- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022516695
作品紹介・あらすじ
広義の"旅"がテーマとなる、著者初のエッセイ集。
大阪やパリ、スリランカ旅の話から、学校に行く意味を考える「小学校」、2019年7月に亡くなったジャニー喜多川氏との邂逅を綴った「浄土」など、本書の“旅”は、何気ない日常生活から深い思索の底まで多彩。
「小説トリッパー」掲載の14編をまとめ、さらに単行本のための書き下ろしとして、連載と同形式のエッセイ1編とあとがき、および[intermission(小休止)]となる掌編小説3編を収載する。
感想・レビュー・書評
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私は偏見の強いタイプです。だから、作者がジャニーズ所属のタレントであると言うだけで、小説家としての力量は低いと決め付けています。それが、先日テレビで作者の話を聞いてみて、関心を持ちました。この作品は旅についてのエッセイと短編小説で構成されています。少し言葉を飾っている感じが鼻につくようにも思うんですが、嫌いではありません。一度、小説も読んでみたく思いました。
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「岡山」「浄土」がいいお話で何度も読んでしまう。
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旅に行きたくなった!!知識も増えた笑
あの頃か〜と共感できる内容もあって良かった -
書く方の加藤さん。
でもそれも加藤さんの一部。
歌って踊る方の加藤さんも。
すべてが加藤シゲアキさん。
文字としてアウトプットした加藤シゲアキさんが、加藤シゲアキさんのどこまでを映し出しているのかはわからないけど、人間加藤シゲアキが見えてくる。
まあ、エッセイ中心だから言うまでもないことなのかもしれないけど。
35歳までにできるだけ旅をか。
そんな余裕なかったよ。
やっと少し動き始めたぐらいだったな。 -
短編なのでとても読みやすい。
UR not alone は個人的に好きな曲なので「時空」は何度も読んでしまった。"過去の自分"は現在の自分の味方もしてくれるし、現在の自分の敵にもなってくれる。いつも周りと比べていた。そんな自分に過去の自分の姿を意識させてくれた。
もちろん他の作品も素晴らしかったが、「時空」は特に印象に残った。 -
読むと、大好きな加藤シゲアキの魅力がもっと増す。
シゲの本はすべて読んできたけれど、エッセイということもあって、彼の素直な言葉が、思考が、どの本よりも直接ぐっと伝わってくる。旅をする前に念入りに予習をし、旅先では五感と思考を使って全身でその土地を受け止める、自分も20代のうちにたくさんしておきたいと思う。
世界の旅はもちろん、私は特に岡山編で語られる家族のエピソードと、小学校編の「学校は学び方を学ぶところ」という彼の考え方が好き。 -
2020.3.20
面白い。エッセイなのに最後「マジかよ。流石かよ」と呟いていた。言葉が上手。体験が豊富。思ったこと考えたことが、言葉でちゃんと表現されてる。私は、アーティストとしての彼はあまりしらないけど、小説家としての彼は、本当に好きだ。できることならスティードで。私も、しっかり、思っていこう -
全編通して情景が目に浮かぶようなエッセイなのですが、まるで自分もその場にいるような、頭の中でキョロキョロとしてしまうような場面もあり、楽しく読ませていただきました。
「岡山」と「浄土」がずっと心に残っています。
自分の中にある(あった)えも言われぬような気持ちを、この人だったら言葉にできるのかなあ、なんて。