江ぐちの最期の数年は月一くらいで通いました
小説中華そば江ぐちを読んで2年後に
東京に住むことになったので。
三鷹は遠かったけど地元の江ぐち的なお店に
行くよりは近かったので。
江ぐちに行くと中高生の頃に友達と行ったお店に
いるような懐かしい雰囲気が良かった。
もちろん本を読んでるからで
偶然ではないけれど仮想の地元民になれたような
楽しさ懐かしさを感じられたし
ラーメン美味しいですよ、土曜日に行ったけど。
グルメがどうとかじゃないのは承知で
自分の地元のお店の味もそうなんだけど
万人が美味しいと思う味じゃなくても
大事な味があるって幸せだと思う。
本書で久住さんがあとがきに映画の
エンドロール的に締めくくったのは
タクヤとアクマとオニガワラがいた江ぐちに通った
若い頃の地元の思い出がなくなっても
仕方がないものだったのに
継承されている事に戸惑ってる可愛らしい
優しい久住さんの思いが伝わって来てしみじみ
ほのぼのしました。
通い始めた時は五目そばやワンタン麺にチャシュ皿
だったのに、久しぶりで張り切って
頼んだワンタン麺を必死に完食した自分に
笑いました。
ラーメンは450円でした。
ハシモトくんはいなかったけど
とても感じの良いお店に変わりはなかった。
気持ち良く美味しく頂きました。

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孤独の中華そば「江ぐち」 単行本(ソフトカバー) – 2010/8/1
久住 昌之
(著)
- 本の長さ276ページ
- 言語日本語
- 出版社牧野出版
- 発売日2010/8/1
- ISBN-104895001342
- ISBN-13978-4895001342
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登録情報
- 出版社 : 牧野出版 (2010/8/1)
- 発売日 : 2010/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 276ページ
- ISBN-10 : 4895001342
- ISBN-13 : 978-4895001342
- Amazon 売れ筋ランキング: - 307,974位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2013年12月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三鷹に店を構える実在したラーメン屋「江ぐち」を舞台とした、その周辺の著者を含めた友人や果ては「江ぐち」の‘職人さん’たちそれぞれ何十年もの人生が交叉する、悲喜こもごもを愉快に綴った記念碑ともいえる著者最大の傑作的著作。
この本は「小説」と後置き(?)しているが、実録的な心象風景を綴ったものでしょう。
最初の頃、主人公である著者と仲間たちが勝手によく行く中華そば屋「江ぐち」で働く職人さんたちに仇名を付けたり、はたまたその生い立ちからの人生を勝手に語り合ったり、その「物語」をコソコソ、ヒソヒソ楽しく綴っていくのだが、いつの間にかその糸は現実の「江ぐち」という糸と縒っていくのです。
そして本のおしまいには著者が近年ブログ等で綴っていたその後の「江ぐち」が付してあります。
実は今年初めに一度この本を通読したのだが、先日再読してしまった。
再読するする本ってありますよね。(映画も)
つまりこの本はラーメンなんです。
ナルトもシナチクも同じ味なんだけどまた食べたくなる、また読みたくなる。
同じ味、内容なんだけど先に食べた時とはまたどこか違うような、ほぼ同じような。
人生という丼、その中に盛られたラーメンという人生。
食べ終わった丼もしばらくは温かい。
こういう本に出会えてよっかた、と思いました。
この本は「小説」と後置き(?)しているが、実録的な心象風景を綴ったものでしょう。
最初の頃、主人公である著者と仲間たちが勝手によく行く中華そば屋「江ぐち」で働く職人さんたちに仇名を付けたり、はたまたその生い立ちからの人生を勝手に語り合ったり、その「物語」をコソコソ、ヒソヒソ楽しく綴っていくのだが、いつの間にかその糸は現実の「江ぐち」という糸と縒っていくのです。
そして本のおしまいには著者が近年ブログ等で綴っていたその後の「江ぐち」が付してあります。
実は今年初めに一度この本を通読したのだが、先日再読してしまった。
再読するする本ってありますよね。(映画も)
つまりこの本はラーメンなんです。
ナルトもシナチクも同じ味なんだけどまた食べたくなる、また読みたくなる。
同じ味、内容なんだけど先に食べた時とはまたどこか違うような、ほぼ同じような。
人生という丼、その中に盛られたラーメンという人生。
食べ終わった丼もしばらくは温かい。
こういう本に出会えてよっかた、と思いました。
2016年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初に読み始めてから中断を挟んで、結局この本を読み終えるのに半年近くかかってしまった。
途中重いんですよね。 作者の久住さんの江ぐちへの重いが思いが重過ぎてちょっと嫌になる…
読後感もスッキリって感じはしなくて結局重いんだけど、おそらくこの本を読んでる方の多くは
「あぁ〜ラーメン喰いてぇ〜」って何度も思ったはずだ。
読んでる途中で何度もラーメンを食べにいちゃう、餃子やチャーシュー&メンマでビールの中瓶
を2、3本飲んでしまう。
結局この本を読み出すと、読んでるのか飲んでるのかって感じでワケがわからなくなって半年も
かかっちゃった次第です。
次の人に貸したけど、半年以上戻ってこねぇ〜のはきっとそのせいだね。
途中重いんですよね。 作者の久住さんの江ぐちへの重いが思いが重過ぎてちょっと嫌になる…
読後感もスッキリって感じはしなくて結局重いんだけど、おそらくこの本を読んでる方の多くは
「あぁ〜ラーメン喰いてぇ〜」って何度も思ったはずだ。
読んでる途中で何度もラーメンを食べにいちゃう、餃子やチャーシュー&メンマでビールの中瓶
を2、3本飲んでしまう。
結局この本を読み出すと、読んでるのか飲んでるのかって感じでワケがわからなくなって半年も
かかっちゃった次第です。
次の人に貸したけど、半年以上戻ってこねぇ〜のはきっとそのせいだね。
2014年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かつて三鷹にあった「江ぐち」という(伝説の?)中華そば屋。
そこのファンだった著者が、別に取材をするでもなく、想像だけでその店の店員やメニューについて勝手に書いた本。
まるで、友人同士で勝手に盛り上がり、それをそのまま本にしてしまったような感じ。
「悪ノリ」と言えなくもないけど、それが抜群に面白いし、「江ぐち」への深い愛情も感じられるという稀有な一冊です。
最初に発刊されたのは30年以上前で、その後何度か改定、というか「後日談」が付け加えられており、それがまた面白い。
最初は店名までは入れずに発刊するつもりが、店名入りで発刊されてしまった経緯。
「江ぐち」の人がそれを知って当惑し、著者がそのことがばれていないかとひやひやするくだり。
いつのまにか、なんとなくそのことが店員にも伝わり、徐々に生まれていく交流。
なんだか最後のほうは「いい話」になっていくのも心憎いです。
ちょっと前に、某芸人がラーメン屋さんの名前をタイトルにつけた本を出し、トラブルになったという話がありました(炎上マーケティングという説もありますが)。
そんな世知辛い話とはまさに対極の、「江ぐち」のおおらかさや懐の広さ、そして著者の遊び心が満載の一冊です。
そこのファンだった著者が、別に取材をするでもなく、想像だけでその店の店員やメニューについて勝手に書いた本。
まるで、友人同士で勝手に盛り上がり、それをそのまま本にしてしまったような感じ。
「悪ノリ」と言えなくもないけど、それが抜群に面白いし、「江ぐち」への深い愛情も感じられるという稀有な一冊です。
最初に発刊されたのは30年以上前で、その後何度か改定、というか「後日談」が付け加えられており、それがまた面白い。
最初は店名までは入れずに発刊するつもりが、店名入りで発刊されてしまった経緯。
「江ぐち」の人がそれを知って当惑し、著者がそのことがばれていないかとひやひやするくだり。
いつのまにか、なんとなくそのことが店員にも伝わり、徐々に生まれていく交流。
なんだか最後のほうは「いい話」になっていくのも心憎いです。
ちょっと前に、某芸人がラーメン屋さんの名前をタイトルにつけた本を出し、トラブルになったという話がありました(炎上マーケティングという説もありますが)。
そんな世知辛い話とはまさに対極の、「江ぐち」のおおらかさや懐の広さ、そして著者の遊び心が満載の一冊です。
2015年11月18日に日本でレビュー済み
こんな書籍があったとはつゆ知らず、己の浅学非才に恥じ入るばかりです。
まず、カバーイラストが素晴らしい。
中央がご主人ですね。代金を支払って帰ろうとする我々に「どうもどうも〜♪」と挨拶して下さる、いかにも心優しいお兄様でした。
麺の茹で加減が素晴らしく、余人をもって代えがたい職人でしたね。肩に掛けたタオル・・・描いた方の慧眼に感嘆しました。
左下の年配の方が、割合しょっちゅう中央に立って麺を茹でながら仕切っていらしたおじさんですか。
戸を開けて入ると、「いらっしゃいませ〜どうぞ〜♪」と声がけ下さり、あ〜、今日も『江ぐち』に来たのだと実感するのでした。
右上のおじさん、具材のトッピングご担当でしたよね。一見雑に見えてちゃんと仕事をしていらっしゃるその顔には「問答無用」と書いてありました。
新宿勤務時代に、三鷹在住のお気に入りの後輩(女性)が行ったこと無いというので、会社帰りに連れて行きましたよ。
店を出た後、「初めてのせいか(美味しさが)よく分からなかった」と漏らしてました。
あの中華そば(屋)、全体の雰囲気も含めて、女性にはなかなか分からないだろうなぁ。
男の密かな楽しみを少しだけ満たしてくれる異空間だったように思います。
そして、この書籍も。
まず、カバーイラストが素晴らしい。
中央がご主人ですね。代金を支払って帰ろうとする我々に「どうもどうも〜♪」と挨拶して下さる、いかにも心優しいお兄様でした。
麺の茹で加減が素晴らしく、余人をもって代えがたい職人でしたね。肩に掛けたタオル・・・描いた方の慧眼に感嘆しました。
左下の年配の方が、割合しょっちゅう中央に立って麺を茹でながら仕切っていらしたおじさんですか。
戸を開けて入ると、「いらっしゃいませ〜どうぞ〜♪」と声がけ下さり、あ〜、今日も『江ぐち』に来たのだと実感するのでした。
右上のおじさん、具材のトッピングご担当でしたよね。一見雑に見えてちゃんと仕事をしていらっしゃるその顔には「問答無用」と書いてありました。
新宿勤務時代に、三鷹在住のお気に入りの後輩(女性)が行ったこと無いというので、会社帰りに連れて行きましたよ。
店を出た後、「初めてのせいか(美味しさが)よく分からなかった」と漏らしてました。
あの中華そば(屋)、全体の雰囲気も含めて、女性にはなかなか分からないだろうなぁ。
男の密かな楽しみを少しだけ満たしてくれる異空間だったように思います。
そして、この書籍も。
2010年12月18日に日本でレビュー済み
本の成立も面白く,お店への取材もなく勝手な観察で書かれたはじめの本,増刷にあたりその後の出来事を追加した二冊目,再度の増刷にあたりHP上の日記+αを元に書き足した本冊と,前冊の後に後日談等を書き増す形でできあがっている.いろんなスタイルのお店があって良いと思うが,町中の地域の人の生活に密着したラーメン屋というのは,江ぐちのように,飽きの来ない味とリーズナブルな価格,そして何よりお店や従業員さんそしてお客さんが混然一体となって作り出す雰囲気があって欲しい.筆者の方のお店に対する接し方は自分に通じるものがあって共感を覚えた.お店に入って店員さんとは目でさりげなく挨拶,肩肘張らず,くつろいで,時にはマンガでも読みながらズズッとすすって,ああ美味しい,食べに来て良かったといえるようなお店が身近にあるって良いことだと感じた.