- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022515131
作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学小説】福島在住の芥川賞受賞の僧侶作家が7年かけて取り組んだ長篇小説。両親を震災で失った秋内圭は出家し、学生時代の仲間と再会しとまどいながら、故郷の竹林寺での暮らしをはじめる。フクシマに何が生まれたのか? 現代に生きる気弱なブッダの弟子たちの恋と煩悩を描く力作。
感想・レビュー・書評
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読みやすい小説ですた。
仏教。震災。放射能。恋愛をMIXしたらこうなりました
的なお話。
ちょっと深みが足りないというか?単純なお話しになってしまっているような気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
sg
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大好きな作家さんの本
図書館でみつけて、心躍る
読了
自愛に満ちた文脈に心洗われる
「意味ある偶然」
どれだけ助けられたことだろう -
ちょっとむずかしいかな。
でも、ほんとにまっすぐな主人公に救われるというか、姿勢を正す気がする。 -
道尾秀介『ソロモンの犬』の登場人物のその後。
勿論、その作品を読んでいなくても楽しめる。
軽い感じで読み進められる。
ご住職という事からか、
日々、漠然と思っている事がきちんとした言葉になって連ねられている箇所があり、老い先短い人生を納得して生きる喜びを味わえるかも、という気持になった。
ありがとうございます。 -
7年越しの取り組み、だとか。
「玄侑さんの『竹林精舎』は、道尾の“ある作品”がもとになっています。そして僕の『風神の手』も、その作品がなければ違う物語になっていました。
その2冊が、偶然にも同じ日に同じ版元から刊行されるという……なんとも不思議なことが起きたのです。」by 道尾秀介
と言われちゃ、読まないわけにはいかないってもんですw
“ある作品”とか言ってるけど「ソロモンの犬」ですね。
その登場人物たちが名前は変えてあるけど、キャラクター設定などは同じままに登場。
両親を震災で失った秋内圭は出家し、学生時代の仲間と再会しとまどいながら、故郷の竹林寺での暮らしをはじめる。
フクシマに何が生まれたのか?
現代に生きる気弱なブッダの弟子たちの恋と煩悩。
「ソロモンの犬」の事件が悲しくて・・・でも「竹林精舎」はそれを昇華させてくれた感じ。
続きの物語が、こういうかたちで読めてよかったです。 -
新米僧侶が主人公で新鮮
大学生時代の事件や震災を経て
なるようになった…のかな