原子力規制委員会――独立・中立という幻想 (岩波新書)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004316909

作品紹介・あらすじ

福島第一原発の過酷事故をきっかけに作られた原子力規制委員会は、「世界一厳しい」と称する新規制基準を作り、再稼働や老朽原発の運転延長の審査を進めている。政権や経済界からのプレッシャーを前に、独立性と中立性を維持できているのか。その組織構造と活動内容を批判的に検証し、あるべき原子力規制システムを構想する。

感想・レビュー・書評

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  • 539-S
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  • 2022/05/13

  • 3.11ののち、原発規制について「肝いり」で設置された機関の分析を中心とした書籍です。規制委員会の出してくる再稼働容認に違和感をもちつづけていただけに、その理由がわかった。大きな要因として「人事」があるのはどこの組織にも共通する話だ。最後にありうべき規制の体制についての著者の提案がある。現行法の中で十分実現可能なわけだから、国会議員にとりわけこれをちゃんと理解してもらって実現をしてもらいたい。

  • 東2法経図・開架 B1/4-3/1690/K 

  • 539.091||Sh

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著者プロフィール

千葉大学名誉教授

「2020年 『概説 日本の公共政策 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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