かっぱのねね子 こうの史代小品集

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 114
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022142627

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】幻のこうの史代作品が待望の初書籍化! 表題作は、人間界から帰れなくなった悪いかっぱの少女ねね子が巻き起こす日々の騒動を愛らしく描くオールカラー漫画。本作のほか、描き下ろしスケッチコラム「かっぱ紀行」や未書籍化の漫画、イラストも収録。

感想・レビュー・書評

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  • こどもたちもお世話になった(そしてあえなく休刊を見届けた)「おおきなポケット」にこうのさんの連載があったなんてしらなかった(長女が生まれるちょっと前だから仕方ない…)。テイストは今とかわらず、川から人間界に迷い込んだ決して「いい子」じゃない気ままなねね子と居候先の心やさしい少女一家との交流を全篇カラーでたのしくえがいた1年分。これを紙面で楽しんでいた小学生はいまごろ20代中頃かな?
    途中に挟まれた描き下ろしスケッチ「かっぱ紀行」はかっぱ伝説の地をスケッチしたいまと昔の想像図を並べていてちょっとおとなな感じ。
    そんな表題作の他に、漫画「ストポ」、4コマ「みなみさんの夏休み」「みなみさんの冬休み」アシスタントあるあるの「考えるアシ」身近な鳥たちを描く「ぷらづま記」「たまのを草紙」「鶏春秋」「へるめすの書」、さらに雑誌「モーニング」プレゼントコーナーの見開きイラスト7点もみごたえあり。

    愛読者の娘たちだけでなくぼーずも大晦日の外出の車中でおもしろく読み終えた。破天荒なねね子におどろかされ、後半の鳥たちのでてくる四コマ作品群がおもしろかったらしい(ぼーずの友達に鳥を飼ってる愛鳥家がいる影響か)。

  • 図書館にて。
    優しい絵と色使い、独特の世界観が素敵だった。

  • 『この世界の片隅に』のこうの史代さんの小品集ということで手に取りました。可愛らしくてユーモラスで始終笑いながら読みました。とにかく各話すべて発想が奇抜ですね。絵柄に昭和なレトロ感があって懐かしさに浸れていいです。個人的に落ち込むことがあったときに読んだのですが、すっかり癒されてしまいました。飼い鳥のインコのお話し「ぷらづま記」が特に好き。オススメです。

  • 流麗な線で、人の優しさ、ホッとする話を描く。

  • カラーがかわいいくて、初期の頃の漫画も載っていて嬉しいです。
    みなみさんが好きです。百合になりそうでならなげなとこが貴重。
    考えるアシさんの髪型がかわいい。

  • 2019.11.2


    ギャグテイストの漫画も多いけど
    1枚絵が本当に色っぽくて
    可愛いと色っぽいが見事に合わさって美しい
    色使いもやさしいし、こうのさんの才能たるや!

  • ねね子が時に美人に見え
    でもとんでもない表情をするときもあり笑

    巻末が作者の日常についてだけれど
    結婚6年目で旦那さんの双子の弟の見分けがつかないって。。
    その年でも髪型や体形が一緒なのだろうか??

    絵葉書シリーズとかないかなぁ。。
    ほっこりして素敵な絵なので

  • とんでもなく絵がきれい

  • かっぱのねね子が単行本で読めるなんて!
    こうの史代さんの、こういうテイストが大好きなんだよね。

  • こうの史代「かっぱのねね子」、描き下ろしや単行本未収録作を加え初の書籍化 - コミックナタリー
    https://natalie.mu/comic/news/307984

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    幻の名作がついに書籍化!
    「かっぱのねね子」は子供向け雑誌「おおきなポケット」で2001年4月より1年間連載された、オールカラー短編マンガ。人間界に迷い込んでしまったかっぱの少女が、水の世界に戻るため“いいこと”をしようと奮闘するさまを、見開き×全12話で描く。遠足や海水浴、夏祭りなど楽しいシチュエーションにギャグもたっぷり。少し横長の判型で細かいコマの隅
    https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=20608

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著者プロフィール

こうの史代:1995年デビュー。広島市生まれ。代表作は「さんさん録」や、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞作「夕凪の街 桜の国」、アニメーション映画のヒットも記憶に新しい「この世界の片隅に」など。

「2022年 『ぴっぴら帳【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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