作家太宰治の誕生――「天皇」「帝大」からの解放

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000230551

作品紹介・あらすじ

幼少時から抜き難いものとして意識の深い部分に刻印され、生家から期待された「天皇への接近」のためにエリートであろうとした太宰は、なぜ左翼活動に踏み込んだのか。伝説の左翼文芸誌『戦旗』を購読していた事実を示す資料の発見により、高校時代から社会の深刻な矛盾に向き合おうと苦悩した青年の姿が浮かび上がる。膨大な資料を調査し、従来にない視点から読み解く、作家として生きる道を見出すまでの太宰治の半生。

感想・レビュー・書評

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  • 【配置場所】工大選書フェア【請求記号】910.268||S【資料ID】91141645

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著者プロフィール

斉藤利彦

1953年福島県生まれ。学習院大学文学部教育学科教授。博士(教育学)。東京大学法学部卒業、同大学院教育学研究科博士課程修了。学習院大学助教授などを経て、94年より現職。著書に『作家太宰治の誕生』(岩波書店)、『試験と競争の学校史』(講談社学術文庫)、『学校文化の史的研究』(編著、東京大学出版会)、『明仁天皇と平和主義』(朝日新書)など。

「2019年 『「誉れの子」と戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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