- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004313038
作品紹介・あらすじ
ジョン・コルトレーン(一九二六‐一九六七)。そのサックスからほとばしる音は、ジャズという音楽を根底から変えた。本書は、コルトレーンをよく聴く人はもちろん、これから聴き始める人にも格好の決定版評伝である。熱く煮えたぎる時代のなか、音楽が世界を変えると信じ、ジャズの可能性を極限まで追求しつづけた男の全生涯を描く。
感想・レビュー・書評
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よく調べられた本だ。とくに人種差別とコルトレーンの関係については引き込まれるような重い内容だった。それにしても、周辺人物の豪華なこと。ジャズの黄金時代ってすごいですね。ブリティッシュに則られたのがこの時期だったか、、、、
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読みながら、コルトレーンのアルバムを聴いていました。
神格化しすぎることなく、コルトレーンの足跡をたどっている本だと思います。
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質問:音楽を通じて表現するもので、何を伝えたいのか? コルトレーン:「愛」と「努力」です。愛が、中心になります。愛は宇宙を支えているのでこの言葉がもっとも適当だと思います。 -
話が前後し、かつ作品解説は一枚だけ音階による解説になるなどアンバランスな面もありますが、彼のアイデンティティを知られる初心者向けである一方、そのアイデンティティとして、通説的な「黒人」というものがどれだけ音楽に相互関係を持っているのかについて確かな情報が満載の資料として、ある程度聴いた人にもさらなる深みを知る手がかりとなるんじゃないかなと思います。
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ジョン・コルトレーンといえば、代表曲がマイ・フェイバリット・シングスで、ブルー・ノートのコンピレーションに収録されている、著名なジャズミュージシャン。
というのが、読む前の私にとってのコルトレーンでしたが、読了後は居ても立っても居られない気持ちに。
とりあえず、「ブルー・トレイン」の12インチ(DeAGOSTINIの「ジャズLPコレクション」)を購入して、没入しています。
「ジャズの殉教者」ジョン・コルトレーンを知らなかったことは後悔していない。寧ろこの人の作品を聴くことができる楽しみが、これから先待っているのだ。
わくわくする。 -
コルトレーンあんまり好きじゃないけど興味を持ったので読んだ。これ読んでコルトレーンって結構音楽に対していろんなメッセージやらテーマを詰め込んでいたってのがわかったんだからソロがあんなに激しいてのは分かった。しかし、どうしても自分はソロが長くて、アルトのような音をするコルトレーンのジャズが好きにはなれないな・・・。
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マイルスのグループにいた時期と、カインドオブブルーの時期と、バラッドの時期と、至上の愛の時期というのが、時系列で頭の中で整理できていなかったので、非常に勉強になりました。活動時期が非常に濃縮されていたんですなあ。
筆者、大阪の呉服屋にして世界的なコルトレーン研究家。趣味人的な旦那衆の厚みこそが大阪の誇るべきものや。こういうお方を大切にしてなんぼやで(インチキ臭い大阪弁で締める -
ジャズ、コルトレーン(John Coltrane)が好きなので、常にカバンに入れて持ち歩いています。。
何も考えずに、読めるので・・小説でもなく、エッセイでもなく、ハウツーでもなく、・・・それでいて肩肘はらずに楽しめる良書です。 -
20120526-
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コルトレーン評伝。その生涯と作品の背景。音楽的変遷が分かりやすい。