やらなきゃゼロ!――財政破綻した夕張を元気にする全国最年少市長の挑戦 (岩波ジュニア新書)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005007318

作品紹介・あらすじ

夕張メロンで知られる北海道夕張市に全国最年少の市長が誕生した。元東京都職員のごく普通の若者が、財政破綻したまちの再生に取り組む。厳しい財政事情、全国一高い高齢化率、最低水準の行政サービス…難問山積のなか、持ち前の行動力を発揮し、夢と情熱をもって地域再生にチャレンジする若き市長の奮闘記。

感想・レビュー・書評

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  • 著者、鈴木直道さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。

    鈴木 直道(すずき なおみち 1981年3月14日 - )は、日本の政治家。北海道知事(第19代)。2011年から2019年2月までの2期8年、夕張市長(第18・19代)を務めた。

    夕張市長への就任時の年齢は、当時では、全国最年少の30歳1ヵ月。
    そして、現在は、北海道の知事。
    今後の活躍が期待されます。


    この本の内容は、次のとおり。(コピペです)

    夕張メロンで知られる北海道夕張市に全国最年少の市長が誕生した。元東京都職員のごく普通の若者が、財政破綻したまちの再生に取り組む。厳しい財政事情、全国一高い高齢化率、最低水準の行政サービス…難問山積のなか、持ち前の行動力を発揮し、夢と情熱をもって地域再生にチャレンジする若き市長の奮闘記。

    最後に、夕張市の人口の変化を見てみます。

    ・2012年10月末 10,286人。
    ・2021年9月末 7,145人。

    人口に関しては、大幅な減少になっていますか。
    まあ、仕方がないのでしょうね。
      

  • 30歳
    市長として最年少?若さ活発さを感じる。ユニークな発想と行動で新しいことに挑戦していくことは、とてもすばらしい。

    夕張市政の現状については知らなかったことが多く、とても苦しいことが分かった。炭鉱⇒観光は悪循環となってしまうようだ。高齢者が多い(44%)という未来の日本の状況を考える上でも、注目されているようだ。

    若い人たちに本当にお勧めの本。

    • nico314さん
      だいさん、こんばんは!

      ジュニア新書、なかなか読みごたえのある本が多くて、元ジュニアさん達にもおすすめですよね。
      特に、ジュニア向け...
      だいさん、こんばんは!

      ジュニア新書、なかなか読みごたえのある本が多くて、元ジュニアさん達にもおすすめですよね。
      特に、ジュニア向けだからなのか未来に希望が持てる書き方なのがいいなあと思います。
      2014/09/25
  • 告白すると、僕の住む街がこの夕張市なんですが、これまでの市長さんからはどうにも地に足がついた市政というものが見えてこなかった中で、この本の著者の鈴木市長については、なんだか骨のある政治をしてくれているように思えるんですよ。というのも、こういう本を読んだから市政等の中身がわかったからだ、とも言えるのですけど。まぁ、体感的にはまだ、良くなっただとかそんなに感じられはしませんが、閉塞感が増した感じはしないです。なにより若い人ですからね、それだけで何か希望を感じさせるものがあったりします。

    • だいさん
      地元の人の話だと説得力がありそうですね。
      地元の人の話だと説得力がありそうですね。
      2014/09/24
    • ますく555さん
      こないだはふるさと納税の税収が予想以上に集まったというニュースがありました。一方で役所の公務員の退職者が減らないのでボーナスを上げるというニ...
      こないだはふるさと納税の税収が予想以上に集まったというニュースがありました。一方で役所の公務員の退職者が減らないのでボーナスを上げるというニュースも。まぁでも、これ以上悪くなる感じはしないです。
      2014/09/24
  • 『岩波ジュニア新書』レーベルから出ているだけあって、中高生ぐらいの年齢で読むのに最もピッタリな本。

    中高生が読みやすいということは、裏を返せば大人でも読みやすいということ。

    地方自治やその他専門的な事に興味を持つようになるかはさておき(もちろん興味が湧いたならもっと掘り下げればいい!)、逆境で頑張る人の実体験から勇気をもらえる一冊。

  • 現北海道知事の鈴木直道氏の、夕張市長時代について書かれている本。

    こんな政治家がいたのか、という思い。

    決断した時に頭をよぎったのが、チャーチルの言葉。
    ベースがしっかりしている人でないと、こういう言葉は出てこない。

  • 1ミリでも進もう。

  • 30歳で都庁職員から市長になって約1年で出した本。
    都庁職員といっても、高卒で入庁したということまで知ると印象が違う。この世代で就職して夜間大学を卒業したという経歴だと、それなりに意味がある。
    余談だが、出馬を決めて以降の石原慎太郎の檄、激励を見ると、相手の心を動かす術を熟知している印象で、石原が選挙に勝っていた理由が窺える。

  • この人の努力には頭が下がりますね。
    みなさんに読んでもらいたい本です。
    負けてられませんね。
    ガンバラナクッチャ!!
    一度訪れたいマチです。

  • 都職員を辞して夕張市長選へ出馬、見事に当選を果たし、厳しい状況の中、自治体の立て直しに奔走する。
    こういう真摯な人が救世主となることによって、夕張の再生が徐々に進んでいくことだろう。

  • 現在の夕張市長が、もともとは都の職員で、夕張市に出向の経験があることは知っていましたが、この本を読むまでは、正直それ以上のことは知りませんでした。
    こういう、若くて考えがしっかりしていて、行動力のある人の存在は、心強いですね。

    この本にあるように、夕張市は、日本の未来のモデルとなり得るかもしれません。
    だからというわけではありませんが、しっかり応援したいと思います。
    と同時に、全国の市長さんたちも、夕張市の市政を参考にして、明るい未来を築くヒントにしてほしいと思いました。

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著者プロフィール

一九八一年三月十四日生まれ。埼玉県三郷市出身。一九九九年、東京都庁入庁。二〇〇四年、法政大学法学部法律学科卒業(都庁に勤めながら四年間で卒業)。二〇〇八年、夕張市へ派遣、二〇一〇年四月、東京都知事本局総務部より内閣府地域主権戦略室へ出向(同年、夕張市行政参与に就任)、二〇一〇年十一月、夕張市市長選出馬の決意を固め東京都庁を退職。二〇一一年四月、三十歳一カ月(当時全国最年少)で夕張市長に就任。夕張市の財政再建の道筋をつける。二〇一九年四月、三十八歳一カ月(当時全国最年少)で北海道知事就任。

「2023年 『逆境リーダーの挑戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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