日本の税金 第3版 (岩波新書)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004317371

感想・レビュー・書評

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  • 確定申告をするようになって税金もっと理解しなきゃと思い手に取った一冊。
    消費者が支払った消費税だが、売上1,000万以下の事業者は国への消費税を免除されているのは驚いた。自分たちは誰に払っているのかと。
    税金の種類は多種多様でそれぞれに歴史がある。自動車税は道路を作るために税率が定められたが、かなり道路が整備された今本当に同じ税率が必要なのだろうかとか。
    最後の章では国際的な税制について書かれており、金融業界に携わる者としてはかなり興味深かった。グローバル化により、もはや国ごとの税制維持は破綻しつつあり、今後税制もグローバル化していく必要があると言う内容であった。
    税金と聞くともう決まり切った世界だと思っていたが、毎年かなりの変化をしているダイナミックな世界と言うのが一番大きかったかも。

  • 【電子ブックへのリンク先】※スマホ・読上版です!

    https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000144207

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  • 日本の税にかかる諸制度をわかりやすく解説。
    インボイス制度とか、名前は聞いたことはあるけどよく分からないこと多い税金の世界。入門書としてはいい本だと思う。

    ただ、諸外国と比べて国民の納税者意識(納税者として正しく税金が使われているかという意識など〕が乏しいところは、広報・啓発活動だけでは是正できなとおもう。

  • 京都府立大学附属図書館OPAC↓
    https://opacs.pref.kyoto.lg.jp/opac/volume/1268141?locate=ja&target=l

  • 雇用され給与所得者であると、どうしても税金について自分ごととして知る機会が少ない。若いうちに若干でもこのような本で基礎知識を身につけておくことが必要だと、いまさらにして思った。

  • 税金の基本が具体例交えつつ端的に纏まっており、現行税制の問題点も示されている。身近な所得税から始まって扶養控除、配偶者控除の話や累進課税などを論じ、法人税・消費税の基幹三税を解説した上で、相続税、酒税・たばこ税、地方税、国際課税にも簡単に触れている。

    本書だけで税を理解できる訳ではないが、入門編として非常に分かりやすく勉強になった。批判的視点から書いているのも問題点を理解する上で良かった。

  • 基本的なところがものすごく勉強になった。超過累進課税のこと知らなかった。所得を輪切りにして100万円まではX%、200万円までは、Y%というふうに課税していくんやね。

  • 日本人が払う税金には何があるかを説明する本
    なかなか面白いけどやはり税金は難しい。
    基本的には不平等や租税回避とのイタチごっこである
    まあ自分はどういうものを払うのか覚えておくのは大事

  • 序章 私たちは誰のために税を負担するのだろう?
    第1章 所得税―給与所得が中心だが
    第2章 法人税―税率引下げ競争の行く末
    第3章 消費税―市民の錯覚が支えてきた?
    第4章 相続税―取得税方式に徹底すべきでは?
    第5章 間接税等―本当に合理的で必要なのか?
    第6章 地方税―財政自主権は確立できたのか?
    第7章 国際課税―国境から税が逃げていく
    終章 税金問題こそ政治

    著者:三木義一(1950-、東京都、法学)

  • 様々な税金の制度・仕組を、目的や背景を交えながら丁寧に説明されているので、とても分かりやすい一冊でした。
    今まで漠然としか理解していなかった税金ですが、改めて身近なものとして考え直す良い機会を与えてくれました。
    所得税、法人税、消費税、相続税、間接税(酒やタバコ等)、地方税、国際課税と種類別に記載されていますから、興味のある章から読み始めることができるので、とても読み易いです。

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著者プロフィール

青山学院大学前学長,弁護士

「2024年 『よくわかる税法入門〔第18版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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