カイシャ維新 変革期の資本主義の教科書

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022507709

作品紹介・あらすじ

株主至上主義でも、日本的ムラ社会でもない新しい会社のあり方とは。企業再生の修羅場からの"ひとり負け"日本の再建策。

感想・レビュー・書評

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  • 自画自賛のエリート論 東大法-スタンフォード
    上っ滑りの本を多作 掘り下げた本質論は無い

  • JAL破綻の教訓を活かせた企業は、コロナ禍も
    乗り切れるんだろうなあ。
    基本はトップ次第と言う事か?

  • 理解度65パーセントでも背伸びして読んでよかった。時々日経新聞の経済評にぴんとこない理由がわかった気がした。

    これが、私たちが働く今後10年間の現実なんだ、と妙な納得感。厳しい。でも諦めるには足らず!

  • 市場、会社、株式会社というのはどういうものか。
    著者の言葉でこれをまとめたもの。
    すごく刺激になりました。

  • 資本主義の教科書、という副題も正鵠を得ていますが、表題は「われわれはどうやって日本的カイシャを維新できるか」という本質的な問いから来ていると感じます。

    法律、経済、金融、経営、といった多様な視座への領空侵犯は、様々な領域を多様な視点から思考/実践してきた実務家としての自由さを感じさせますので、これに応答するような専門家の反応を期待しています。

  • 数々の企業再生に関わってきた経営実務家である著者が泥臭くも理論的に市場、政治、企業を語る。前例や常識を疑い、知識労働者である人的資本を活用せよと語る。不完全、不均衡な市場の中でも成長を目指す指南書。

  • 出羽の守の否定、カイシャモデルの日本企業が持つ組織集合知(すり合わせ)を活かす為のM&A、SWF的な意味での政府主導の長期性のリスクマネーの運用による経済活性化、清濁併せ呑んだ上で断行できる人材(大久保利通、大村益次郎等)と教育投資(人材育成)等、かなり現実的な内容。メモ。日本時とは柔軟な現実主義者の集まりだ。…「開国・競争」思考への変化も一旦空気が変われば一気に進むに違いない。

  • 日本の会社の未来を簡潔、明瞭に語る。岩井さんの「これから会社はどうなるか」の続編かつファイナンス志向を強めたような本。グローバル社会に生きる人もこれからの日本の未来を考える人も読むべき本。

  • 唯一無二の答えなど存在せず、あらゆる選択肢は相対化され、
    その中、あるいは別の何かから最適解を「作り出す」ことが重要だと。

    組織のガバナンス構造など、日本人の舶来病が悪化しているという説は面白い。昔から日本の学者は学問の輸入さえしていれば学者たりえたというショーもない話がある。

  • 非常に幅広い教養に基づく分析がなされている。ただ、この本を通して新しい発見があったかというと皆無に等しい。読んでいる時は面白いが、読み終わったときに残るものがあまりない本

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著者プロフィール

冨山 和彦(トヤマ カズヒコ)
株式会社経営共創基盤(IGPI)グループ会長
1960年東京都生まれ。東京大学法学部卒業、スタンフォード大学経営学修士(MBA)、司法試験合格。ボストン コンサルティング グループ、コーポレイト ディレクション代表取締役を経て、2003年に産業再生機構設立時に参画し、COOに就任。2007 年の解散後、IGPIを設立。2020年10月より現職。日本共創プラットフォーム(JPiX)代表取締役社長、パナソニック社外取締役、経済同友会政策審議委員会委員長。財務省財政制度等審議会委員、内閣府税制調査会特別委員、内閣官房まち・ひと・しごと創生会議有識者、国土交通省インフラメンテナンス国民会議議長、金融庁スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議委員、経済産業省産業構造審議会新産業構造部会委員などを務める。主な著書に『なぜローカル経済から日本は甦るのか』(PHP新書)、『コロナショック・サバイバル』『コーポレート・トランスフォーメーション』(いずれも文藝春秋)などがある。

「2022年 『両利きの経営(増補改訂版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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