自分と未来のつくり方――情報産業社会を生きる (岩波ジュニア新書) (岩波ジュニア新書 656)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005006564

作品紹介・あらすじ

情報産業社会を生きる人間を考えるための、やさしいレッスン。話はエンデの『モモ』からはじまり、ヴェーバーやケインズ、プラトンやデカルト、フッサールにまで広がります。人類の知の蓄積からヒントを得て、君はメディア社会にどんな未来を描きますか。

感想・レビュー・書評

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  • 我々の生きる情報化社会がどのようなものかを高校生向けに説明した本。
    技術的無意識についての話、アナログ技術革命とデジタル技術革命の話、ミヒャエル・エンデの「モモ」の読解など、興味深い内容がいくつもある。

    同じ著者の「新記号論」を以前読み、そちらも大変面白かったが、そこで書かれていた内容がこの本にも出てくる。高校生向けなので表現が平易で読みやすい。
    電車の行き帰りの時間に読めた。

  • 情報化社会を語る良い本。沢山の人に読んでほしい。

  • ふむ

  • 情報メディアをシャットアウトして、自分自身の思考を活動させるタブラ・ラサの時間をつくる。
    また自身の情報取得経路を振り返る。そうして自身を成り立たせている情報の生態系、回路の見取り図を手に入れる。そして現実世界で実際に多くの体験をする。最後に自分なりの表現方法で情報の世界に自身の考えを送り出す事で、情報環境を自分の環境とする事ができる。

  • 中高生に、こんなにスリリングな話しができる大人は、なんてかっこいいのだろう!

    自分の脳が情報過多になっていることには、生理学的に気がついていて、別の部位を働かせることが有効だと思う。例えば運転。


    そしてオフライン!

  • P.2020/1/19 f.2020/2/12

  • 情報化の中で、自分を映した影がネットワークの中に生まれ、振る舞い始める。そんなもう一人の自分をどう見て、どう生かし、付き合っていくか。そんなことを考えるきっかけを与えてくれた。

  • 読了

  • 情報産業社会を生きる若者たちへのやさしい哲学書です。

  • ませた子に読ませたい。中学入試あるいは高校入試の問題文にしょっちゅう出して欲しい。

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著者プロフィール

1953年生まれ。2019年3月末まで、東京大学大学院総合文化研究科教授および同大学院情報学環教授。
著書に『新記号論』東浩紀と共著(ゲンロン、2019)、『大人のためのメディア論義』(ちくま新書、2016)、編著書に『デジタル・スタディーズ』全3巻(東京大学出版会、2015)他

「2019年 『談 no.115』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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