- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000281676
作品紹介・あらすじ
相次ぐ政党の離合集散、熾烈な権力闘争の果てに25年間に延べ18人もの首相が目まぐるしく交代した平成期の日本政治。どこでどう間違えたのか。政治記者歴32年の著者が、政治家たちの肉声を記録した膨大なメモや取材記録を駆使して、徹底検証するシリーズ。本巻では竹下登内閣から橋本龍太郎内閣までを扱う。平成元(1989)年、日本は消費税の導入とリクルート事件に揺れた。高まる政治不信は、やがて政治改革の波となって、長く続いた自民党一党支配を終焉させるに至るが…。
感想・レビュー・書評
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高かったので躊躇してたがついつい買ってしまった。やはり圧倒的に面白い。55年体制期への哀愁からか、年齢から来るのか、昔は良かったバイアスは感じられるものの、どっぷり深く浸かった上で強く肩入れせず同時代史を深く読み解き語るという素晴らしい三冊。私の物心がつく前の期間なので、元々有名だったのか著者ならではの視点なのかはわからないが、意外性と納得感のある事実がちょくちょくあった。
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感想という感想もないので、とりあえず、歴代の内閣について、開始終了月、期間、本書での記載ボリューム、在任月当たり記載ボリューム、を並べてみた。
竹下 登内閣 1987/11~1989/06 1年 7か月 37頁 1.9頁/月
宇野宗佑内閣 1989/06~1989/08 0年 2か月 13頁 6.5頁/月
海部俊樹内閣 1989/08~1991/11 2年 3か月 53頁 2.0頁/月
宮澤喜一内閣 1991/11~1993/08 1年 9か月 85頁 4.0頁/月
細川護熙内閣 1993/08~1994/04 0年 8か月 57頁 7.1頁/月
羽田 孜内閣 1994/04~1994/06 0年 2か月 39頁 19.5頁/月
村山富市内閣 1994/06~1996/01 1年 7か月 69頁 3.6頁/月
橋本龍太郎内閣1996/01~1998/07 2年 6か月 73頁 2.4頁/月
3年続いた内閣はこの期間にはないんだな、とかいう、事実の確認もできた。それから、竹下登内閣、宮澤喜一内閣は、ほぼ同じ期間だけど、記載量は、竹下登内閣が断然少ないのは、著者のキャリアが影響しているのか、それとも、竹下登内閣が比較的安定していたのか(=つまらなかったのか)、とか。消費税導入したんだから安定どころではなかったと思うけど。 -
平成に入って18人もの首相が変わっているという異常な状況。
なぜズバ抜けたリーダーが現れないのか。政治記者歴32年の著者が自らの取材メモ、原稿等を基に政治の裏側を描き出す。
シリーズもので、第一巻は竹下から橋下まで。
改めて小沢一郎の曲者ぶりがわかります。 -
【由来】
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【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
・第4章まで読了。これ、インテリジェンスな観点からだと、また違う見え方をするんだろうか。
【目次】