全体的に分り易く書かれてますし、作者・内藤さんの経験談もあって、
イメージがしやすい本かと思います。
池上彰さんの本に比べるとだいぶ中東びいきですが、(中東に関しては)中立的な池上さんと、
イスラム寄りの内藤さんの本を読み比べるのも面白いかと思います。
さらにイスラム寄りは中田考さんですかね。
【第一章・ヨーロッパに馴染めないイスラム教徒】
ヨーロッパの移民排斥やヒジャブ剥奪等の問題点や、
イスラム教徒が考える自由と、キリスト教徒が考える自由について書かれています。
この辺は、他の中東関係の本や内藤さんの本のおさらいと言ったイメージです。
【第二章,三章,五章・イスラム教徒の素顔】
ムスリム・ムスリマはどういった考えで行動しているのかが、
内藤さんが体験したエピソードを交えて紹介されます。
イスラム的なストレスの無い社会、
たとえば日本では小さいお子さんがいる親に「大変ですね」という所を、
トルコでは「素晴らしいですね」とみんなが言ってくれるという感じだそうで。
特に言及はありませんでしたが、アッラーは常に人々を見ているという考えは、
「お天道様は見ている」とも通じるものを感じました。
【第四章・イスラム教徒との食事について】
この章は、ほぼハラルの話です。ハラル認証の問題点への指摘もありますが、
趣旨は「イスラム教徒に食事を提供するときは、認証云々よりコレに気をつけましょう」
というお話でした。
「ムスリムがいると、飲み屋の選択肢が狭まる」といった愚痴も耳にしますが、
ちゃんとお店に説明して、予約時に伝えておけばどうにかなりそうにも感じました。
【第六章・イスラムQ&A】
日本人の持つイスラム教のイメージに対して、実際どうかが紹介されます。
イスラム世界に関して、一夫多妻の件や、女性の下着の扱いなど、ちょっとエッチな話題や、
家族間の電話のかけ方など、楽しめる話が多いと思います。
【第七章,終章・アラブの春失敗とヨーロッパ主義の限界】
こちらは色々な所で言われていることではあります。
ただ、難民の方々がどういう思いでヨーロッパに向かうかなどについては意外な所もありました。
内藤さんには、そろそろエルドアン大統領と改正憲法施行後のトルコについて、
本を出してもらいたいです。
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となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代 単行本(ソフトカバー) – 2016/7/17
内藤正典
(著)
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仲良くやっていきましょう。
テロ、戦争を起こさないために―
大勢のイスラム教徒と共存するために――
現代イスラム地域を30年以上見つめつづけてきた研究者である著者が、いま、なぜ「こんなこと」になっているのか? を解説。 「一夫多妻制って?」などの日常的な話題から、「イスラム国」がなぜ生まれたか、といった世界情勢の見方や「テロを本当になくすために必要なこと」まで、抜群のわかりやすさで綴る、現代必読の一冊。
1980年代にシリアを、その後ヨーロッパでトルコ出身の移民を、それぞれ現地で研究してきました。91年からは、トルコに家をもち、イスラム世界との交流をつづけています。この本では、私が実際に見て聞いて研究した「となりのイスラム」をご紹介することで、みなさんの頭のなかにある、イスラムは怖いという思い込みを解いていこうと思います。そして、ごくふつうに仲良くしていけるんだ、あるいは、そうしていきたい、と思い、行動する人たちが増えていってほしいと思うのです。――まえがきより
テロ、戦争を起こさないために―
大勢のイスラム教徒と共存するために――
現代イスラム地域を30年以上見つめつづけてきた研究者である著者が、いま、なぜ「こんなこと」になっているのか? を解説。 「一夫多妻制って?」などの日常的な話題から、「イスラム国」がなぜ生まれたか、といった世界情勢の見方や「テロを本当になくすために必要なこと」まで、抜群のわかりやすさで綴る、現代必読の一冊。
1980年代にシリアを、その後ヨーロッパでトルコ出身の移民を、それぞれ現地で研究してきました。91年からは、トルコに家をもち、イスラム世界との交流をつづけています。この本では、私が実際に見て聞いて研究した「となりのイスラム」をご紹介することで、みなさんの頭のなかにある、イスラムは怖いという思い込みを解いていこうと思います。そして、ごくふつうに仲良くしていけるんだ、あるいは、そうしていきたい、と思い、行動する人たちが増えていってほしいと思うのです。――まえがきより
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社ミシマ社
- 発売日2016/7/17
- 寸法18.8 x 12.8 x 1.7 cm
- ISBN-10490390878X
- ISBN-13978-4903908786
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商品の説明
著者について
1956年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科科学史・科学哲学分科卒業。博士(社会学)。専門は多文化共生論、現代イスラム地域研究。一橋大学教授を経て、現在、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。著書に『イスラム――癒しの知恵』『イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北』(以上、集英社新書)、『ヨーロッパとイスラーム』(岩波新書)、『トルコ 中東情勢のカギをにぎる国』(集英社)など多数。
登録情報
- 出版社 : ミシマ社 (2016/7/17)
- 発売日 : 2016/7/17
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
- ISBN-10 : 490390878X
- ISBN-13 : 978-4903908786
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 1.7 cm
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2017年11月28日に日本でレビュー済み
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2023年12月5日に日本でレビュー済み
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YouTubeで拝見した内藤氏の話に引き込まれ著書を購入しました
読みやすい文章で知識の深さも感じ、充実した内容です
読みやすい文章で知識の深さも感じ、充実した内容です
2021年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変詳しく分かり易く書かれています。イスラムを理解するには大変良い本だと感じました。
入門書であると同時にある程度の理解者が読み返してさらに理解を深めるのに最適だと思います。
入門書であると同時にある程度の理解者が読み返してさらに理解を深めるのに最適だと思います。
2019年12月10日に日本でレビュー済み
イスラム教を信じる人たちの生き方、ヨーロッパでイスラムがどのように扱われ、なぜイスラム国が生まれたかを簡単な言葉で説明してくれる本。
イスラム教徒が慎ましく平和に暮らしている事、ヨーロッパで認められず孤立化していった歴史は、分かりやすく書かれている。
一方で、離婚など女性に不利な伝統も現実にはかかあ天下だから問題無いとしたり、イスラム教徒が多い国での腐敗した政権、駐在員が感じる仕事のしづらさの理由など、知りたいことにあまり答えてくれていないとも感じた。
悪くは無いが、他の本もあたる必要があると思う。
イスラム教徒が慎ましく平和に暮らしている事、ヨーロッパで認められず孤立化していった歴史は、分かりやすく書かれている。
一方で、離婚など女性に不利な伝統も現実にはかかあ天下だから問題無いとしたり、イスラム教徒が多い国での腐敗した政権、駐在員が感じる仕事のしづらさの理由など、知りたいことにあまり答えてくれていないとも感じた。
悪くは無いが、他の本もあたる必要があると思う。
2019年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
"近代以降の西洋社会が神から離れることで人間が自由を得ていくと考えたこととは、まったく違う考え方です。イスラムは、神と共にあることによって自由を得るのです。"シリアを、ヨーロッパでは移民を現地で研究した著者が【イスラムは怖い】という頭の中にある思い込みを解こうとしている本書は説得力に満ちている。
個人的には、恥ずかしながらイスラムについては本当に勉強不足を自覚しているわけですが。そんな自分にとって本書は、40年近くイスラム世界と良好な交流をしつつ、研究をつづけている著者だからこその【説得力のある知見】をわけてもらえるような刺激的な一冊でした。
そして、読めば読むほどに自分のイスラム理解が、ヨーロッパやアメリカといった西洋社会側一辺倒の視線か、ハラール認証といったビジネス側だけの視線だけに【極端に偏っていた】ことに気づかされて、とても恥ずかしく思いました。やわらかい語り口もあって理解もしやすい良書ですね。これは。
イスラムについて理解を深めたい人に、またイスラム国や難民問題などの背景を理解したい誰かにオススメ。
個人的には、恥ずかしながらイスラムについては本当に勉強不足を自覚しているわけですが。そんな自分にとって本書は、40年近くイスラム世界と良好な交流をしつつ、研究をつづけている著者だからこその【説得力のある知見】をわけてもらえるような刺激的な一冊でした。
そして、読めば読むほどに自分のイスラム理解が、ヨーロッパやアメリカといった西洋社会側一辺倒の視線か、ハラール認証といったビジネス側だけの視線だけに【極端に偏っていた】ことに気づかされて、とても恥ずかしく思いました。やわらかい語り口もあって理解もしやすい良書ですね。これは。
イスラムについて理解を深めたい人に、またイスラム国や難民問題などの背景を理解したい誰かにオススメ。
2019年9月12日に日本でレビュー済み
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イスラム圏に住んでの感想や個人的な日記なら面白いかもしれませんが、主観や肩入れが凄くて客観的な意見として受け入れ辛い内容でした。
客観性をもって民族や宗教性を説明していれば、読み手が判断でき、受け入れやすいですが、イスラム圏の人は思ってるよりいい民族だ!差別的な考え方をしてる側がおかしいんだ!と、読み手を差別してる側と決めつけ話を進めている感が否めないです。
実際イスラム圏にもヨーロッパ圏にもアメリカ圏にも行った身からすると、作者の方は住んでいる場所に特別な思い入れをしているんだろうなと感じました。
イスラム圏の田舎村での体験で優しい民族で思っているようか凶暴性は全くない!と書いてある場面もありましたが、田舎の方に行けばどんな国のどんな民族も穏やかでよそ者でも受け入れてくれる人達が多いと思います。
全体的に私の主観には響かないどころか反感を覚える内容の方が多かった気がします。
為になる話もありましたが、もう少し客観性をもって書いていただきたい
客観性をもって民族や宗教性を説明していれば、読み手が判断でき、受け入れやすいですが、イスラム圏の人は思ってるよりいい民族だ!差別的な考え方をしてる側がおかしいんだ!と、読み手を差別してる側と決めつけ話を進めている感が否めないです。
実際イスラム圏にもヨーロッパ圏にもアメリカ圏にも行った身からすると、作者の方は住んでいる場所に特別な思い入れをしているんだろうなと感じました。
イスラム圏の田舎村での体験で優しい民族で思っているようか凶暴性は全くない!と書いてある場面もありましたが、田舎の方に行けばどんな国のどんな民族も穏やかでよそ者でも受け入れてくれる人達が多いと思います。
全体的に私の主観には響かないどころか反感を覚える内容の方が多かった気がします。
為になる話もありましたが、もう少し客観性をもって書いていただきたい
2016年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長らくイスラム研究に従事してきた著者が、「実際に見て聞いて研究した『となりのイスラム』をご紹介することで……『イスラムは怖い』という思い込みを解いていこう(p.7)」とする書。
「あなたは、今後、イスラム教徒と仲良くしていこうと思っていますか?(p.3)」と尋ねられたら、正直言って「怖そうだからできるだけかかわらないほうがいい(p.3)」と思ってしまう部分が自分にもある。「なぜそう思うのだろう?」と自問しつつ読む。
著者の描くイスラム教徒の姿は「①人間が一番えらいと思わない人、②人と人のあいだに線引きをしない人、③弱い立場の人を助けずにいられない人、④神の定めたルールの下では存分に生活をエンジョイする人、⑤死後の来世を信じて、楽園(天国)に入れてもらえるように善行を積もうとする人(p.250)」とまとめられる。ここだけを読むと「(④・⑤はよく分からないけれど)我々の回りの(立派な)人間と同じだ」と思う。
けれど、著者はイスラム教徒と非イスラム教徒が分かり合えるとは考えていない。「ヨーロッパ的価値観を啓蒙するというやり方では対立は深まる一方(p.56)」であり「イスラム世界と西欧世界とが、水と油であることを前提として……暴力によって人の命をこれ以上奪うことを互いにやめる(p.7)」ことを考えていくべきだとする。お互いが分かり合えない(部分を持つ)ということ(だけ)はせめて理解して、そのうえで共存関係を作っていくしかないということだろう。
個別には、「度が過ぎたリベラルというのも、異文化との共生を破壊する危険性をもっています(p.36)」という指摘、日本の「ハラール・ビジネス」への批判(p.100~)、「(スカーフを)実際にかぶっている人に聞くとすぐにわかりますが、髪の毛をあらわにするのは恥ずかしいから隠すのです。それを脱げと命じる。これってセクハラじゃありませんか(p.44)」というようなフランスのライシテへの批判が興味深かった。
本書でイスラム嫌悪/恐怖を完全に払拭することは無理にしても、緩和する効果はあるだろう。
「あなたは、今後、イスラム教徒と仲良くしていこうと思っていますか?(p.3)」と尋ねられたら、正直言って「怖そうだからできるだけかかわらないほうがいい(p.3)」と思ってしまう部分が自分にもある。「なぜそう思うのだろう?」と自問しつつ読む。
著者の描くイスラム教徒の姿は「①人間が一番えらいと思わない人、②人と人のあいだに線引きをしない人、③弱い立場の人を助けずにいられない人、④神の定めたルールの下では存分に生活をエンジョイする人、⑤死後の来世を信じて、楽園(天国)に入れてもらえるように善行を積もうとする人(p.250)」とまとめられる。ここだけを読むと「(④・⑤はよく分からないけれど)我々の回りの(立派な)人間と同じだ」と思う。
けれど、著者はイスラム教徒と非イスラム教徒が分かり合えるとは考えていない。「ヨーロッパ的価値観を啓蒙するというやり方では対立は深まる一方(p.56)」であり「イスラム世界と西欧世界とが、水と油であることを前提として……暴力によって人の命をこれ以上奪うことを互いにやめる(p.7)」ことを考えていくべきだとする。お互いが分かり合えない(部分を持つ)ということ(だけ)はせめて理解して、そのうえで共存関係を作っていくしかないということだろう。
個別には、「度が過ぎたリベラルというのも、異文化との共生を破壊する危険性をもっています(p.36)」という指摘、日本の「ハラール・ビジネス」への批判(p.100~)、「(スカーフを)実際にかぶっている人に聞くとすぐにわかりますが、髪の毛をあらわにするのは恥ずかしいから隠すのです。それを脱げと命じる。これってセクハラじゃありませんか(p.44)」というようなフランスのライシテへの批判が興味深かった。
本書でイスラム嫌悪/恐怖を完全に払拭することは無理にしても、緩和する効果はあるだろう。
2017年3月23日に日本でレビュー済み
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とてもわかりやすい表現で書かれていて、おかげさまでイスラム教やムスリムに対しての理解が深まりました。
ムスリムの友人とのつき合いで、「なんで○○なの?」と疑問を感じることも多少ありましたが、この本を読んで解消できました。
読後にイスラム圏を旅行しましたが、以前行った時と比べて自分の視野が広がり、現地の人にも安心感を覚え、読む前とは違った新たな視点で旅行を楽しむことができました。
一気に内藤先生のファンになり、別の本も購入して、今読んでいるところです。
知識は、未知のものへの理解を助けてくれるんだなと改めて実感しました。
ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。
追記 2018年3月
このレビューを書いた後、他のイスラム研究の本も読んでみましたが、学者さんにもいろいろな方がおられるんですね。
ムスリムを研究対象として、まるで動物園の動物のように観察し、ジハードの意味も知らないまま、日本をテロから守るためにイスラム教を分析する方々もいらっしゃることに気がつきました。
ムスリムだろうが何だろうが、まず人間として同じ土俵に立たなければ、それこそ何も生み出せないと内藤先生は伝えたかったのではないでしょうか。
初めて読んだイスラム関連の本がこの本で、私は本当によかったと思います。
ありがとうございました。
ムスリムの友人とのつき合いで、「なんで○○なの?」と疑問を感じることも多少ありましたが、この本を読んで解消できました。
読後にイスラム圏を旅行しましたが、以前行った時と比べて自分の視野が広がり、現地の人にも安心感を覚え、読む前とは違った新たな視点で旅行を楽しむことができました。
一気に内藤先生のファンになり、別の本も購入して、今読んでいるところです。
知識は、未知のものへの理解を助けてくれるんだなと改めて実感しました。
ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。
追記 2018年3月
このレビューを書いた後、他のイスラム研究の本も読んでみましたが、学者さんにもいろいろな方がおられるんですね。
ムスリムを研究対象として、まるで動物園の動物のように観察し、ジハードの意味も知らないまま、日本をテロから守るためにイスラム教を分析する方々もいらっしゃることに気がつきました。
ムスリムだろうが何だろうが、まず人間として同じ土俵に立たなければ、それこそ何も生み出せないと内藤先生は伝えたかったのではないでしょうか。
初めて読んだイスラム関連の本がこの本で、私は本当によかったと思います。
ありがとうございました。