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- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000614054
作品紹介・あらすじ
料理研究家・辰巳芳子、九十五歳。今も包丁を手に取りつつ、食といのちのかかわりに思索を廻らす日々――「酒の肴づくりは、文化を生きる人間の、もっとも洗煉された表現行為なのではないか」という辰巳の気づきから始まった『図書』での連載全十二回に、書きおろしエッセイ七本を加え、四季ある国の口福を綴ったゆかしい随筆集。
感想・レビュー・書評
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前半は『図書』で読んでいたので、朧げな記憶があったが、後半のレシピも楽しめた.零余子、蚕豆、蕗、薑、慈姑 など珍しい漢字も良いものだ.(むかご、そらまめ、ふぎ、はじかみ、くわい) 古くから伝わる家庭の中にある日本料理の粋を集めた感じだ.いつもの肴として出てきたのが、蓮根のきんぴら、ピリ辛こんにゃく、ふきふき大根、豆腐田楽、鰹のたたき、煮魚、〆鯖、貝の酒蒸し、おでん、葱鮪鍋、焼き豚、鱈の白子のオリーブオイル漬け.どれも酒に合うものだ.
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「花の歳時記」は馴染んでますが、「口福の歳時記」も身近に感じたいものです。辰巳芳子 著「お肴春秋」、2020.4発行。1月から順に: ①柚子をへぐ、鱈の昆布〆、春は貝、④筍ご飯、椎茸のステーキ、らっきょう漬け、⑦胡瓜、トマト、牛蒡の味噌漬け、⑩菊の甘酢漬け、バーベキュー、大根を炊く。
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いつも当たり前のことを当たり前に書かれているのが,今の自分にはもうできないことも多い料理の数々.でも読んでいるだけで楽しい.
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