野口さん、宇宙ってどんなにおいですか?

  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022508249

作品紹介・あらすじ

日本一宇宙が好きになってしまったアナウンサーが、きっかけとなったあこがれの宇宙飛行士にあれやこれや聞いた。twitterで話題となった宇宙からの写真も多数収録。

感想・レビュー・書評

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  • 宇宙ステーションでの
    生活感溢れるお話が◎

    真空でも宇宙を感じる
    匂いがあるんですね。

    足に物をはさみ、
    手で壁をつきながらの
    移動。

    ついうっかり
    チョイ置きしたモノが
    無くなるエピソードは、

    私も同じことやるなと
    思いました(笑

    無重力だからフワフワ
    どこかに漂っていって
    しまうんですね。

    大気圏突入の際、
    四千度の炎に包まれる
    機体。

    中はどんな様子なのか
    気になりましたが、

    意外に普通なんですね。

    それより地表近くまで
    降下し、

    パラシュートを開いた
    ときの機体の揺れの方
    が強烈とか。

    カザフスタンの草原に
    着陸し、

    ハッチが開くと草の音。
    風に靡くザワザワザワ・・・

    久しぶりに聞く広がり
    がある音。

    そして、
    草と土の匂いが刺激的
    だったそうです。

    いつの日か、
    宇宙に行くことが特別
    じゃなくなる
    未来に思いを馳せて・・・

  • 『本の紹介』
    「仕事をきっかけに宇宙にはまったアナウンサーが宇宙飛行士、野口聡一さんに思う存分語ってもらった一冊。
    普段では聞けない話もいっぱい」
    男子生徒が好みそうです。

    『司書日記』
    今、閉館後です。
    閉館後の図書室で、一人の女子生徒がセッセと工作をしてくれています。
    放課後に来る生徒で常連さんです。
    「少しだけお手伝いしてくれる?」と聞くと快く「はい」との返事。
    図書室には時々、(何となく家に帰りたくないなぁ)という感じの生徒がやってくる時があります。
    そんな時、「お手伝いしてくれる?」と聞くとほとんど(今までは100%)の生徒が嬉しそうにお手伝いをしてくれます。
    今、作ってくれているのは2013年度の多面体カレンダー。
    途中まで仕上がっているのですが、その後の仕上げを頼みました。
    カウンターに飾ります。

  • 宇宙のことを知ろうと思って読んだ本


    宇宙では機械の保守点検修理をよくしている、とかかれていて。

    飛行士という名前からして飛ぶことに注目しがちだけど、エンジニア的な面が多いのかなと感じました

    それと共に、物の濃度を均一にする実験等もする、とあって科学者ぽい一面もあったり!半導体開発に役立つらしい

    飛行士になるには本当に様々な勉強をしないといけないんだな〜と


    石膏で型どった、自分にぴったりな座席にはめ込まれて飛ぶ

    その際にロシアの飛行士さんが長い指し棒で機械を操作するのを見て、若田さんが「あの棒が飛んでいったらどうするんだろう」て想像してるのが面白かった

    あとは食事中にフォークを固定して、どこか行ったらなくなってるのも好き


    地球に降り立つときの臨場感溢れる描写もよかった パラシュートが開くときの衝撃がすごいとか…

    帰ってきて最初に感じるのは土や草の匂いですね、帰ってきたというかんじがします、ていうのが好き


    スケールの大きな本です!


  • 宇宙飛行士野口さんと、「モヤさま」「アド街」の大江アナの対談

    宇宙から見る地球の様子や、宇宙空間でのお仕事の話などなど知れてよかった。地球への帰還時の話も面白かった。

  •  私は個人的には、宇宙開発には反対で、天体観測ぐらいに留めて欲しいと思っていますw。知らず知らずに、その恩恵を受けているとは思いますが、プラス面よりもマイナス面が気になってしまいます。大江麻理子&野口聡一「野口さん、宇宙ってどんなにおいですか?」、2012.3発行。雨中に行くということ、宇宙船の打ち上げからISSに、宇宙での暮らし、宇宙での仕事、地球に帰った後 について語られています。

  • 私は一切宇宙には興味がないと今まで思ってきた。しかし、実際に半年間宇宙にいかれていた野口聡一さんのお話を読むと、宇宙での生活や地球の豊かさ、宇宙の可能性に心を奪われた。

  • 対談形式で読みやすい。
    宇宙本も野口さんの本も結構冊数を読んできたので、あまり新しい情報はなかった印象。

    山崎さんに関する報道等の記憶が全くないけれど、ファションやお琴や…という内容が多かったというのは、山崎さんの本を読んだ印象と違い意外だった。女性という点が強調されてしまうのは想像できるが。
    ご家族とかなりご苦労されていたのに、なんだかなぁ。

  • 最初の宇宙から見た地球の写真数枚はとても綺麗で面白かった。宇宙センターでの生活、仕事などについてわかりやすく対談形式で書いてあり、読みやすかった。



    以下、引用メモ。
    ロケットは、遠心力を使うために、赤道に近いところから東に向かって飛ばす。墜落も考えると、安全上東側が海の場所が良い。
    手を使って移動するから、
    落とし物が増える。置いたものは移動する。

  • 野口さんとのインタビューなので、無重量(無重力とはいわない)空間での体験、症状等、日ごろの生活では経験できないことが、野口さんの体験談として聞けるので楽しく読んでいけると思います。
    この本をみたら、空を見上げる機会も増えるかもしれないし、もっと宇宙のことが知りたくなると思います。

  • インタビュー形式で、経験者にしか分からないよな細かい部分まで書いてあるので面白かった。

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著者プロフィール

1965年、神奈川県横浜市生まれ。1991年、東京大学大学院修士課程修了。1991年石川島播磨重工業(株)に入社。航空宇宙事業本部に所属し、ジェットエンジンの設計及び性能試験業務を担当。1996年5月にNASDA(現JAXA)が募集していた宇宙飛行士候補者に選定される。同年6月、NASDA入社。同年8月からNASAが実施する第16期宇宙飛行士養成コースに参加した。1998年4月、NASAよりミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)として認定された。同年7月から8月、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(GCTC)における基礎訓練コースに参加した。その後NASAにおいてMSの技量維持向上訓練を継続すると同時に、宇宙飛行士の立場から「きぼう」日本実験棟の開発支援業務に従事した。2001年4月、ISS組み立てミッションであるスペースシャトル(STS‐114)の搭乗員に任命される。野口宇宙飛行士ら7名を乗せたディスカバリー号は2005年7月26日打ち上げ、8月9日帰還。

「2006年 『スィート・スィート・ホーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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