学校再発見!: 子どもの生活の場をつくる

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000224680

作品紹介・あらすじ

学校は、子どもたちの生活の場である。生活だから、いろいろと面倒なことがある。あって当然!この混乱した社会の中に存在している学校が、平穏な予定調和の世界であるはずがない。そのカオス状態、騒乱の日常がおもしろい。その学校を、もう一度よく見直してみたい。見直すというのは、分析したり、展望を語ることだけではない。学校に「自律の希望」を見つけることだ。自律とは社会や集団の中に生きながら、自分自身で考え、思い、行動できることである。そして、「よき条件をだれかに与えてもらう、良い教えをだれかにもとめる」という、他律的なあり方でなく、「私はこうしたい、他者と共にこうありたい」と自ら思い願い、動き出すことだ。私たちは「自律の希望」が欠如していることを自分でも気付いていながら、そこから目をそらしている。「自律の希望」とは「自己責任」などという、為政者や強者が弱者に押し付ける無責任とは全く違うものだ。本書は、子どもたちと学校で生活する中で著者自身が「自律の希望」を紡ごうと書きつづったものである。

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著者プロフィール

1952年愛知県名古屋市生まれ。小学校教員。フリースクール「アーレの樹」理事。〈お・は〉編集人。〈ち・お〉編集協力人。
著書に『仕事を辞めたい。職場で自分を守る最善の選択』(ジャパンマシニスト社)『学校再発見!――子どもの生活の場をつくる』(岩波書店)『センセイは見た! 「教育改革」の正体』(青土社)『子どもってワケわからん!』(批評社)ほか多数。

「2023年 『学校バトルを真面目に楽しむ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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