科学者の卵たちに贈る言葉――江上不二夫が伝えたかったこと (岩波科学ライブラリー)

著者 :
  • 岩波書店
4.24
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000296106

作品紹介・あらすじ

研究生活で壁にぶつかって苦しいとき、尊敬する人がこんなことを言ってくれたら…。戦後日本の生命科学を牽引した江上不二夫は、独創的なものの見方やアイデアで周囲を驚嘆させただけでなく、弟子を鼓舞する名人でもあった。自然や生命に対する謙虚さに発したその言葉は、大発見を成し遂げた古今の科学者の姿勢にも通じる。

感想・レビュー・書評

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  • 研究が行き詰まりがちな今日この頃。
    自然に対して謙虚に、そして自分の研究を大切にするという姿勢に元気を貰った。
    牛馬的研究でもよい、ゴールが見えなくても良い。研究の面白さは人が決めるのではなく、自然がもたらすのだから。
    明日からまた頑張ろう!

  • 22/3/24
    科学者の卵たちに贈る言葉
    他人と戦わない
    人真似でかまわない
    伝統を大切にする
    つまらない研究なんてない
    三ヵ月で世界の最先端になる
    実験が失敗したら喜ぶ
    先生は偉くない
    エピローグ
    科学研究も人の縁にあやつられる。いたずら好きの神様にもてあそばれる。

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  • via @torazuka さん。よい本を教えてくれてヨンキュー!

    江上先生のことは不勉強にして存じ上げなかったのですが、普遍的な話としてとてもグッときました。

    研究室で一丸となって大きなものを追っていく感じではなく、学部生時代から独立した自由なテーマを尊重するところなんかは自分の出身研究室とよく似ています。が、牛馬的研究に関する見解は私の指導教官のO先生とだいぶ違う見方で、個人的には衝撃、というか目鱗でした。最後の章もとても熱くていい。

    ちと感じたのは、、、私は江上先生、そしてこの本の著者の笠井先生が専門にしている生化学や細胞生物学のようなミクロ系生物学はひと通り勉強しただけですが、それでも下地はだいたい知っているつもりで、その辺りの知識がないと完全には楽しめない鴨、、、なーんて思ってしまったのも事実。
    でも虎塚さんの書評はかなり本質的だったので、おそらく杞憂ですね:)

  • サイエンス
    教育

  • 三葛館一般 407||KA

    この本は筆者が指導を受けた江上不二夫氏の言葉が紹介されています。
    研究に対する姿勢や心構え、また研究に対するエネルギーなどたくさんのことを、この本の内容からもらうことができます。
    タイトルに『科学者の卵たちに・・・』とはありますが、科学者ではなくても研究をしていらっしゃる人、そしてそうでない人にもぜひ読んでいただきたい1冊です。読むと元気がもらえます!
                                  (うめ)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=66683

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号 407//Ka72

  • 見事なまでに型破りな科学者が日本にいたものである。そんな人のところに、のちのノーベル賞受賞者も引き寄せられていたところがおもしろい。

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