか。

    ……とポジティブな事例を並べてみたが、そうはいってもNFTはまだまだ発展途上である。今までの経済を刷新する「ニューエコノミー」と言えば聞こえがいいが、その内部で行われているのはあくまで従来通りの需要と供給が支配する物質経済である。「モノ」よりも「ステータス」に重きを置いているのが新しさ、と言えなくもないが、まだまだ未熟な要素が多いことは否めない。非代替性であるとはいえ、ネットワーク上にしか存在せず、実際に姿形がないものに対して所有欲が満たせるか、NFTの希少性や保有価値を世の中に示すことができるかなど、クリアすべき課題は依然として多い。現実世界の模倣を超えるようなシフトが必要なのは間違いないだろう。
    ――――――――――――――――――――――――――――
    【まとめ】
    1 NFTの現在の立ち位置
    NFTとはノンファンジブルトークンの略。意味は「代替不可能なトークン」、意訳すれば「世界に1つだけのデジタル資産」である。NFTにはブロックチェーンが使われているが、その中に固有のIDや情報を持たせることで唯一無二のデータだと証明することが可能となっている。

    日本では、2020年からNFTに対するビジネス界隈の関心が高まった。暗号資産の取引所だけでなく、ゲーム会社や出版社など、NFT化できる版権やコンテンツを保有するIP事業者がNFTビジネスに参入し始めたのである。日本はコンテンツ大国という地の利があるため、法的な整備を含め、NFTビジネスへの理解を加速する必要がある。
    NFTは誰でも発行できるがゆえに、第三者の画像をコピーして出品したり、怪しい儲け話に使われたりする事例が発生している。「いいものがちゃんと残っていく」という市場に収斂するためにも、利用者保護のための法規制や、利便性を向上させるためのUI/UXの洗練、取引所の開設が鍵を握る。


    2 NFT×アート
    希少性を価値の源泉とする「アート作品」はNFTと相性がいい。
    スイスに本社を置くSuum Cuique Labs社がプロデュースしたプロジェクト「Hashmasks」は、70名以上のクリエイターが8カ月もの期間を要して準備した1万6384体のマスクに個性を与えたアートである。2021年1月28日の販売と同時に即完売した。

    NFTアートの市場は盛り上がりを見せているが、現在の法ではデジタルデータ、すなわち「無体物」には所有権が適用されない。この問題を解決するために、アート作品にICタグ付きブロックチェーン証明書を発行するインフラサービス「Startrail」が注目を集めている。


    3 NFT×メタバース
    メタバースもNFTと相性がいい。メタバース内でのアイテムをNFT化することで、下記のようなメリットが得られるからだ。
    ①価値の希少性を担保できる
    ②アプリケーションを越えて所有し使用できる
    ③現実世界で実質的な価値を持てる

    特に②、つまり「ポータビリティ性」が破壊的概念である。今まではアプリケーション内で買ったデジタルアイテムはそのアプリケーションでしか利用できないことが大半だったが、ブロックチェーンには所有データが属しているため、どの世界にも自分が購入したデータを持っていけるようになった。

    ③の事例としては、メタバース内の土地や不動産、アバターなどがタグ付けされることによって二次売買が可能となったことが挙げられる。
    RTFKT(アーティファクト)というブランドはメタバース向けのアパレルブランドである。2021年に発売したバーチャルスニーカーコレクションは7分以内に完売し、約3.2億円相当を売り上げた。
    Bored Ape Yacht Club(BAYC)は2021年4月30日に発足したNFTクラブである。1万体の猿のアバターが発行され、初期はイーサリアム換算で200ドルの価格で販売された。2021年8月現在では最低価格が15ETH(日本円で1体500万円)と驚異の高騰を見せている。

    BAYCが他のブランドと一線を画しているのは次のような特徴があるからだ。
    ・発行したNFT所有者のみが入れる会員サイトが存在
    ・所有しているアートの商権は所有者が保有
    ・販売前にロードマップを提示

    そしてこの結果、
    ・同一の種族のアバターを所有することでの組織としての帰属意識が生まれた
    ・共通のゴールを提示することで組織が統一された
    ・商権を所有者に渡すことで従来の中央集権的なIP(知的財産)の組み立て方ではなく、コミュニティ主導のIPの盛り上げ方となった

    NFTを保有する人たちとコミュニティを形成し、コミュニティ主導になったことで、自身が持つNFTの価値を自分の貢献によって上げられる。これがコレクティブルNFTによって起きたパラダイムシフトである。

    このように新規IPが独自の発展を見せていくなか、既存のIPはなりをひそめている。いままで利用先を絞ることによって許諾料を取っていたビジネスが、「アプリケーションを超えた利用」というNFT独自の性質の前で通用しなくなったからだ。NFTを意識した権利の醸成や、独自のライセンス規格にシフトしていくための時間が必要である。


    4 NFTの技術的課題
    ・画像データの管理
    現在のNFTマーケットプレイスで取り扱われている多くのNFTは、画像データを取得するためのURLをブロックチェーン上で管理しているが、画像データそのものは管理していない。画像データはAWSなどのサードパーティのストレージサービスで管理されている。ブロックチェーン上に画像データ等の大きなサイズのデータを保存する際には、トランザクションの手数料(ガス代)がかかるため、NFTの管理コストがとても高くなってしまうからだ。
    すると、サードパーティのストレージサービスが何らかの影響によって利用できなくなったとき、その画像も利用できなくなるといった問題が発生する。

    ・トランザクションのスケーリング
    イーサリアム上で取引が増えるにつれ、トランザクション手数料が徐々に高騰していって、すべての取引に対して影響を及ぼすことになる。

    ・NFTマーケットプレイス間の互換性
    NFTを発行する際の規格が異なっていたり、売買手数料の比率がマーケットプレイス間で異なっているため、あるNFTが他のNFTマーケットプレイスで使用できなかったり、クリエイターであるNFT発行者に還元される利益率に差が出てきたりする。


    5 NFTの未来
    NFTの有効性を考えるには、相応の想像力が必要である。作品の命名権、土地の所有権、アバターの着せ替えなど、デジタルネイティブなユーザーに対して、どのようや特典や体験が価値となるのか、アナログな常識を取っ払って考えてみる必要がある。

    私達がデータを使ってゲームやアイテムを作ったり、取引したり、コミュニティを作ったりすることは「権利」である。データが莫大な価値を産むようになった今、デジタルデータに関する権利は、現実の世界と同じように「人権」でなければならない。ところが、現実のデジタル空間では、そうした権利はGoogleやFacebookなどの大手IT会社の利用規約によってコントロールされている。ユーザーは巨大プラットフォームが決めた条件の中で生きていて、みんながそれに翻弄されている。その壁を壊し、デジタル空間を劇的に民主化するのが、ブロックチェーン及びNFTなのだ。

  • まるでSF小説や近未来ラノベを読んでいるかのように面白かったです。

    とは言え、第2章「NFTの法律と会計」は、半分以上理解できませんでした笑
    法律はともかく、会計とか未知です。
    ようするに、NFTはまた法整備できていないという事らしいです。

    NFTとは「Non-Fungible Token」非代替性トークン。
    暗号資産との関連付けで、唯一無二であるという印をつけられた資産。
    今はアートやゲームの世界で話題となっています。

    FacebookがMetaに社名変更したのをきっかけに興味を持ちました。
    「メタバース」は、Meta(超越した)+universeを略した造語らしいです。
    Metaは半導体企業NVIDIAと共にメタバースの世界を作り上げるそう。
    マトリックスや、レディ・プレイヤー1のような世界は実現するのかな。
    ワクワクしますね!^_^

    メタバースを調べていると、自ずとNFTとブロックチェーンが関連してきます。

    代表的なブロックチェーンゲーム「sandbox」内の土地をNFT化したものをイーサリアムで購入し、そこに家やテーマパークを作る。
    まさにゲームです。
    そのようなゲームは昔からありますが、肝心なのは、NFT化すれば唯一無二であること。
    転売した記録も全てブロックチェーン上に残り、オリジナルに対してロイヤリティが入ります。
    私は毎日ゲームをしていますが、課金して手に入れたレアアイテムをレンタルや転売できたら最高じゃないですか。笑
    デジタルアート作品のデザイナーには、とても良い時代になりそうですね。

    この本は、各タイトルごとの専門家がNFTやブロックチェーンについて詳しく説明しています。
    YouTubeやネットやTwitterで調べながら読みましたが、世界観を知るにはとても良い本だったと思います。

    面白い世界になってゆく〜

  • 『NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計まで デジタルデータが資産になる未来』 - HONZ
    https://honz.jp/articles/-/50890

    「NFTの教科書」 本物を証明 経済に大きな可能性 朝日新聞書評から|好書好日
    https://book.asahi.com/article/14499756

    朝日新聞出版 最新刊行物:書籍:NFTの教科書
    https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=23201

  • 【インターネット以来の革命となるか】
    ブロックチェーン、暗号通貨、NFT、生成AIなど次から次へといろいろなものが現れてきます。
    さらに、加速しこれからもさまざまなものが生み出されていくのは明白ですが、どの分野も伸び代が十分にあります。

    NFTの場合、プラットフォームのような全体を見渡したものを創るのが苦手な日本人でもコンテンツは十分に持っています。ゲーム、アニメ、マンガすべてNFTと相性がいいです。すべて、NFTにしてしまっても十分に需要はあると考えます。

    また、生成AIそのものをつくることは苦手かもしれませんが、生成AIを利用してコンテンツをつくり出すことは得意です。
    生成AIを使えば簡単に大量にコンテンツをつくることができます。しかし、最終的にはAIを使おうが、自力で作成しようが作品の出来で価値は決まります。

    ゲーム、アニメ、マンガの世界では群を抜いて日本人がクオリティーの高い作品をつくることができます。

  • ブロックチェーンは、以前から注目はしていたが、2021年に入って急にNFT (Non-Fungible Token)への注目が上がっている。2018年にCryptoKittiesが一時流行したけれどもEthereumの処理能力の問題などもあって、下火になった印象もあったので少し驚いている。本書にもあるようにNBA Top Shotでトレーディングカードの素地や巨大なスポーツビジネス市場をベースとした米国で火が付いたのだろうか。2022年2月のSuperBowlではチケットがpolygon NFT化されているという。また、引退を表明したNFLのGOATの呼び声高いTom BradyがNFTのベンチャの創業者でもあるという。OpenSeaなどの市場が出てきたNFTアートがこの後に広がっていくのかどうかが試金石になっていくのだろう。

    本書ではブロックチェーンの技術的な部分はやや薄いが、ビジネスや法務・財務関連の情報はカバーできていると思う。複数の執筆陣による共著だが、将来像も固まりきっていない現時点ではこういう形がまだよいのかもしれない。あくまでトークンであり、デジタルアート自体がブロックチェーン化されているわけでもなく、バブルな気配もあるが、ビットコインなどの暗号資産も一定の価値をキープしていることからしばらくはホットな市場になるのではないだろうか。中央管理的なものではないクラウドゲームやメタバースが大きく流行すれば、そこでの活用でさらに華が咲くかもしれない。

    たくさんの本を比較したわけではないが、NFTを少し勉強したいと思う向きにはお薦めかもしれない。

  • NFTビジネスの事例紹介だけではなく、法律面、会計税制面まで解説されており、実務的な内容になっている。各分野の専門家の共著になっているので内容もしっかりしている。
    ただし、法律がまだ追いついてきていない状態なので、あまり断定的な回答が得られるわけではない。
    このようにNFTは大変可能性がありおもしろいと思うけれど、日本では例によって税制と法律に脚をひっぱられて、この世界でも苦労しそうな気がする。
    ブロックチェーンやNFTでの起業を考えている人はアメリカでやるのがいいんじゃないだろうか。リモートでなんでもできるようになったので、それも可能だろう。

  • 一言でいうと、未来への期待感は感じられたけど難しかった。前半はこんな世界が広がっていくのか〜キラキラ〜って感じで読めたんだけど、法律の話の部分などは流し読みしても内容がさっぱり頭に入ってこず。。。大事なところではあるんだろうけどね。色々な著書が執筆されている本なので、興味持てるところと持てないところの差が激しかったなぁ。

  • NFTに関する知識ゼロで読んだので、全ては理解できませんでしたが、NFTがどんな可能性をひめているのか、大枠をイメージできました。初心者は細かいところは流し読みしながら、ザーッと読み進めるといいと思います!

    個人的には、Play for watch(ゲームの実況配信やe-Sports等での賞金で一部の人が稼ぐ)の時代から、Play to earn(ゲームを使って普通の人が生活費などを稼ぐ)の時代に移りつつある、という部分が面白かったです。ついにバーチャルな世界でお金稼いで生活する時代が来るんですね…。

  • 1. NFTというワードすら知らなくて、疑問に持ちました。

    2.タイトル通り、まさに教科書的存在です。今現在、NFTというブームが第1ピークを迎えておりますが、単語すら知らない人が多いと思います。このような人たちにはお勧めの1冊です。
    NFTとはデジタルの世界であっても価値を示し、固有の資産として所有することができる仕組みのことを言います。いわゆる資産管理の仕組みのことです。
    ではなぜ、ここまでの熱狂を生んだのか?それは、デジタルの世界では複製が容易にできてしまったり、音楽業界の収入が激減してしまうといった問題を解決できるからです。しかし、様々なメリットがある中で、権利や税金などの問題が絡んできます。本書では、メリットデメリットを余すことなく教えてくれる存在となっております。

    3.自分の生活にはすぐに使うことはないだろうと思いました。私は絵画に興味もなければゲームもやりません。しかし、デジタル世界での資産管理という点はとても重要だと思っており、今後は使う機会があるとも思いました。デジタルの世界であっても「価値」という概念がアップデートされ、仕事として活躍できることで選択肢が生まれます。選択肢が増えることは豊かさにもつながってくると思っているので、今後も見逃せない業界ですし、もう少し学んでいきたいと思いました。

  • ある種封建的な社会である現在のWEBビジネスもとい社会が、個人自由主義的な社会に変わるというのがNFTのもつ大きな価値だと感じた。
    VRやメタバースなど、あたらしい時代がすぐ目の前にあるような気がしつつも、現実はまだまだ。大きく時代が変わって、生きやすくなる仕組みになるといいな。

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著者プロフィール

大学卒業後、商社を経て2007年株式会社リクルート入社。新規事業開発を経験後、2018年コインチェック株式会社入社。主に新規事業開発や暗号資産の上場関連業務、業界団体などとの渉外を担当する部門の責任者を務め国内暗号資産取扱数No.1を牽引。2020年5月より執行役員に就任。現在はNFTやIEOなど新規事業の開発や暗号資産の上場関連業務などを行う新規事業開発部門に加え、顧客対応部門を担当。2021年2月コインチェックテクノロジーズ株式会社の代表取締役に就任。日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)NFT部会長。

「2021年 『NFTの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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