メアリー・スーを殺して 幻夢コレクション

  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022513106

感想・レビュー・書評

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  • なおなおさんからの、さりげなく放たれた……
    楽器型乙一バトンが、刺さり読みました〰️(笑)

    乙一さんの一人アンソロジー。(多才な作家さん-!)
    これは、ちょっといろんな作品が楽しめる一冊。
    ちょっと怖々な気持ちの、読書体験でした。

    【愛すべき猿の日記】(乙一)
    父の形見のインク瓶を渡された大学生の主人公のお話。ちょっとしたきっかけで、次々変わっていく事ってあるな…と思った作品~
    【山羊座の友人】(乙一)
    主人公の部屋のベランダに、不思議な漂流物が。ある時、新聞記事がひっかかっていて、それを読んでみると…と始まるお話。
    青春ストーリーで、ラストは切ない気持ちになった…【宗像くんと万年筆事件】(中田永一)
    クラスメイトの万年筆が、なくなるという騒動で、濡れ衣をきせられた女子。それを晴らそうとする、主人公の宗像くん。ミステリ部分は、ハラハラしたし、切ない気持ちにもなった。宗像くんの行動力などに拍手をおくりたいなと思った作品~
    【メアリー・スーを殺して】(中田永一)
    二次創作をしている大福饅頭のような体型の少女が、主人公。作品内の、メアリー・スーを殺して、変わっていくというストーリー。ホッコリするような読後感で
    した~
    【トランシーバー】(山白朝子)
    震災で、妻子を失った主人公。津波で流された三歳の息子との、トランシーバーでのやり取り、会話は途切れ途切れで……
    ザー……パパ~……おっばーい!……という言葉。
    可愛く切なく胸に迫る…泣きそうになった作品。
    【ある印刷物の行方】(山白朝子)
    とある研究施設で、焼却炉操作のバイトをする主人公。何を焼却させられているのか?ぞわぞわさせられるちょっとグロさもある、怖い作品だった〰️
    【エヴァ・マリー・クロス】(越前魔太郎)
    人体楽器……というものを知ってしまう雑誌記者……の怖〰️いお話。妖しい雰囲気、ホラー感ありました。

    なおなおさんに背中を押されて(刺されてカナw)
    読んでみたら意外と大丈夫だった~♪新たな世界が開かれた感じでした!!良かった~
    なおなおさんに感謝~!!


    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      1Qさん、みんみんさん、なおなおさんおはようございます~(^^)
      「トランシーバー」
      ねぇ……あれは、泣けますよね(;´д`)
      山白さん、初...
      1Qさん、みんみんさん、なおなおさんおはようございます~(^^)
      「トランシーバー」
      ねぇ……あれは、泣けますよね(;´д`)
      山白さん、初読みなんですよ……。
      初読み……には違いないけど…ちょっと変な感じ(笑)
      心を揺さぶられますよね…(泣)

      宗像くん、頑張りましたよね~
      私も(///∇///)…です~
      解説で…安達さんが
      宗像くんを主人公としたシリーズが、企画されているものの、続きが、書かれたという報告は今のシところない…って!ねぇ(笑)あはは
      シリーズして欲しいわー♡

      不思議なことに傷なんて無かったんですよねぇ~確かに刺さったのにねー!!(-ω- ?)??
      優しいなぁ…なおなおさん~
      (*´▽`*)

      ♪あの楽器の、あの音を~聴いたからかしらん〰️…思い出したら
      怖っ!!!〰️((( ;゚Д゚)))ブルッ





      2023/05/01
    • mihiroさん
      チーニャさ〜ん♡
      めっちゃ乙一さん祭りですね〜(๑˃̵ᴗ˂̵)
      乙一さんのひとりアンソロ♪ほんとに多才ですよね!
      宗蔵くんと、トランシーバー...
      チーニャさ〜ん♡
      めっちゃ乙一さん祭りですね〜(๑˃̵ᴗ˂̵)
      乙一さんのひとりアンソロ♪ほんとに多才ですよね!
      宗蔵くんと、トランシーバーが好きでした(//∇//)
      2023/05/01
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      mihiroさ~ん、こんばんは(^^)
      は~い、乙一さん祭り、楽しみ中です~♪いろんな作風があって面白いですよね(^ー^)
      mihiro さ...
      mihiroさ~ん、こんばんは(^^)
      は~い、乙一さん祭り、楽しみ中です~♪いろんな作風があって面白いですよね(^ー^)
      mihiro さんと同じ作品、プラス山羊座の友人も好きです\(^-^)/
      2023/05/01
  • 乙一さんのアンソロジー。
    それぞれの雰囲気が楽しめて、楽しかったです。
    とはいえ、著書ごとの作風の違いはそこまで分からなかったかな。

    好きなのは……

    「宗像くんと万年筆事件」中田永一
     小学生の頃にタイムスリップしたような感覚
     宗像くんはヒーローだ!

    「トランシーバー」山白朝子
     震災を扱っているお話しで、胸が苦しい
     泣けます
     ラストは、ゾクっとしつつも切ない
     
    怖かったのは……

    「ある印刷物の行方」山白朝子
     もしかしたら現実世界にもこんな事があるのでは?
     と思うと背筋が凍りつく
     怖いけど好きなお話

    「エヴァ・マリー・クロス」越前魔太郎
     これは要注意です
     不気味なことこの上なし(⁠(⁠(⁠;⁠ꏿ⁠_⁠ꏿ⁠;⁠)⁠)⁠)


    それぞれの作品の前に、安達寛高さんによる愛ある解説がついています。
    乙一さんは本当に、読者を楽しませてくれますね。



    この本は、なおなおさんからの乙一バトン。
    グサリときましたよ〜

    • 土瓶さん
      (⁠༎ຶ⁠ ⁠෴⁠ ⁠༎ຶ⁠)イタイ
      (⁠༎ຶ⁠ ⁠෴⁠ ⁠༎ຶ⁠)イタイ
      2022/12/27
    • aoi-soraさん
      なおなおさん、おはようございます^⁠_⁠^

      ほんとうに、音色どころか楽器そのものまで不気味です
      乙一さんの頭の中はどうなっているのでしょう...
      なおなおさん、おはようございます^⁠_⁠^

      ほんとうに、音色どころか楽器そのものまで不気味です
      乙一さんの頭の中はどうなっているのでしょう(⁠@⁠_⁠@⁠)

      バトンは土瓶さんの元へ帰ったので、安心して新年を迎えられますね(笑)
      2022/12/28
    • なおなおさん
      あおいさん、こんにちは。
      そうそう、音色だけでなく、楽器そのものもね…(||゚Д゚)ヒィィィ!
      私のイメージだと、呪いの声だとか叫び声が聴こ...
      あおいさん、こんにちは。
      そうそう、音色だけでなく、楽器そのものもね…(||゚Д゚)ヒィィィ!
      私のイメージだと、呪いの声だとか叫び声が聴こえてくるかのような音色です。
      ホントに乙一さんの頭の中を知りたい^^;
      今年は乙一小説に出会えて良かったです。
      土瓶先生やほん3さんが教えてくださったのと、仲間のあおいさんがいたおかげもあります(^^)

      乙一バトンは土瓶さんにお返ししましたからね。安心して新年を迎えましょう(笑)
      2022/12/28
  • 乙一さんの一人アンソロジー。
    あ〜この感じは中田永一さんだわ〜など、それぞれに乙一っぽさを感じることができたのは、多少乙一小説を読んできたからだろうか。まだまだかな。
    1話ごとに安達寛高さんという方の解説がある。
    その作品と作者について分かりやすくよーく解説されており、へぇ~、ふむふむ…なるほど…笑…など惹き付けられ、非常に面白かった。
    この方について興味がわき、調べてみたら、なるほど。知っている方でした^^;

    特に面白かったのは、以下のミステリーの2話。読み終わりたくないくらいだった。
    【山羊座の友人】(乙一)
     ベランダに未来の日付の入った新聞が舞い込んできた。記事に書いてあることは現実になってしまうのか!?
    【宗像くんと万年筆事件】(中田永一)
     学校で万年筆盗難の濡れ衣を着せられ登校できなくなるが、同級生の宗像くんが皆に聞き込みを始める。(宗像くんのその後を知りたくなった)

    ゾワッとしてバクバクと心臓の鼓動を感じてしまったのは、ホラー。
    【エヴァ・マリー・クロス】(越前魔太郎)
     いわくつきの楽器で奏でられるその音色は…!?(しばらく音楽を避けてしまいそう…( ;꒪⌓꒪;))

    本書は、ブク友の土瓶さんからグサリと来たいならばと、ご紹介いただきました。
    渡された新たな乙一バトン。
    このバトンは土瓶さんにグサリッとお返しするか、他の乙一ファンのブク友さんに放つか…。
    o( *゚ー゚)┘≡╋━━━∈(゚A゚;)グサッ!"

    • りりうさん
      おすすめ、ありがとうございます!バトンを受け取る資格はあるか分からないけど(笑)、乙一さんの本チャレンジしてみます!イエイ
      メアリー・スーは...
      おすすめ、ありがとうございます!バトンを受け取る資格はあるか分からないけど(笑)、乙一さんの本チャレンジしてみます!イエイ
      メアリー・スーはあんまりホラーじゃないんですね〜。私は怖い話とか大の苦手で、自然教室の時に友達がしつこく話してきて、本当に怖かった思い出があります(苦笑)
      2023/04/23
    • 土瓶さん
      さわわさん、こんばんは~^^
      「バトンを受け取る資格」? そんなものありません。気がつくと握っていたり、握らされていたり、手から離れなかっ...
      さわわさん、こんばんは~^^
      「バトンを受け取る資格」? そんなものありません。気がつくと握っていたり、握らされていたり、手から離れなかったり(笑)

      ちなみにこの本。短編集ですがとっても怖い話もありますよ。特に最後の2編。
      自分のレビューのコピペを貼っておきますので、よろしかったらご参考までにどうぞ。

      >乙一さん始め、乙一さん別名義の著者によるアンソロジー。
      って、実質1人です。
       
      愛すべき猿の日記(乙一)
       小さなきっかけで好転してゆく物語。せっかくなので……の連続が幸せをつかむことに。
      だが、現実はこの逆で、小さなつまずきが不幸を連鎖させることが良くありますよね。
       
      山羊座の友人(乙一)
       不思議な風の通り道に位置する家のベランダにはおかしなものが引っ掛かっていることがある。未来の記事が載っている新聞の切れ端を見つけた少年は、ある行動を起こした。
       
      宗像君と万年筆事件(中田栄一)
       探偵は不潔な小学生。がんばれ宗像君。
       
      メアリー・スーを殺して(中田栄一)
       メアリー・スーなるものを意識し、消し去ろうとする女の子の成長と挑戦の物語。
       
      トランシーバー(山白朝子)
       不思議なトランシーバーの物語。山白朝子さんの「私の頭が正常であったなら」にも収録されていたので読んでいました。
       
      ある印刷物の行方(山白朝子)
       薄暗くて怖いお話。ゾッとさせられますが、「私の頭が正常であったなら」と同様に、主人公を応援したくなる場面が好き。
       
      エヴァ・マリー・クロス(越前魔太郎)
       嫌だ。そっちのほうに行くオチが予想できてしまうのが怖い。読んでいる最中に「やめてくれ!」と言いたくなる。
      2023/04/23
    • りりうさん
      土瓶さん、ありがとうございます!ホラーでない短編もホラーな短編もあるんですね〜!
      土瓶さん、ありがとうございます!ホラーでない短編もホラーな短編もあるんですね〜!
      2023/04/23
  • 乙一さんの"ひとり"アンソロジー
    うちの図書館に置いてないので、リクエストを出して取り寄せてもらいましたw
    個人的には"ひとり"アンソロジー第二弾の『沈みかけの船より、愛をこめて 幻夢コレクション』の方が好みでしたが、本作も乙一さん他を満喫できる一冊になってます

    本作は七編収録されているが特に気に入ったのこの三編

    『トランシーバー』
    やっぱりこれが一番お気に入り!
    以前、読んだことある作品だが再読してもやっぱり涙涙涙が止まりません…
    おしっこ!うんち!ちんちん!
    おっぱいちゃーん!
    こんな言葉でもやっぱり息子の声は聞きたい!


    『宗像くんと万年筆事件』
    小学生のこんないじめってやっぱりありますよね…
    そんないじめ、事件を解決する宗像くんがカッコイイ!
    スカッとしました!


    『ある印刷物の行方』
    3Dプリンターで印刷されたあるもの…
    ゾクッとする恐怖感がたまらない!


    "ひとり"アンソロジー第三弾を出して欲しいですね〜♪

    • 1Q84O1さん
      そりゃ無理でしょう!











      土瓶"大"師匠!( ̄ー ̄)ニヤリ
      そりゃ無理でしょう!











      土瓶"大"師匠!( ̄ー ̄)ニヤリ
      2023/08/29
    • mihiroさん
      わ〜!メアリースー読めたんですね〜(≧∀≦)
      1人アンソロ、ほんと楽しいですよね♪
      私もトランシーバー、宗像くん、そして山羊座〜が好きでした...
      わ〜!メアリースー読めたんですね〜(≧∀≦)
      1人アンソロ、ほんと楽しいですよね♪
      私もトランシーバー、宗像くん、そして山羊座〜が好きでした\♡︎/
      リクエストすご〜い!私まだやった事なくて〜。
      いつかやってみたい笑(σ´з`)σ
      2023/08/29
    • 1Q84O1さん
      mihiroさーん、こっちでもどーもw
      トランシーバー再読でもやっぱり良かったです。゚(゚´Д`゚)゚。
      山羊座〜も良かったですよね♪

      ば...
      mihiroさーん、こっちでもどーもw
      トランシーバー再読でもやっぱり良かったです。゚(゚´Д`゚)゚。
      山羊座〜も良かったですよね♪

      ばんばんリクエストしてますよw
      リクエストおじさんになってます(-ω☆)キラリ
      2023/08/29
  • 乙一さん始め、乙一さん別名義の著者によるアンソロジー。
    って、実質1人です。
     
    愛すべき猿の日記(乙一)
     小さなきっかけで好転してゆく物語。せっかくなので……の連続が幸せをつかむことに。
    だが、現実はこの逆で、小さなつまずきが不幸を連鎖させることが良くありますよね。
     
    山羊座の友人(乙一)
     不思議な風の通り道に位置する家のベランダにはおかしなものが引っ掛かっていることがある。未来の記事が載っている新聞の切れ端を見つけた少年は、ある行動を起こした。
     
    宗像君と万年筆事件(中田栄一)
     探偵は不潔な小学生。がんばれ宗像君。
     
    メアリー・スーを殺して(中田栄一)
     メアリー・スーなるものを意識し、消し去ろうとする女の子の成長と挑戦の物語。
     
    トランシーバー(山白朝子)
     不思議なトランシーバーの物語。山白朝子さんの「私の頭が正常であったなら」にも収録されていたので読んでいました。
     
    ある印刷物の行方(山白朝子)
     薄暗くて怖いお話。ゾッとさせられますが、「私の頭が正常であったなら」と同様に、主人公を応援したくなる場面が好き。
     
    エヴァ・マリー・クロス(越前魔太郎)
     嫌だ。そっちのほうに行くオチが予想できてしまうのが怖い。読んでいる最中に「やめてくれ!」と言いたくなる。
     
    やはり乙一さんは良い。
    「ある印刷物の行方」が一番すきかな?
    しかし、結局は全部が乙一さんに思える。
    それほどはっきりとした別名義による作品の違いは感じられなかった。
    もともといろいろな作品を出している人だし、そういう意味で言えば、今回の"別名義集"の意味はない。
    だが、おもしろかったので良し!
    それがいちばんだいじです。

    • おびのりさん
      D瓶さん
      お疲れ様です。
      遂に、読了ですね。
      私は、結局、黒乙一が好みです。
      D瓶さん
      お疲れ様です。
      遂に、読了ですね。
      私は、結局、黒乙一が好みです。
      2022/06/23
    • 土瓶さん
      そうですね。おびのりさん。
      黒い物語は尾を引きますね。
      「エヴァ・マリー・クロス」の静かで重い暗さ。
      どこかで似たような気分にさせられ...
      そうですね。おびのりさん。
      黒い物語は尾を引きますね。
      「エヴァ・マリー・クロス」の静かで重い暗さ。
      どこかで似たような気分にさせられたな、と思っていたら、米澤穂信さんの「儚い羊たちの祝宴」が似ていました。
      どちらも悪い夢を見てしまいそうなところなんか。
      山白朝子さん名義の「エムブリヲ奇譚 」などもお薦め。
      2022/06/24
  • 乙一が多彩なジャンルで才能を見せつける一冊
    乙一・中田・山白・越前の四人羽織で黒子の安達
    黒子ももちろん乙一です。

    「愛すべき…」些細なきっかけでその後人生が開けて行くさまをスピード感溢れる文章で読ませる。
    乙一なんで急転直下するんじゃないか?と思いながら読みました笑

    「宗像くん」いいね〜♪ヒーロー宗像くん…震えながらの姿にグッときます。

    「エヴァ…」越前さんは初めて読みました。
    グロさが際立つ面白さ。不謹慎だけど映像化されたらと思うと淫靡で美しいだろうと考えた。

    乙一の福袋ですなd(^_^o)


    • ひまわりめろんさん
      そりゃあそうよ
      しばらくお休みしてるからまた張り切ってダジャレっちゃおうかな
      そりゃあそうよ
      しばらくお休みしてるからまた張り切ってダジャレっちゃおうかな
      2023/04/11
    • ゆーき本さん
      あー!メアリー・スー読んでる〜
      ( *¯ ³¯*)ウラヤマ〜♡
      読みたいのにこちらの図書館になくて( ᵕ ᵕ̩̩ )
      本屋さんで探そうかな〜...
      あー!メアリー・スー読んでる〜
      ( *¯ ³¯*)ウラヤマ〜♡
      読みたいのにこちらの図書館になくて( ᵕ ᵕ̩̩ )
      本屋さんで探そうかな〜。
      2023/04/12
    • みんみんさん
      うちのボロ図書館は何故か乙一作品が分類バラバラで自分じゃ見つけれない笑
      検索するとひっそりとあるんです\(//∇//)

      うちのボロ図書館は何故か乙一作品が分類バラバラで自分じゃ見つけれない笑
      検索するとひっそりとあるんです\(//∇//)

      2023/04/12
  • 5人の作家によるアンソロジー。
    乙一。中田永一。山白朝子。越前魔太郎。安達寛高(解説)。
    実際はすべて同一人物という。笑
    どの作品も乙一さんらしくてよかった。
    ホラー、ファンタジー、ミステリー。
    いろんな要素が混じり合い、その加減がなんとも絶妙。
    もうみんな乙一さんでいいんじゃない?笑
    なんて失礼なことを言いつつ…
    物語を書く人物から作り上げちゃう自由な発想はやっぱり好きだな。
    後味はホラーが強めなので、少しひんやりしたい夏にぴったりかも。
    忘れかけていた、子どもの頃に感じたドキドキや恐怖を
    思い出させてくれる。内容はほとんど大人の話なんだけどね。不思議。
    乙一さんの遊びごころ満載な本だった。


    土瓶さんのお勧めから。白乙一作品も気になったのですが、
    5人同一人物っていうところに惹かれてこちらを選びました。
    いやぁ、乙一作品はおもしろいなぁ。
    土瓶さん、教えてくださりありがとうございました!

    • おびのりさん
      ひろさん 乙一アンソロジー良かったですよね。うんうん。良かったです。
      皆さん、優しい系が好きそうだから。心配でしたよ。

      土瓶さん ちょい違...
      ひろさん 乙一アンソロジー良かったですよね。うんうん。良かったです。
      皆さん、優しい系が好きそうだから。心配でしたよ。

      土瓶さん ちょい違いますよう。嫌いでも食べなさい。って感じです。
      2022/07/09
    • ひろさん
      こんばんは~(*^^*)
      土瓶さん!第二弾、私も最近知ってとても気になっていました!
      中田永一さん作品の宗像くんにまた会えたらいいなぁ。
      B...
      こんばんは~(*^^*)
      土瓶さん!第二弾、私も最近知ってとても気になっていました!
      中田永一さん作品の宗像くんにまた会えたらいいなぁ。
      BOOKOFF待ちが現実的かしら。待ち遠しいですねぇ♪
      ほんと、多作な方ですよね!読者としては嬉しいっ!!

      おびさん♪こちらの本もよかったです。
      おびさんみたいに嫌いなものも食べようって姿勢、素敵です!
      つい好きなものばかり食べちゃうので。
      好きなものはおいしいに決まってますもんねぇ。
      最近、みなさんのおかげで新たな発見があって楽しいです(*^^*)
      2022/07/09
    • おびのりさん
      こんばんは〜。
      食べ物は、嫌いな物は食べない主義ですよ。ふふん。
      いろいろ読むと、面白いですよね。
      そして、だんだんと、厳しい小説も好きにな...
      こんばんは〜。
      食べ物は、嫌いな物は食べない主義ですよ。ふふん。
      いろいろ読むと、面白いですよね。
      そして、だんだんと、厳しい小説も好きになるのです。
      私も、これから未読作家を読んでいこうって思ってます。
      2022/07/09
  • やっと近くの図書館で出会えた!

    奇想ホラーの名手・乙一を筆頭に、
    感涙ラブコメの中田永一、異色ホラーの山白朝子、
    そして'10年以降沈黙を守っていた越前魔太郎、と鬼才4名が揃い踏み、幻夢の世界を展開する。
    そしてその4名を知る安達寛高氏が、それぞれの作品を解説。

    ↑↑↑と、これは「Amaz○nの本の説明」より

    乙一さんの1人アンソロジー
    解説の安達寛高氏なる人も乙一さんだとは知りませんでした!

    愛すべき猿の日記 ┈┈┈乙一
    山羊座の友人┈┈┈┈乙一
    宗像くんと万年筆事件┈┈┈┈中田永一
    メアリー・スーを殺して┈┈┈┈中田永一
    トランシーバー┈┈┈┈山白朝子
    ある印刷物の行方┈┈┈┈山白朝子
    エヴァ・マリー・クロス┈┈┈┈越前魔太郎

    青春もホラーもミステリーもキュンも
    どれもいいな、どれも好きだな

    だけど1番好きだったのは
    『エヴァ・マリー・クロス』
    最初から最後までずっと背筋がゾワッとする感じ。主人公の雑誌記者の好奇心と一緒、進む先に恐ろしい事が待っているのはわかっているけれど後戻りできない。
    「人体楽器」なんて怖いワードなんだ
    そんな不気味な世界観が好きな感じだった。

    『トランシーバー』読むのは2回目なのに やはり泣いてしまう〜。震災で妻と息子を亡くしボロボロになった男。息子の形見オモチャのトランシーバー。泥酔した日にトランシーバーから聞こえてくる息子の声は幻聴なのか…。最後の最後の娘が発したセリフにハッとしてグッときた(上手く言葉にできなくてトシちゃんになる)

    もうひとつの山白朝子作品はグロい、いい。
    某研究所のプロジェクトチームが 3Dプリンターで印刷しているものとは何なのか。それを焼却する仕事をしていた小野寺だが、中身を知った時…。
    それは病む!

    『宗像くん』と『メアリー・スー』
    主人公がヒーローと出会い 成長していく姿がいいなぁ。『メアリー・スー』のヒーローは齋藤ロビンソンだと思ってる!鳥の巣頭のブレない彼女、齋藤ロビンソン!

    さて、『山羊座の友人』の漫画版を漫画アプリで読めるようなので さっそく読み始めよう!ワクワク。
    図書館予約していた『沈みかけの船より、愛をこめて』も受け取りに行くのだ!ワクワク。

    • みんみんさん
      先に映画観るのもありかも
      かなり後半違うみたいだし?
      先に映画観るのもありかも
      かなり後半違うみたいだし?
      2023/07/23
    • ゆーき本さん
      映画はいいね!
      怖かったら目を瞑って 耳を塞いで「アーアーアー」ってやればいいんだから!
      ミエナーイ((-ω-。)(。-ω-))キコエナ-イ
      映画はいいね!
      怖かったら目を瞑って 耳を塞いで「アーアーアー」ってやればいいんだから!
      ミエナーイ((-ω-。)(。-ω-))キコエナ-イ
      2023/07/23
    • 土瓶さん
      大竹しのぶさん、だっけ。
      熱演してるらしいから目に焼き付かれてしまいそう。
      大竹しのぶさん、だっけ。
      熱演してるらしいから目に焼き付かれてしまいそう。
      2023/07/23
  • 短編が7つ収録されている。
    ホラー、ミステリー、ヒューマンドラマ、SFが楽しめる。

    中でもお気に入りの作品は下記の作品:
    「山羊座の友人」
    「愛すべき猿の日記」
    「宗像くんと万年筆事件」
    「トランシーバー」

    怖いと思ったのは、「エヴァ・マリー・クロス」

    SF要素混じっていても、リアルに感じるのってすごい。
    「山羊座の友人」がこの本の中でも一番長いお話。想像もしていなかった主人公の特殊なベランダがおもしろい。
    印象に残る場面もたくさんあって、また読みたい。最後の終わり方も…。
    「トランシーバー」はうるっときました。
    「宗像くんと万年筆事件」は宗像くんのその後が気になる。このお話に出てくる先生ひどい…!
    「愛すべき猿の日記」を読んでから、本を読むことや自分の思いを書くことがなんだか楽しいと改めて感じることができました。

  • 乙一さんの別名義アンソロジー。
    書いているのは一人なのに、作風がそれぞれ違っていて、乙一さんの器用さを実感する一冊。
    猿の日記と宗像くんが個人的にはお気に入り。

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著者プロフィール

1996年、『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。2002年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。他著に『失はれる物語』など。

「2022年 『さよならに反する現象』 で使われていた紹介文から引用しています。」

乙一の作品

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