『秘密Ⅰ』はまるで舞台の芝居を見ているかのような錯覚に陥った。薄暗い舞台の真ん中に大きな冷凍庫がでんと据えてあって、主に啓太が、そして杉浦が、榎本が登場する感じ。そしてその舞台そのものが・・・なんてことを考えながら読んでいたら、とてもとても面白かった。
たった一人でもいいから、自分の事を認めて愛してくれる人がいれば、人は幸せになれるのかもしれない。少なくとも、幸せになるための”核”みたいなものが出来るのかもしれない。「自分は大丈夫」と思える自信みたいなもの、自分が立つ土台と言ってもいいかもしれない。多くの人にとってそれは、家族に愛された記憶だったり、恋人や伴侶との信頼と愛情だったりするのだろうけれど、それを持たなかった充が啓太と巡り合って、やっとそれを手にするまでの過程が読む者の心にざくざくと切り込んでくるような感じの話だと思った。
豪雨の後に空が晴れてきて、薄日が差すような感じのラストがとても良かった。

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秘密 (Holly NOVELS) 新書 – 2007/4/21
真夏の夜、寝床を捜して深夜の街を彷徨っていた啓太は、杉浦充という男と出会いセックスを条件に部屋に泊めてもらう。男と寝たい訳ではなかったが、啓太は自分のアパートに帰りたくなかった。大きな冷凍庫が唸る部屋で、独り夢を見たくなかったからだ。悪夢を抱えていた啓太にとって、泊めてくれる杉浦は都合のいい相手だった。しかし、杉浦の一途な想いに心が揺れるようになり…。
- 本の長さ255ページ
- 言語日本語
- 出版社スコラマガジン(蒼竜社)
- 発売日2007/4/21
- ISBN-104883863190
- ISBN-13978-4883863198
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登録情報
- 出版社 : スコラマガジン(蒼竜社) (2007/4/21)
- 発売日 : 2007/4/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 255ページ
- ISBN-10 : 4883863190
- ISBN-13 : 978-4883863198
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,084,982位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 10,254位ボーイズラブノベルス (本)
- - 68,866位新書
- - 176,525位文学・評論 (本)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2022年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
*ネタバレ注意
木原先生の作品はすごく馴染みがあり、尊敬はするし好きですが、dvなど痛い場面がよく出るのでいつでも何度でも読める話じゃなかったりします。今回の『秘密』は設定から歪みまくっているようで、やはり痛いシーンが出てきて… 殺人事件のオチはなんとなくわかって、うーんって思いながら読み続けましたが… 最後まで読んでから、本当に買ってよかったと思う作品です。
この小説は推理系じゃありません。啓太は、妄想に走らなければいけないほど追い詰められていたんだなとしみじみします。ただそこにいたから選んだ杉浦が、どんどんかけがえのない存在になって行く。杉浦もまた、啓太のおかげで自分で作ってしまった限界を打破して行く。ぎこちない二人がこれ以上ないくらいお似合いにまで成長する姿が見れて、本当に心があったまります。こんな読後感が気持ちいい作品は久しぶりです。また一から読みたくなります。BLのレッテルに惑わされず、いろんな人に是非読んでほしいと思いました。
木原先生の作品はすごく馴染みがあり、尊敬はするし好きですが、dvなど痛い場面がよく出るのでいつでも何度でも読める話じゃなかったりします。今回の『秘密』は設定から歪みまくっているようで、やはり痛いシーンが出てきて… 殺人事件のオチはなんとなくわかって、うーんって思いながら読み続けましたが… 最後まで読んでから、本当に買ってよかったと思う作品です。
この小説は推理系じゃありません。啓太は、妄想に走らなければいけないほど追い詰められていたんだなとしみじみします。ただそこにいたから選んだ杉浦が、どんどんかけがえのない存在になって行く。杉浦もまた、啓太のおかげで自分で作ってしまった限界を打破して行く。ぎこちない二人がこれ以上ないくらいお似合いにまで成長する姿が見れて、本当に心があったまります。こんな読後感が気持ちいい作品は久しぶりです。また一から読みたくなります。BLのレッテルに惑わされず、いろんな人に是非読んでほしいと思いました。
2007年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ディスレクシアの捉え方の違い。
特徴の一つとして、読み書きに関してその文字の形状を、
多くの人が捉えるのと同じように捉えることが出来ない人たちの事を指します。
でも知能はそれに比例することなく、読み書きが出来ないだけで後はその他大勢とほとんど変わりません。
その他大勢がAという教育で勉強を教えてもらうのと、ディスレクシアはZという教育、違った角度からの教育で勉強を教えてもらったとしても、
知能に比例しないのなら、それを生かせる人は立派に高学歴になったり芸術家になったりするのも、自然なことでしょう。
むしろ、ディスレクシア専門の教育機関が日本では、まだないだけに、生かせるものが生かされてないという、何とも時代遅れの現状がここにあります。
私はこのディスレクシアというのが海外では、とっくに認知され、それに伴った教育も進んでいるというのを以前知ったとき、
日本でも早く認知されればいいのにと強く思いました。
物語の中でも説明がありますが、幼いときに訓練を受ければある程度のレベルまで到達することが出来るのです。育ってからでは、遅いのです。
小学生のとき、あれっ?と思うような子が、学年に1人くらいは居た経験がある人は、多いのではないでしょうか。
その中にはこういった症状の人がもしかしたら居たのかもしれません。
こういった問題を、BLで扱うことは非常に危険を伴うと私は考えました。
まだまだ認知されない症状なだけに、奇妙な目つきで視る人も多いでしょう。
また中にはBLで扱うことに不快感を持つ人もいるかもしれませんね。
ですがこの本を読まれた方も、読まれていない方も、
とにかく認知をしてもらいたいと私は考えます。知ってください。
その手段がBLであっても、木原音瀬さんの描くような作風なら私は肯定派です。
この本を読まれてディスレクシアに関心を持った人は多いと思います。
HPを作る技術のある人もいるでしょう。
関心を持ったのであれば、それに対する感想や意見などを、
ブログで話題に出すのもアリだと思います。誰かが読みます。
多くの人が知らない症状は、こういった小さなところから広がっていくのですから。
世間では腐女子だなんだと言われがちですが、同時に発信者でもある私達は、
影響を受けたものを正しく世に認知してもらおうと働きかけることも出来るのです。
HP一つ作るだけで、何百人、それ以上の人が「へぇ」と思うことでしょう。
(ただしBLとは離して作ろう)
木原さんは、非常に良い仕事をしたと、私は評価します。
最後に。
物語の構成は良いのですが、もう少しメイン2人のラブラブを見せてほしかった。
H描写に関しては落ち着いていますが、逆に落ち着いているからこそ過激でもあり、
静かに激しく獣じみた息遣いが聞こえてきそうです。
各キャラクター構成も星5つ。主人公の内面の不安定さもさすが達筆です。
主人公が妄想癖が強いだけに場面がコロコロ変わりますが、
読者がちゃんとついてこれるあたり、非常〜に作者の知的さが伺えます。
イラストの茶屋町さんも大好きで、雰囲気出てます。
ただし、基本的にジメジメした話が嫌いな人は手をつけないほうが良いでしょう。
人間の心の闇みたいなモンを、見せ付けられるような感じがします。
人間関係の限界や身内のごたごた、薄汚れたものも垣間見えます。
でもね、ほんと、お勧めですから!(笑)
特徴の一つとして、読み書きに関してその文字の形状を、
多くの人が捉えるのと同じように捉えることが出来ない人たちの事を指します。
でも知能はそれに比例することなく、読み書きが出来ないだけで後はその他大勢とほとんど変わりません。
その他大勢がAという教育で勉強を教えてもらうのと、ディスレクシアはZという教育、違った角度からの教育で勉強を教えてもらったとしても、
知能に比例しないのなら、それを生かせる人は立派に高学歴になったり芸術家になったりするのも、自然なことでしょう。
むしろ、ディスレクシア専門の教育機関が日本では、まだないだけに、生かせるものが生かされてないという、何とも時代遅れの現状がここにあります。
私はこのディスレクシアというのが海外では、とっくに認知され、それに伴った教育も進んでいるというのを以前知ったとき、
日本でも早く認知されればいいのにと強く思いました。
物語の中でも説明がありますが、幼いときに訓練を受ければある程度のレベルまで到達することが出来るのです。育ってからでは、遅いのです。
小学生のとき、あれっ?と思うような子が、学年に1人くらいは居た経験がある人は、多いのではないでしょうか。
その中にはこういった症状の人がもしかしたら居たのかもしれません。
こういった問題を、BLで扱うことは非常に危険を伴うと私は考えました。
まだまだ認知されない症状なだけに、奇妙な目つきで視る人も多いでしょう。
また中にはBLで扱うことに不快感を持つ人もいるかもしれませんね。
ですがこの本を読まれた方も、読まれていない方も、
とにかく認知をしてもらいたいと私は考えます。知ってください。
その手段がBLであっても、木原音瀬さんの描くような作風なら私は肯定派です。
この本を読まれてディスレクシアに関心を持った人は多いと思います。
HPを作る技術のある人もいるでしょう。
関心を持ったのであれば、それに対する感想や意見などを、
ブログで話題に出すのもアリだと思います。誰かが読みます。
多くの人が知らない症状は、こういった小さなところから広がっていくのですから。
世間では腐女子だなんだと言われがちですが、同時に発信者でもある私達は、
影響を受けたものを正しく世に認知してもらおうと働きかけることも出来るのです。
HP一つ作るだけで、何百人、それ以上の人が「へぇ」と思うことでしょう。
(ただしBLとは離して作ろう)
木原さんは、非常に良い仕事をしたと、私は評価します。
最後に。
物語の構成は良いのですが、もう少しメイン2人のラブラブを見せてほしかった。
H描写に関しては落ち着いていますが、逆に落ち着いているからこそ過激でもあり、
静かに激しく獣じみた息遣いが聞こえてきそうです。
各キャラクター構成も星5つ。主人公の内面の不安定さもさすが達筆です。
主人公が妄想癖が強いだけに場面がコロコロ変わりますが、
読者がちゃんとついてこれるあたり、非常〜に作者の知的さが伺えます。
イラストの茶屋町さんも大好きで、雰囲気出てます。
ただし、基本的にジメジメした話が嫌いな人は手をつけないほうが良いでしょう。
人間の心の闇みたいなモンを、見せ付けられるような感じがします。
人間関係の限界や身内のごたごた、薄汚れたものも垣間見えます。
でもね、ほんと、お勧めですから!(笑)
2016年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すごく好きな作品です。
自分のせいでもあるけど、好きになれる相手がいない人っているじゃないですか。容姿のことだったり、性格のことだったり。身体的特徴だったり、部屋が汚かったり。
そういう人から毒の部分を抜いてくれたら、こういう作品になるんだと思う。ある意味読者を救ってくれる作品。
体を重ねることも、会話の一部であるわけで、啓太と充の言語を介した会話を、絶妙に補っています。文字を書いたり読んだりが苦手な充。彼の丁寧な行為にはそんな側面が表れているように見えました。彼の能力を補うかのように。
啓太も、妄想に耽らないといけないくらいに、弱っています。そしてその妄想ゆえに追い詰められていきます。思考も浅く、求められることに特に理由もなく安堵し、精神的に頼っていきます。
一見すると普通に見える大人たちが、能力と精神のどこかしらに痛みを抱えている。この二人が結ばれるまでの話です。
ひときわ輝く希望の一つが充という人物の存在です。好きにまっすぐで、相手を見つめ、身も心も愛する。貧困でもないが金持ちでもない、堅実な生活を積み重ねようとする、かなり等身大の描かれ方。そして小さな努力を日々惜しまない。文字に関する能力に課題を持っているのですが、そんなことはどうでもいいくらい、いい男として描かられている主人公の一人です。
僕はこんな男になりたいなぁと思った。
サブストーリーはネタバレ的な話で、充の能力についての説明書きみたいです。
この作品の興醒めな部分はここで、構成はなんだかチープです。過去も全ての登場人物も、みんな精算するのがテンプレートなのでしょうか。あってもいいけど、なんだかゴシップ的で白けます。そんなに過去をほじくり出すことが好きな読者だと思われてるのだろうか。
自分のせいでもあるけど、好きになれる相手がいない人っているじゃないですか。容姿のことだったり、性格のことだったり。身体的特徴だったり、部屋が汚かったり。
そういう人から毒の部分を抜いてくれたら、こういう作品になるんだと思う。ある意味読者を救ってくれる作品。
体を重ねることも、会話の一部であるわけで、啓太と充の言語を介した会話を、絶妙に補っています。文字を書いたり読んだりが苦手な充。彼の丁寧な行為にはそんな側面が表れているように見えました。彼の能力を補うかのように。
啓太も、妄想に耽らないといけないくらいに、弱っています。そしてその妄想ゆえに追い詰められていきます。思考も浅く、求められることに特に理由もなく安堵し、精神的に頼っていきます。
一見すると普通に見える大人たちが、能力と精神のどこかしらに痛みを抱えている。この二人が結ばれるまでの話です。
ひときわ輝く希望の一つが充という人物の存在です。好きにまっすぐで、相手を見つめ、身も心も愛する。貧困でもないが金持ちでもない、堅実な生活を積み重ねようとする、かなり等身大の描かれ方。そして小さな努力を日々惜しまない。文字に関する能力に課題を持っているのですが、そんなことはどうでもいいくらい、いい男として描かられている主人公の一人です。
僕はこんな男になりたいなぁと思った。
サブストーリーはネタバレ的な話で、充の能力についての説明書きみたいです。
この作品の興醒めな部分はここで、構成はなんだかチープです。過去も全ての登場人物も、みんな精算するのがテンプレートなのでしょうか。あってもいいけど、なんだかゴシップ的で白けます。そんなに過去をほじくり出すことが好きな読者だと思われてるのだろうか。
2014年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
木原さんの作品で1位2位を争うほど好きです。
ハンデを抱えた二人のお話。木原さんらしく恋愛に至るまでの過程がとても自然で情熱的で引き込まれます。木原さんにしては身体的に痛いシーンもなく、亮の綺麗な心と真っ直ぐな愛に癒されます。啓太(受)もとっつきにくく怒りやすいと思いきや垣間見える優しさにほっこり。
この作品に限らず木原さんの作品を読んで、いつも印象に残るのは、独特なセリフや言い回しです。この作品では亮のセリフをまさに、亮らしい言葉遣いで表現していてそこが好きです。木原さんならでは。
オチが見えてしまう人もいるかもしれませんが、お互いを支え合うまでの過程が素敵で何度も読み返したくなる作品です。
ショートストーリーもとても良い。
救いが沢山あって読み心地が良い。
ハンデを抱えた二人のお話。木原さんらしく恋愛に至るまでの過程がとても自然で情熱的で引き込まれます。木原さんにしては身体的に痛いシーンもなく、亮の綺麗な心と真っ直ぐな愛に癒されます。啓太(受)もとっつきにくく怒りやすいと思いきや垣間見える優しさにほっこり。
この作品に限らず木原さんの作品を読んで、いつも印象に残るのは、独特なセリフや言い回しです。この作品では亮のセリフをまさに、亮らしい言葉遣いで表現していてそこが好きです。木原さんならでは。
オチが見えてしまう人もいるかもしれませんが、お互いを支え合うまでの過程が素敵で何度も読み返したくなる作品です。
ショートストーリーもとても良い。
救いが沢山あって読み心地が良い。
2016年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
薄暗い雰囲気が続きますが、登場人物が不器用で切なくて好きです。面白かったです。
2012年2月19日に日本でレビュー済み
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この作家さんの本は何冊目かわかりませんが、ようやく(?)この本までたどり着きました。
このお話にでてくる充くん、あたしにはドはまり!でした。
一途で不器用で純粋で優しくて、優しすぎて。だから傷ついているのを読んで泣きそうになりました。
最後はハッピーエンドにしてね、みたいなセリフがでてくるんですが、本当にこのお話がハッピーエンドになりますように・・・
とハラハラ?しながら読みました。
充くんの言葉ひとつひとつが不器用だけど優しい。
でもたまに意地悪なことを言ったり。それもまあ、かわいいなって程度の意地悪ですが。
それでもってこんなに純粋で素直なのに、攻めってのがツボです^^;
今後の充くんの成長が楽しみだなと、続きを妄想してます。
このお話にでてくる充くん、あたしにはドはまり!でした。
一途で不器用で純粋で優しくて、優しすぎて。だから傷ついているのを読んで泣きそうになりました。
最後はハッピーエンドにしてね、みたいなセリフがでてくるんですが、本当にこのお話がハッピーエンドになりますように・・・
とハラハラ?しながら読みました。
充くんの言葉ひとつひとつが不器用だけど優しい。
でもたまに意地悪なことを言ったり。それもまあ、かわいいなって程度の意地悪ですが。
それでもってこんなに純粋で素直なのに、攻めってのがツボです^^;
今後の充くんの成長が楽しみだなと、続きを妄想してます。
2013年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初は表紙のこともあり、登場人物の不気味さが目立って面白いのかなと思ってしまいましたが
読み進めるうちに彼らの苦しみがひしひしと伝わってきて、あっというまにひきこまれました
片思いから家族愛までいろんな愛を感じられます
ネタバレできないのであまりうまくいえませんが
BLだけどエロくさくなくて、むしろエロが美しく表現されています
読んですっきりするような一冊です
読み進めるうちに彼らの苦しみがひしひしと伝わってきて、あっというまにひきこまれました
片思いから家族愛までいろんな愛を感じられます
ネタバレできないのであまりうまくいえませんが
BLだけどエロくさくなくて、むしろエロが美しく表現されています
読んですっきりするような一冊です