アフガン・対テロ戦争の研究――タリバンはなぜ復活したのか

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000220903

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  • ▼福島大学附属図書館の貸出状況
    https://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/TB90360874

    (推薦者:行政政策学類 鈴木 めぐみ 先生)

  • ・全体が翻訳調で,わたくしには前後の関係が読み解けない文章がいくつかある。
    133頁:少年を獣姦する権利
    ・おそらく著者は「獣姦」の意味を知らないのであろう。そうでなければ,アフガニスタン人は,少年を人間ではなく,ケモノと見なしていることになる。この部分には参考文献はあげられていないが,「buggery」かなにかを誤訳しているのではないか。
    152頁:皮膚の皮を剥ぐ蛮行
    ・人間には,皮膚以外にどこに「カワ」があるのだろうか。「皮」と「膚」を分けて考えているのだろうか。「頭の頭痛が痛い」みたいな文章に見える。
    187頁:無人偵察機に攻撃され……死亡した。
    ・なんども「無人偵察機による攻撃」ということばがでてくるが,「偵察」と「攻撃」には齟齬があるように思える。Unmanned aerial vehicleのことをいっているのだろう。「無人(航空)機」とした方がよいのではなかろうか。

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著者プロフィール

多谷 千香子 1946年生まれ。1969年東京大学教養学部国際関係論専攻卒業。東京地検検事,法務省刑事局付検事,外務省国連局付検事,国連社会権規約委員会委員,国連女子差別撤廃委員会委員,旧ユーゴ戦犯法廷裁判官,最高検検事などを経て退官後に法政大学法学部国際政治学科教授となり2017年に退職。現在,法政大学名誉教授。
著書に『ODAと環境・人権』(有斐閣,1994年),『ODAと人間の安全保障』(有斐閣,2000年),『民族浄化を裁く――旧ユーゴ戦犯法廷の現場から』(岩波新書,2005年),『廃棄物・リサイクル・環境事犯をめぐる101問』(立花書房,2006年),『戦争犯罪と法』(岩波書店,2006年。櫻田会奨励賞受賞),『アフガン・テロ戦争の研究――タリバンはなぜ復活したのか』(岩波書店 2016年 櫻田会特別功労賞受賞)。訳書に『毛沢東は死んだか――四人組失脚後の中国』(サイマル出版会,1978年)。論文に「オゾン層保護条約とフロン規制問題」(『ジュリスト』No.841),「人権の国際的保護(個人の通報権)についての一考察」(『ジュリスト』No.865),「国際協力の法的性格(上)」(『ジュリスト』No.950),「国際協力の法的性格(下)」(『ジュリスト』No.951),「ODA(政府開発援助)」(『ジュリスト』No.1073),「女子差別撤廃条約選択議定書――手続き規則をめぐって」(『ジュリスト』No.1185),「個人通報制度に関する女子差別撤廃条約選択議定書の発効について」(『ジュリスト』No.1199),「人権としての人間の安全保障」(『ジュリスト』No.1205),「報道の自由と真実発見――ワシントン・ポスト記者の証人喚問」(『ジュリスト』No.1265),「手続面に絞った国内法整備にとどめてICCに加入した意義」(『ジュリスト』No.1343)他がある。

「2023年 『アラブの冬 リビア内戦の余波』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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