1. 「幸せになります」は、少し世間知らずの同僚の話がメインだが、深刻に考え込んだのは、同僚である夫との年収が約百万円違っていたこと。女性差別の象徴である賃金格差は、両者にきまり悪い思いをさせたことだった
2. 「仕事の喜びと哀しみ」は、メルカリみたいな会社の話
3. 「俺の福岡ガイド」は、男性の視点から見た恋愛。見栄っ張りで、そのくせ思いが遂げられなかったことを悔いて、彼女の前で泣く。どうして素直になれないのだろうかと、考え込まされた。
4. 「やや低い」は、偶然、投稿サイトで有名になったミュージシャンの話
5. 「助けの手」は、仕事にムラのある家事手伝い業のおばさんの話
6. 「101回目の履歴書」は、掌小説
7. 「真夜中の訪問者たち」は、売春部屋と間違って、普通のマンションに深夜に訪れる男性たちの話。最後は彼女の元彼氏
8. 「タンペレ空港」は、外国で親しくなった老人の話
「幸せになります」は、コネ入社の社員を見る目の厳しさを感じた。
湯布院のストーリーはかなり刺激的だが、韓国人の恋愛の特徴をうまく捉えていて、興味深かった。
一人暮らしの若い女性のマンションを男性たちが真夜中に訪れる話は、サスペンスの要素さえ感じた。
全般的に、何気なく描かれている韓国の社会と韓国人の性格の描写が面白かった。
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