- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000612968
感想・レビュー・書評
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昔みたいにがむしゃらに仕事を頑張ればいい時代ではない。限られた時間と資源の中で、自分の可能性を見極めて、自分で人生の戦略を立てていかないといけない。人生は自分で拓くものだとよくいわれるが、今までいかに他人任せだったかを再認識させられた。自分で自分の事を決める。
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まとめが全体的にわかりやすくて気軽に読むことができた。
「夫婦の役割」や「テイラーワーカー」に関するの著者の説明・考え方(レゴブロックのように役割を夫婦で組み立てるレゴ型)は勉強になりました。 -
働き方についての研究事例を編集した内容の本。
最近の働き方について、いろいろな視点のデータが出てきて面白かったけど、タイトル通りの「働き方の地図」となるかは疑問であった。
「コンパス」ではなく、「地図」としているように、
どう考えているのかは読み手に任されてしまっている。 -
現在の労働市場について、複数の著者がデータ分析を根拠にしながら説明してくれる。
以下、メモしたものの、お勉強という要素が強く、すぐにマインドを変えられるような実践的な内容ではなかった。
でも、理解した上で働き方を自分で考えていかなければいけないなと思った。
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・働き方改革…
時間をかけた働き方を評価する職場風土の解消と時間意識の高い仕事の仕方への転換が鍵
・雇用形態…
会社と対等な契約関係を結ぶには、力の差を補うための工夫がいる(法律の基礎知識、第三者を介す、会社にとっての必要性を高める)
・転職市場…
在職中に情報を収集し、ハローワーク などの職業紹介機関に相談するなどして転職の準備を始めておく
・副業…
正社員で副業を持つ人は少ない
→スガシカオの営業マンの頃のエピソードが夢があって印象的。
・テイラーワーカー…
多くの労働者は平日9時から5時まで「きっちり」働きたい
→Uberのサービスを例に短時間で高時給、不安定な労働環境を解説していた
・賃金と報酬の世界…
金銭など外的な報酬と、達成感などの内的な報酬のバランスが重要
・職業訓練制度
訓練の賃金率に対する効果は、現在の仕事に関連した実務的な訓練に参加する場合ほど大きい傾向がある
・心身の健康について
・共働きの流れについて
・相談相手について
・労働組合について
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タイトルに反して、マクロな調査データを基にした概論に終始していたため、求めていたものではなかった。。
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働き方改革や転職、労働に関する法律や教育訓練や労働組合など、労働に関する事柄について11の切り口から解説した本。
タイトル自体は親しみやすそうな印象だけど、中身は論文のような形式になっていて、ちょっと堅苦しい感じがしたし、タイトルの30代はあまり関係がなかった。
働き方改革において大事なのは、社員1人1人が高い時間意識を持った働き方へ転換することというのは、なるほどと思った。全員が時間意識もたないと、なかなか変わらないだろうしね。
ちょっと驚いたのは、副業してる人の割合は、1992年が5.3%、1997年が4.9%なのにたいし、2012年は3.6%と減っているということ。意外だなと思ったのだけど、どうやら農林漁家は兼業をしていることが多いらしいのだけど、そもそも農林漁家が減ってるから副業の割合も減ってるらしい。サラリーマンだけに限定するとまた違うということか(ただし、最新のデータでも正社員の副業率は1.1%しかないらしい)。
第5章では、テイラーワーカーという新しい働き方について説明。ようは、自分で時間を決めて短時間かつ断続的に働く自営業主のことらしく、たとえばウーバーの運転手があてはまるらしい。自分が知らないだけで、話題になってる言葉なのかなと思ってググったら、この本に関するページか全く関係ないページしかヒットしなかった。
給与明細の項目については、身近だけでよく分からないことも多いので勉強になった。そういえば、勤怠欄には出勤日数が書かれてあると書いてあったけど、うちの明細には出勤日数は書かれてなかった(残業時間はあるけど)。
保育園の子どものお迎えの遅刻を減らすために罰金をとるようにしたら、逆に遅刻が増えたという話は聞いたことあるけど、これってどれぐらいの金額で行ったのだろう。金額によるだろうと思うのだけど。
教育訓練給付制度というのは、言葉ぐらいは聞いたことあったけど、この本を読んで思ったよりメリットありそうだなと思った。特に、2018年からは支給率の引き上げや支給上限の引き上げが行われて、メリットが拡大したのだとか。ちょっと気になるのでもう少し調べてみたい。
2016年に電通の新入社員の女性が過労で自殺した事件は知っていたけど、1991年にも電通で2年目の若い社員が過労で自殺していたということは初めて知った。ひどい体質の会社だなぁ。ちなみに、調べてみると、2020年の就活生の人気企業ランキングで電通は36位だった(https://job.career-tasu.jp/2020/guide/study/ranking/)。何でそんなに高いんだ。
後、よく分からなかったのが、ここ20年で夫の家事・育児にかける時間は増加したのはいいものの、なぜか妻の家事・育児にかける時間まで増えているということ。共働きは増えてるのになぜそうなるのかと……。ちなみに、家事時間は減ってるけど、育児時間のほうが増えてるらしい。親の育児援助を受けることができる家庭が減ってるからだとか。 -
本文でも出てくるが、30代は変化が多く自分を見つめ直したりするキッカケになる時期。 章毎に各専門家が述べていることは、少々難しいところもあるが、先々を考える上でも参考にしたいことが多かった。
個人的に、9章あたりの人との繋がりに関わる部分は、特に興味深かった。 -
一言でいうと、非常に難解な本。
教授、准教授、研究員などさまざまな立場の人が、各章を執筆していて、難しいことを難しく説明している感じ。
興味がないトピックは全然読み進められないので、興味がある章だけ読んだ。 -
東2法経図・6F開架 366.21A/G34s//K