初版本復刻版 こゝろ (岩波文芸書初版本復刻シリーズ)

著者 :
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000091428

感想・レビュー・書評

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  • ながい、延々とという感じ
    青空文庫より。

  • エゴイズムが自己の心をどう支配し、周囲に影響を与えるのか。それぞれの視点からエゴイスティックな自分に悩み苦しむ、また気づかず過ごす様子がありありと表現されているので、感情移入しやすいのだと思う。名作は、時代を超えて読者の共感を得るのだと実感。

  • 教科書に載ってたなぁと思って、読んだ。先生との関係や、人間の影の部分、生き方などいろんなことを学べた。再読したい本である。

  • 内向的な男性視点による恋愛小説だなと思いました。

    親戚が自分の両親の遺産を狙っていることに気づき、人間不信なる。それでもまだ女性に対する恋心までも不信にはなっていなく、未亡人の奥さんがきりもりしている下宿先の娘さんに恋心を抱く。
    先生の親しい友人であるKも下宿することになり、娘さんに対し恋心を抱く。
    どちらも娘さんに対する思いから引くことができず、先生はKの宗教的な生き方に対して恋心を抱くのは許されないことではないのかと弱みをつく行動にでる。
    Kは自分自身の生き方に対して罪悪感を抱き、自殺をしてしまう。
    友人を死に至らしめてまで娘さんを得たことに対して先生も次第に罪悪感を募らせていき、とうとう自殺をしてしまう。

    女性に対する恋心を引けない末路と女性に対する恋心よりも友情の方が大切にするべき感情なのかなと学びました。

  • 先生の回想がいちばん面白いと思った。
    昔学校でよんだことあるからかも
    人の心はわからんなー、自分もよくわからんなーってことなのかな?
    人は、自分のことも確実なことは言えない、みたいなとこに共感

  • 精神的に向上心がないものは馬鹿だ

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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