記憶の政治――ヨーロッパの歴史認識紛争

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000611244

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  • 著者:橋本伸也

    【書誌情報】
    ジャンル 書籍 > 単行本 > 歴史
    刊行日 2016/04/26
    ISBN 9784000611244
    Cコード 0022
    体裁 四六・上製・224頁
    定価 本体2,500円+税
    在庫 在庫あり

    歴史認識問題に揺れる東アジアに対し,ヨーロッパでは歴史・記憶の共有と和解が進んでいるように捉えられている.しかし中東欧やロシアにまで視野を広げると,そこには歴史の記憶をめぐる激しい亀裂や対立がある.EUとロシアの境界に位置し,複雑な記憶の磁場にあるバルト諸国の状況を通して,ヨーロッパにおける歴史認識の抗争を見る.
    https://www.iwanami.co.jp/book/b261581.html

    【簡易目次】

    プロローグ 「ブロンズの夜」―― 二〇〇七年四月エストニア・タリン
    第1章 歴史に埋め込まれた紛争――バルト諸国史をめぐる対立の構図
    第2章 排除か、統合か、同化か――ロシア語話者住民問題
    第3章 「記憶の戦争」――歴史と記憶をめぐる政治と紛争
    第4章 ヴァシリー・コーノノフ ――反ファシズム英雄から戦争犯罪者への転落と反転
    エピローグ 接続される歴史・記憶政治―― モスクワ・北京・東京

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著者プロフィール

橋本伸也(はしもと・のぶや)
1959年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定退学。博士(教育学)。現在、関西学院大学文学部教授。専門は、ロシア・東欧史、メモリー・スタディーズ。主な著書に『帝国・身分・学校—帝制期ロシアにおける教育の社会文化史』(名古屋大学出版会、2010)、『記憶の政治—ヨーロッパの歴史認識紛争』(岩波書店、2016)、『紛争化させられる過去---アジアとヨーロッパにおける歴史の政治化』(編著、岩波書店、2018)、訳書に、ヤーラオシュ編『高等教育の変貌1860-1930--拡張・多様化・機会開放・専門職化』(共監訳、昭和堂、2000)、コスチャショーフ『創造された「故郷」--ケーニヒスべルクからカーリニングラードへ』(共訳、岩波書店、2019)などがある。

「2022年 『灰燼のなかから 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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