- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004317067
作品紹介・あらすじ
時代に遅れていると同時に、時代に先駆けてもいた-歴史家は彼をこう評する。コルシカという周縁の地に生をうけ、革命の荒波を乗り切り、皇帝にまで登りつめたナポレオンとは、いかなる人間なのか。若き日の革命人士としての行動、エジプト遠征、プロパガンダ等のあらたな視点も盛り込み、歴史のなかの生涯を描きだす。
感想・レビュー・書評
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島に生まれ島に没す。ナポレオン皇帝の生涯。
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/702391 -
読書中の「レ・ミゼラブル」の歴史背景を知るために読む.
歴史の素人にはちょうど良い分量,内容である.
第八章の扉のあとにナポレオンが語ったとされる「セント・ヘレナ回想録」が人物,舞台の造形に大きな役割を果たした小説として「赤と黒」と「レ・ミゼラブル」が挙げられている。 -
ナポレオンというメジャーな人間をこれでもかと丁寧に記述した本。
ヨーロッパ世界を理解する上で重要な内容であるし、歴史学を学習する上でも大事な人物かな。と感じる。
平易な文章で読みやすい。
入門書としてよいだろう。と感じる。
これを機会に世界史をまた深く学習したい。 -
たまには歴史の偉人に光を当てた本を読んでみようと思った。映画「キングオブキングス」の予習として活用したがとても役立った。
ナポレオンには進歩的側面と保守的側面がある、という説明はとても納得のいくものだった。フランス革命の精神を体現する英雄、というのは固定観念のようだ。エジプト遠征時に兵を使い捨てたことや住民や捕虜を虐殺したことなどからは、英雄の暗い側面が見えてくる。
芸術に関心が無く、残っている肖像はほぼ他人のものという話は面白かった。ポーズを取り続けるのが嫌いだったという説があるとのこと。
文章と内容は入門者向きで、大変簡易で読みやすい。 -
始めにで語られたように、回想などで面白く語られ過ぎているナポレオンについて、その史料論も交えながら、平易に語られている良著。女性関係など、面白いところも書いている。個人的にはコルシカ島への思いというか、若い頃の苦闘が新選であった。故郷のために頑張るナポレオン、家族思いのナポレオン、枯れのじつぞうをつかむのは難しいが、そこら辺は参考にしたい。
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ナポレオンの一生が概説的にわかるが、やはり、フランスおよびヨーロッパの当時の状況がある程度わかっていないと、理解しずらい部分が多い。大河ドラマ的に人物相関図があればわかりやすいかな。
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最後の専制君主、最初の近代政治家と副題にあるように、フランス革命が勃発し近代への過渡期にあった時代の申し子ナポレオンは、その思想や行動に自ずから二面性を持っていた。本書ではその辺りを焦点にしつつ、毀誉褒貶に富んだ業績を簡潔かつ丹念に追っている。史料については、常に出処と信頼性を吟味し紹介しているので、当時から今に至るまで、イメージで捉えられがちなナポレオンの人物像を得る手掛かりとして、お薦めの一冊。
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ナポレオンの手堅い伝記。
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11/11~11/24
君たちはどういきるか
で登場したナポレオンがあまりにも英雄で、ナポレオンはもちろんしってるが、名前しか知らなかったからすごく興味を持って本棚に登録。
さらにフランス革命の本を読み、ついにこの本にたどり着いた。
ものすごく期待していたが、私のナポレオンにたいしての印象は失望に。
エジプトでの虐殺が、衝撃的。
いやー、ほんとむごい。
この本はわりと客観的で、物語的じゃないから淡々と読めた。