令嬢たちのロシア革命

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 49
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000256582

作品紹介・あらすじ

ティルコーワ、コロンターイ、スターソワ、アルマンド、スピリドーノワ-恋愛・子育てをしながら使命感にあふれ、理想に燃えて革命を牽引した五人の令嬢たち。

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/56261

  • 18世紀のロシアは女帝の時代でなんと66年も。そして後発の地域のように思っていたが、女性たちの活躍が帝政時代にも多く見られたことは知りませんでした。レーニンの妻がレーニンにほれ込んでいた様子などは楽しいですが、上流階級の多くの知的女性たちが革命に際して重要な役割を果たしていたということは驚きです。当時はそれだけ先進的思想として人気を博したわけですね。イネッサ・アルマンドなど美人革命家とレーニン夫妻との微妙な三角関係など、興味深いものがありました。革命家なのに許せません!ロシア革命の詳細な流れを女性という観点から学ばせてもらいました。マレクサンドラ・コロンターイなどもレーニンと微妙です。

  • 資料ID:W0170584
    請求記号:238.07|Sa 25
    配架場所:本館1F電動書架A

  • ロシア革命でこんなに女性が活躍していたとは知らなかった。
    それにしても、ロシア人の名前がちっとも覚えられない・・・だから読み進めててもこの人誰だっけ、と進んでは戻り進んでは戻り。そういう意味で読むのがタイヘンだった。

  • 革命に参加した側の令嬢たち。アリアドゥナ・ティルコーワ、アレクサンドラ・コロンターイ、エレーナ・スターソワ、イネッサ・アルマンド、マリーヤ・スピリドーノワに焦点をあてている。
    図書館の返却期限までにと何とか読み終えたけれど、正直言ってほとんど頭に入っていない。
    イネッサ・アルマンドが最も印象的。2度の三角関係。小説という形態で彼女を読んでみたい。

  • (要チラ見!) ロシア革命

  • 18世紀末から20世紀初頭、レーニン革命前の旧ロシア。特権階級の貴族の家に生まれた女性たちの一生はあらかじめレールが弾かれていた。地位は前近代的で、旅行するに必要なパスポートも親や夫の物に並記されるなど、一般的な自由はなかった。しかし意外なことに財産の所有権・相続権が認められていたため経済的自立はあり一定の発言権あった。
    そこで近代的な思想に触れた一部の令嬢たちは、親の認めた結婚以外の人生を目指し、激動の時代、苦労しながら自己の運命を切り開いていった。
    本書は5人の娘、「フェミニズム運動から革命に身を投じ、ソ連時代世界初の女性大使になった」「革命に身を投じながらスターリンに処刑された」「レーニンの愛人になり革命の功労者として天寿を全うした」「皇帝の暗殺を企てたテロリスト」「反革命の闘士として白ロシア軍と共に戦い、アメリカに渡って共産主義を批判し続けた」...壮絶な令嬢たちの物語。
    恵まれた環境を捨てて、己の信念を貫いた女性たちの生き方は非常にすがすがしい。
    300ページにも及ぶ大著だが、5人のエピソードを語るには分量が足りなかった。一人の令嬢の生き様に焦点を絞った続編を期待したい。

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号 238.07//Sa25

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