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藤森照信の茶室学―日本の極小空間の謎 単行本 – 2012/4/20
藤森 照信
(著)
日本の極小空間=「茶室」の謎に迫る。 利休はなぜ2畳という極限スペースの茶室をつくったのか。 茶室に火が投じられたわけは。 日本の極小空間の原点である「茶室」に、建築史家であり建築家である藤森照信が迫った渾身の書き下ろしです。 茶室の始まりから現代の茶室までの歴史をひもときつつ、藤森流のオリジナリティ溢れる茶室論がわかりやすい文章で展開され、茶室に詳しい人も、詳しくない人も楽しめる内容となっています。 日本のアイデンティティの一つである「茶室」を改めて熟考できる1冊。 最終章に、茶室を多く手掛けている、日本を代表する建築家、磯崎新との 茶室談義を収録。
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社六耀社
- 発売日2012/4/20
- 寸法13.5 x 2.2 x 19.5 cm
- ISBN-104897377048
- ISBN-13978-4897377049
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商品の説明
出版社からのコメント
建築史家の藤森照信が、利休の茶室について書き下ろしました。茶室を学問として捉え直した「茶室学」というタイトルが全てを表しています。
巻末には建築家・磯崎新氏との対談も収録。読み応えある一冊です。
巻末には建築家・磯崎新氏との対談も収録。読み応えある一冊です。
著者について
1946年長野県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。専攻は近代建築、都市計画史。東京大学名誉教授。86年、赤瀬川原平、南 伸坊らと路上観察学会を結成し、『建築探偵の冒険・東京篇』(サントリー学芸賞受賞)。91年、〈神長官守矢史料館〉で建築家としてデビュー。97年、「赤瀬川原平氏邸に示されたゆとりとぬくもりの空間創出」で日本芸術大賞、98年、日本近代の都市・建築史の研究(『明治の東京計画』及び『日本の近代建築』)で日本建築学会賞(論文)、2001年、〈熊本県立農業大学校学生寮〉で日本建築学会賞(作品賞)を受賞。2006年、第10回ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展で日本館コミッショナーを務める。 著書に『建築探偵の冒険・東京篇』(ちくま文庫)、『日本の近代建築』上・下巻(岩波新書)、『藤森照信の原・現代住宅再見』全3巻(TOTO出版)、『人類と建築の歴史』(ちくまプリマー新書)、『藤森照信建築』(TOTO出版)、『建築とは何か』(エクスナレッジ)ほか多数。
登録情報
- 出版社 : 六耀社 (2012/4/20)
- 発売日 : 2012/4/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 296ページ
- ISBN-10 : 4897377048
- ISBN-13 : 978-4897377049
- 寸法 : 13.5 x 2.2 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 390,484位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 578位芸術理論・美学
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
待庵は不思議な建築だなと思っていたが、出来上がるまでの経緯をこの本で読んで、腑に落ちた。茶室は建築の中でも非常に特異な存在だということもわかった
2015年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
建築としての茶室の勉強をしようと購入。お茶の歴史にも触れており、建築家という第三者的立場だからこそ踏み込んで書けたのだろうと思われる部分もあり、かなりおもしろかった。
2012年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
お茶のことは、まったく興味もありませんでした。新聞の記事で紹介されていたので読んでみました。茶道の本でも茶室の歴史書ですね。茶道に興味がある人は、読む価値があると思います。茶道の動作とか作法に視点が強いと思いますが、建築家の視点で見ることができる画期的な本です。
歴史では、千利休は有名ですが、豊臣秀吉などお茶に関係している人が多いことに気が付きます。日本人でよかったと思えます。
歴史では、千利休は有名ですが、豊臣秀吉などお茶に関係している人が多いことに気が付きます。日本人でよかったと思えます。
2014年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
茶道の心得のある方は、茶室と言えば利休の考案した正方形のものを思うでしょうが、本書は、そもそも「茶を飲む」というシンプルなことが日本の内外でどのように行われてきたのかという考察をしており、新鮮です。
2021年5月27日に日本でレビュー済み
利休を錬金術師とかアートパフォーマーと論する方は多くいらっしゃいますが、茶道をされている方からすれば、???と感じるのではと思います。どうも曲解の域をでないと私も思います。しかしながら本書における待庵の考察においては具体的な根拠があり納得がいくものでした。
丿貫(へちかん)という茶人は落とし穴を露地に掘って、利休もそれを知って落ちたという話があるそうです。
そう考えると、待庵もドリフのどんでんのノリで創ったのかもと思え、ますます利休が正体不明の人物に感じられました。
藤森氏は、細川護煕氏の不東庵茶室「一夜亭」を建築されています。
この茶室は茶室考の実践のようなもので、素人お茶愛好家の憧れる空間です。
この本をもとに、自分の茶室を老後には作りたいと思うばかりです。
丿貫(へちかん)という茶人は落とし穴を露地に掘って、利休もそれを知って落ちたという話があるそうです。
そう考えると、待庵もドリフのどんでんのノリで創ったのかもと思え、ますます利休が正体不明の人物に感じられました。
藤森氏は、細川護煕氏の不東庵茶室「一夜亭」を建築されています。
この茶室は茶室考の実践のようなもので、素人お茶愛好家の憧れる空間です。
この本をもとに、自分の茶室を老後には作りたいと思うばかりです。
2017年8月6日に日本でレビュー済み
藤森氏の茶室、高過庵、空飛ぶ泥舟に興味がありました。千利休以前のお茶室から現代のお茶室まで、歴史や解説が時系列で書かれています。
利休の茶室が全てではなく、色んな茶人が広くしたり、狭くしたり、貴賓席を作ったりと、オリジナルの茶室を作ってきたことが書かれていました。
茶室や建築の専門用語が難しいところもあったので、またいつか読み返してみたい一冊です。
利休の茶室が全てではなく、色んな茶人が広くしたり、狭くしたり、貴賓席を作ったりと、オリジナルの茶室を作ってきたことが書かれていました。
茶室や建築の専門用語が難しいところもあったので、またいつか読み返してみたい一冊です。
2016年10月5日に日本でレビュー済み
日本の住宅には二つの流れがあります。
竪穴式住居から民家への流れと高床式住居から寝殿造りそして書院造りへの流れです。
利休の茶室は、戦場で囲いを手がける中で、
ありあわせの材料と素人じみた技術で建築を作る面白さに目覚めたのです。
素人でも茶人でも仮設であれば自分の好みの建築を自由に作る事ができるのです。
その仮設には四つの特質があります。
1.あり合わせの材料 2.古材の再利用 3.粗い仕上げ 4.現場のデザイン です。
戦後の日本の茶室研究の流れは、
伊東忠太→武田五一→藤井厚二→掘口捨己→中村昌生→藤森照信です。
建築界では、茶室は所詮お妾さんの家で、
研究や設計にまともに取り組んではならない一種のタブーでした。
・・・とても面白く読み終えました。
竪穴式住居から民家への流れと高床式住居から寝殿造りそして書院造りへの流れです。
利休の茶室は、戦場で囲いを手がける中で、
ありあわせの材料と素人じみた技術で建築を作る面白さに目覚めたのです。
素人でも茶人でも仮設であれば自分の好みの建築を自由に作る事ができるのです。
その仮設には四つの特質があります。
1.あり合わせの材料 2.古材の再利用 3.粗い仕上げ 4.現場のデザイン です。
戦後の日本の茶室研究の流れは、
伊東忠太→武田五一→藤井厚二→掘口捨己→中村昌生→藤森照信です。
建築界では、茶室は所詮お妾さんの家で、
研究や設計にまともに取り組んではならない一種のタブーでした。
・・・とても面白く読み終えました。