蚕食鯨呑――世界はおいしい「さしすせそ」

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000230643

感想・レビュー・書評

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  • 楊逸さんという外国人の芥川作家を初めて知りました。この本は著者の母国である中国を中心に、著者が現在住んでいる日本や旅先で訪れた外国の料理について書かれています。文章がとても綺麗で、取り上げた料理やその国の情景を想像しやすかったです。

    基本的に見開きで完結するコンパクトな料理エッセイですが、豆知識がたくさん手に入りました。珍しい料理や中国の料理の由来や諺など、スマホ片手に調べながら読みました。著者の故郷であるハルビンのパンやクワスが食べたくなりました。ハルビンの食文化がほとんどロシアと同じということも初めて知りました。とにかく勉強になる本です。

  • 食べ物ネタは美味しい。

  • 毎日の日曜版で毎週読んでたはずなのに
    ちっとも覚えていない自分にびっくり…
    ちょっと変な言い回しや、思い込みはご愛嬌。
    意外と最近本になってたのにもびっくりした。
    日曜版紙面の制約上言葉足らずが多くて、
    もっとしっかり加筆してくれたらよかったな〜

  • 食のまつわるエッセイ集。中国の食にも言及する事例がたくさん盛り込まれているが、食のエッセイながら、美味しい雰囲気が伝わりにくく、最後まで、読むのを断念!わたし的にはイマイチな。。。

  • 中華料理が食べたくなるかと思っていたが、過去の中国旅行を思い出すだけだった。本場で旨い料理に出会っていれば、活字から味を思い出しただろうけど残念。

  • 芥川賞作家による「食」にかんするエッセイ。
    主に中国の食に関する内容が多い。

    あまり惹かれる食べ物がなかった。
    色々紹介されているのに、なぜだか美味しいそうに感じない。ちょっと理屈っぽいからかな...

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著者プロフィール

(ヤン・イー、Yang Yi)
作家。1964年、中国ハルビン生まれ。
87年、留学生として来日。95年、お茶の水女子大学卒業。
2007年、『ワンちゃん』(文藝春秋)で文學界新人賞受賞。
翌08年、『時が滲む朝』(文藝春秋)で、
日本語を母語としない作家として初めて芥川賞を受賞。
『金魚生活』『中国歴史人物月旦 孔子さまへの進言』(以上、文藝春秋)、
『すき・やき』(新潮社)、『あなたへの歌』(中央公論新社)、
『わが敵「習近平」』(飛鳥新社)、『中国の暴虐』(共著、WAC)など著書多数。
現在、日本大学芸術学部教授。

「2021年 『「言葉が殺される国」で起きている残酷な真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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