驚異の量子コンピュータ: 宇宙最強マシンへの挑戦 (岩波科学ライブラリー 289)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 288
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000296892

作品紹介・あらすじ

ひと昔前まで実現不可能とされてきた量子コンピュータを取り囲む環境は短期間のうちに激変した.従来の古典コンピュータを超越しうる不思議なからくりとは何か.いかなる歴史を経て現在に至り,どんな未来が待ち受けているのか.気鋭の若手研究者として体感している興奮をもって,わかりやすくかつ科学的な正確さを期して解説する.

感想・レビュー・書評

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  • 2020/09/06 読了
    詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。
    http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1524.html

    『大規模な量子コンピュータを作ることは、火星に行くのと同様、数十年を要する極めて挑戦的なプロジェクト』 とのこと。
    今後が楽しみです!

    本書は、読みやすく とてもいい本だと思いました。

  • 量子コンピュータとはなんぞや、というものをちゃんと勉強したくなったため読んだ。量子コンピュータが生まれるまでの経緯や、量子コンピュータと古典力学コンピュータの違い、そして量子コンピュータの仕組みや現状などかなり噛み砕いて伝えようとしてくれているのであろうことは分かったし、分かる所はすんなり分かってなるほどと思う所も多かった。しかし結局量子力学自体が難解でイメージしづらい部分が多いことと、時々思考が追いつかない飛躍があるのとで、なんというか分かったのか分からなかったのか分からないような、ぼんやりとした読了感で終わってしまった。結局量子力学をちゃんと学ばなければ、加えて専門用語を逐一調べていかなければいけないのではなかったか、と反省している…

  • ‪古典コンピュータの基本原理から量子コンピュータの仕組み、量子コンピュータの実現性とその先までがコンパクトにまとまっている‬
    ‪門外漢の自分は、この一冊で量子コンピュータの演算の仕組みが腑に落ちるところまでいくかというと難しかったが、量子コンピュータの何が凄くて何が課題になっていて、どんな可能性があるのか、は概観できる。

    アナログな動物の知能とデジタルコンピュータによるAI、デジタルコンピュータによる計算力とアナログ要素のある量子コンピュータ、どのように領域が融けていくのか興味深い

  • 007-F
    閲覧

  • 日本って量子コンピュータの入門書レベルに関して量、質ともに相当高いんじゃないないかな。藤井先生の本もそう思わせる一冊。ニールセン=チャンの教科書を傍におきながら読む。
    物理学と情報科学の融合。ランダウアの情報消去の原理から。

  • ニュースでも時折話題にでる量子コンピューターの現在の状況を数式は使わずに説明している。直近の世界における状況の雰囲気はわかった。

  • 内容は初心者向けだった。
    量子もつれが非常に大事である事がわかりました。
    確率振幅を大きくして1.0を判定する!

  • 「量子コンピューターが本当にすごい」よりはまし。数式無しなので説明に限界あるが分かりやすい。

  • 量子コンピュータが宇宙の法則にしたがって、計算していくことに感動した。
    大学時代に論文でコンピュータの名前を書かなければなかったが、コンピュータも一つの物理的存在からすると、当然のことと再確認した。

    著者が自分より若いので、自分も歳をとったなと感じた。

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