秘密の花園 上 (岩波少年文庫 124)

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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001141245

作品紹介・あらすじ

遠いインドでいちどに両親を失ったメアリは、イギリスの田舎のおじさんの家にひきとられました。そのお屋敷には、入口の鍵がかかったまま、十年間誰も入ったことがないという「秘密の庭」がありました…。バーネットの名作。小学5・6年以上。

感想・レビュー・書評

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  •  小学生の頃1度読んだかどうかで、内容はほぼ覚えていない。屋外で焼き芋の要領でじゃがいもを焼くシーンがあった気がするのだが、給食前に読んでいたせいで強烈に記憶に残っている。じゃがいもシーンは下巻かな?
     誰からも愛されず育ったメアリが、ミスルスウェイト屋敷の豊かな自然や世話役のマーサとその弟・ディコンのおかげで明るく活発になっていく。同じく親からの愛情を知らずに育ったコリンと出逢ったところで下巻へ。愛されること、外で遊ぶこと、同世代の子どもとの交流等がいかに大事か、マーサのお母さんじゃなくてもよくわかる。

  • 前半面白味を感じず、なかなか読み進められない。

    悲惨な環境でねじ曲がった性格がイギリスの広大な屋敷と自然と人に触れスクスク育つメアリ。
    秘密の扉、庭、子ども…秘密にワクワクする年頃には刺さるのだろうか?

    後半次第だが、今はさほど好きな作品ではない。

  • 原書を読んでから、和訳版も気になって読んでみた。ヨークシャー訛りはこんな風に訳すのね、ととても面白かった。
    英語では読み取れなかった細かいニュアンスも分かって、良い復習になった。

  • 小学生の頃に買って貰った宝物。親に見向きもされずメイド達に甘やかされて意固地で我儘で自分が『孤独』という事にも気付いていなかった少女、同じく親に見放され腫れものを触るように扱われて自分は重い病気だと思い込んでいる寂しい少年…優しい人に触れ、自然に触れて心を開き、力を合わせて10年間放置され荒れていた庭を蘇えらせる…最後はもちろんハッピーエンド。何の捻りも無いけれど、心温まる素敵な物語。大好き(^O^)/

  • 図書館の児童サービス担当になって、
    児童書にかかわる人にすすめられる事が多かったうちの一冊。

    「実は読んでません…」と小さい声で言い続けていたのが、
    この正月にやっと読めた。

    両親に愛されず、ひねくれて育った女の子メアリー。
    物語の始まりのころ、インド人の召使いに投げつける言葉は本当に憎たらしい。
    しかし両親の病死をきっかけに、イギリスの伯父のうちに引き取られ、
    秘密の庭や、皆に愛される少年、またかつての自分とそっくりにひねくれているいとこと出会ううち、明るく前向きに成長していく。

    でも、あらすじを追っても、良さは伝わらない。
    細かく丁寧な物語の描写はメアリがなぜひねくれた子どもから皆に愛されれる子どもになったのか、周りの大人たちがどんな風に子どもたちと接したのか、読み手に分かりやすく伝えてくれる。時に挟まれるバーネットの深い言葉も合わさって、生きて人と関わる喜び、人生の希望といった素晴らしい宝物を、子どもたちは見つけていくのだと思う。
    子どものときに出会っていたかった素晴らしい本。

    よく、子どもの本の選び方で、
    「名作のあらすじだけを追ったダイジェスト版」はよくない
    と言われるわけを実感した一冊だ。

    不朽の名作!!

  •  表現の仕方や世界観がいい❗

  • 日々の暮らしの中の小さな幸せに気づかせてくれる。そして、夢中になれることを見つけた時強い力がエネルギーの泉のように湧き出てくる。
    若き子供たちに力を貰えた。

  • 子どもの頃好きだった作品。
    岩波少年文庫版は初めて読みましたが、
    訳が面白くて私は好きでした☻

  • 魔法を信じる

    最初の方はちょっと退屈かもと思ったが、庭が生きかえるにつれてメアリやコリンもイキイキとしている様子を読んでいくのはおもしろかった。
    最後の方のディコンのお母さんの魔法についての言葉がグッとくる。

  • 性格が悪くて、容姿が優れてない女の子が主人公なだけで☆5!

    庭をきれいにしていく過程も面白いので是非。鍵と秘密は、最高のアイテム。

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