ジム・ボタンの機関車大旅行 (岩波少年文庫)

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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001142075

感想・レビュー・書評

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  • 訳者 上田真而子さんのあとがきも含めて読んで、エンデさんが大事にされている(「モモ」や「はてしない物語」でそれとなく訴えられている)童心とか遊び心みたいなものが少しわかった気がする。純粋。ただただ心の赴くままに楽しいことをするということは尊いなと思った。皮肉ではなく世界のみんながこんなふうに素直に人と関わって表現できれば素晴らしいなと思った。

  • 子どもの頃に繰り返し読んだ名作シリーズ

    もう好きすぎてジムボタンで育ちすぎて、ついに買ってしまった原文Jim Knopf und Lukas der Lokomotivführer 完読できるのだろうか…

  • 文章にするのが難しい。とにかくすごい本でした。

    まず、最初から最後までワクワクしっぱなしです。
    ジム達が危機をどう乗り越えるのか、まるで一緒に冒険をしているかのように感じます。

    次に、簡潔です。一つ一つの出来事が短くかかれているので、読んでいて飽きる間がありません。

    登場人物も魅力的です。それぞれのイメージが持ちやすくて、どの人物にも愛着がもてます。

    何よりも、書きぶりがすごいです。子供の心を取り戻せるような様々な表現。これは読まないと分からないと思います。

    伏線をいくつか残したまま、終わりました。元々は上下巻の物語だそうです。もう1冊も楽しみです。

  • ミヒャエルエンデの作品はやっぱりわくわくする!
    ほんわかするのに泣ける時は泣けるし、たまに辛辣だと笑ってしまう。
    ファンタジーの中のファンタジーなのに、本当にその世界があるかのように引き込まれてしまう。

  • ミヒャエル・エンデといったら
    「モモ」や「はてしない物語」だけど、
    この作品が1番読みやすくて面白いとおもう。
    シリーズらしいのでこの後も読みたいなあ。

    なんでもありな話の流れと、
    機関車が喋る設定に海や砂漠の大冒険、
    かつ、誰も傷つかないラスト。
    まさに児童文学です。
    全部丸く収まるんだろうなあ、という安心感が大事。

    ミヒャエル・エンデの処女作とのこと。
    行き当たりばったりで書き続けた作品というが、
    その発想力に驚き。


    孤児のジムボタン、
    機関士ルーカス、機関車エマと3人組(?)は
    旅の途中で訪れた国で、その国の姫が誘拐されたという話を聞き、竜の国に囚われた姫を助けに行く、
    というストーリー。

    また竜!児童文学における竜の出番の多さよ。
    このお話の竜は少し嫌な奴だったけど、
    悪者だったはずの竜が最後に生まれ変わったりもして、
    本当に安心安全のストーリー。

    下手に残酷な描写や救いのないラストの作品が多く生まれてる中で、
    安心安全な児童文学はとても大事だとおもうんだよね。
    わたしはハッピーエンドが読みたいよ。

  • エンデの作品でジム・ボタンのシリーズが一番好き!
    どんどん話が展開されていく感じも好きだったけど、何より情景描写が凄すぎて、想像がどんどん掻き立てられていった✨
    とにかく表現力がすごいな〜

  • 小さなジムと運転士ルーカス、そして機関車エマは名トリオ。不思議な国にたどり着き、さらわれたお姫様を助けに竜の住む町へ…とオーソドックスなファンタジーの趣だけど、どこか中国っぽいその国がやたらとお役所っぽかったり、旅の途中で出会った「巨人」が近づくと等身大になったりと、リアルと幻想が入り乱れる楽しさよ。誰も死なず傷つかず、あっと驚く結末までワクワクして読んだ。書誌データには出てこない続編「ジム・ボタンと13人の海賊」も楽しみだ。

  • モモよりも面白かった。次から次へとストーリー展開されるので、飽きずに読めました。

  • 冒険の世界にどんどん引き込まれる小説だった。

  • 出自が不明なジムボタンが、島が小さいがために成長するにつれて住むことが難しくなったため(どんな島やねん!)、自分の居場所を探しに旅に出る話。
    機関車が船になったり万能すぎてすごい。
    最後は中国的な国を発見して、そこのお姫様を救うことで恋仲になり、ほどよい大きさで浮いてる島もゲットして自国に帰り島を合体させて居場所を見つける。
    この無茶苦茶な感じは大人より子供の方が楽しめるかもしれない。

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