棋士とAI――アルファ碁から始まった未来 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004317012

作品紹介・あらすじ

世界のトップ棋士たちを圧倒したアルファ碁。グーグルは今や盤上から社会へ打って出た。未曽有の衝撃の先頭に立つ囲碁界でソフト制作も知る人気棋士が肌身で感じたその実像は?AIの振る舞い、AIと人間の交錯、最新の技術革新と情報公開、囲碁の面白さ…。これは人間の知性がいま考えないといけない新次元。

感想・レビュー・書評

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  • 背ラベル:795-オ

  • 囲碁は全く分からないが、ディープラーニング技術を会得した汎用型AIの話が面白くてのめり込んだ。

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  • 東2法経図・開架 B1/4-3/1701/K

  • アルファ碁がイセドルを破ったニュースに驚かされたが、その後短期間にもっと強くなり、もはや人間にはAIに囲碁では勝てない。
    あまり詳しい情報がなく、どのように強くなったのか等が分からなかったが、この本で少し見えたように思う。
    人間の棋士の存在意義については、やはり生身の人間どおしの戦いにある、精神的な揺らぎや、判断の背景みたいな部分にあると思う。AIの差す手から何らかの根拠を見出して、理解して取り入れていく、活用して行く時代になると思う。

  • 著者はプロの囲碁棋士で囲碁ソフトの開発にも比較的早期から関わっていたという人らしい。個人的には将棋を少しするぐらいで囲碁は全く分からないが、それなりに面白く読めた。

    印象に残ったのは水平線問題に関するくだり。読み筋の手が全てよくない結果につながる、というところまで読んでしまうとこれまでの読み筋にない手(通常は悪手)を指そうとする。人間から見るとバグったように見えるがこれはそういうふうにできているのだからしようがない、人間も都合の悪いことを視野の外に追いやる、ということを日常的に行っているのだ

  • 著者の、棋士としての矜持を感じる。なかなか熱い本だった。
    私は、囲碁で人間がAIに勝てなくても、「終盤で弱い」とか「才能はピカイチなのに」とか、「強いのに、この相手には弱い」とかの人間臭さを楽しめると思っているので、悲観はしていない。

  • メイエン先生が新書、それも岩波から、というだけでも感動的だが、
    棋士としてだけでなく実際にソフトの開発にも携わっていることもあり、かなり客観的な視線で書かれている。
    いかに「知る」ということが困難なことか・・・

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