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文芸時評という感想 単行本 – 2005/12/1

3.9 5つ星のうち3.9 6個の評価

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第5回小林秀雄賞受賞(2006年度) 批判精神がきらめく、文芸
時評を集大成。「文学は実学である」「環境文学の一面」「アフガニスタン文学
を知りたい」など、論議を呼んだ、比類なき感想。(産経新聞連載全149篇を収
録)
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商品の説明

出版社からのコメント

連載時から注目を集め、多くの読者を唸らせた著者の「文芸時評」。12年間、真剣勝負で取り組んできた、この長期連載をまとめたものが本書です。批判精神がきらめく全149編。なかでも、ノーベル文学賞を受賞した際の大江健三郎、宮沢賢治や相田みつをの流行について記した鋭い文章は、文学と社会とのつながりを考えるうえで、欠くことのできない名批評といえるでしょう。そのほか「文学は実学である」「アフガニスタン文学を知りたい」など《いま、もっとも信頼できる書き手》のすべてがつまった、記念碑的な織物です。

著者について

荒川 洋治
1949年福井県生まれ。現代詩作家。早稲田大学第一文学部卒。詩集に『水駅』(書紀書林・第26回H氏賞)『渡世』(筑摩書房・第28回高見順賞)『空中の茱萸』(思潮社・第51回読売文学賞)『荒川洋治全詩集』(思潮社)『心理』(みすず書房・第13回萩原朔太郎賞)、エッセイ集に『忘れられる過去』(みすず書房・第20回講談社エッセイ賞)『世に出ないことば』(みすず書房)「ラブシーンの言葉」(四月社)などがある。2005年1月「新潮」創刊100周年記念『名短篇』(新潮別冊)の編集長をつとめた。現在、TBSラジオ「日本全国8時です」(毎週火曜朝8時)、NHK第1「ラジオ深夜便・読書で豊かに」に出演中。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 四月社 (2005/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 339ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4877460977
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4877460976
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 6個の評価

著者について

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荒川 洋治
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上位レビュー、対象国: 日本

2018年11月12日に日本でレビュー済み
第五回(2006) 小林秀雄賞受賞作。
受賞にともなう新潮社のインタヴュー、選評がweb上で閲読可能です。
わたしの表題はここからの荒川さんの言葉の引用です。以下さらに引用。

「僕の家には文芸時評の本のコーナーがあるんです。平野謙、山本健吉、江藤淳、河上徹太郎、そして林房雄、そういった人たちの本——ほとんどが『文藝時評』という題名ですが(笑)、それが十冊くらいならんでいて、僕は始終それを見ている。
 彼らが、例えば「楢山節考」が出たとき、どういう反応を示したか、あるいは示さなかったか。こんな名作を逃して! と後世の人が思うのは簡単です。ともかくすぐ反応しなければいけないのが文芸時評ですから、それぞれにくるいがある。なかには非常に正確な人もいますが、しかし間違っていても、あとから見てみると、それが面白い。」

他人の評価を参照することなく、ましてや、無名の新人ならば作風も分からないまま、ただ作品にだけ正対して評価を下す。その打率が四割弱だとしたら大変なことです。

例えば、町田康。三回の候補を経て芥川賞受賞に至ったわけですが、一回目の『くっすん大黒』では、選考委員のほとんどが発言すらしていません。今となれば、町田康の才能を疑う人はそうはいないでしょう。

で、荒川さんはというと、ドンピシャのホームラン。「文学界」掲載時(編集者の慫慂で執筆)、『くっすん大黒』に然るべき分量をあてて、その後の展開を見据えた評価を与えています(他にドゥマゴ文学賞で早期に評価を与えたのは筒井康隆ですが、文庫のあとがきにあるように、自身の正嫡みたいな存在だったので当然なのかも)。そのあとも発表毎に丁寧に追跡し、芥川賞受賞以前に一家をなしたと評価します。

一方、松浦寿輝、保坂和志、平野啓一郎らへの冷やかさは、いまの趨勢からは反時代的とも見えかねないほどですが、荒川さんのいう様に、「つまり相当、間違うものなんです。でもその間違え方も、その人の文学観や批評の姿勢を提示している。真剣に、間違っている。」となるのでしょうか。人々の求めるものとして時間のフィルターを生き残る文学が、荒川さんの「文学は実学である」という姿勢からチョイスしたものか、あるいは、否定した側のものかが判明するのは、まだまだ先の事でしょう。

文芸時評を読むことも文学の愉しみの一つだと教えてくれる本(大江のインテリ自慢批判はともかく、古井由吉の文章をくさすのって日本でこの人だけじゃないかしら。島田雅彦は名前もでてこない!)。

また、現代ニッポン文学への道程をその刻々に的確にとらえた貴重なドキュメントです。以下引用。
(p326「これまで、(起承転結という組み立ては)作品を進めるための ブロセスだった。いまは四つともが、つながりのない 「窓」のようなものになり、また、そこにこれまでなかったものが入るようになったのだ。この「窓」に重心があるようだ。話らしい話にしたくない作者がふえたこと、「断片性」の強い話に現実感を味わう読者がいることなど、理由はいくつか考えられるが、いずれにせよこのシヱアがひろがると、小説を読む側の視点は定めにくくなる。」
p297「部屋から二人の匂い(作中のことばでは「生成物」)が消えることをおそれる「気分」である。それは繊細に描かれてはいるものの、この夫婦の個人的な「美」を確認することに尽きるかと思われる。これはいまの小説全体にいえることで、彼らの作品には私的生活や恋愛の痕跡はあっても「世の中」にはたらきかけるようなことばは (その気配も)ほとんど見られない。「世の中」そのものが消えているのかもしれない。)

だから、いまのニッポン文学を空気の様に感じ、一方、それ以前のものを古臭いと読むことに抵抗を感じる人にこそ読んで欲しい本です。来たるべき次のあたらしい文学がどういうものか、果して今のニッポン文学が先鋭的に延長されるところにあるのか、別の可能性があるのか、を自分なりに検討する上で格好の手掛かりとなるでしょう。

文庫化して(ちくま学芸文庫の仕事でしょう)、ながく読まれて欲しいと願います。その際には索引をお願いします。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年3月16日に日本でレビュー済み
荒川洋治氏の文章は他にも2冊ほど読んだことがある。平易な語りのなかにひやりとしたものが込められていて、書き手の骨にきちんと触ることのできる。元来は詩人。詩のほうは、図書館で借りてきて読んだことがある程度だが、お金に余裕があれば買って持っておきたい。

産経新聞に毎月連載されていた文芸時評を149篇集めたもの。表現を志すひと、営むひと必読の一冊だと思う。新聞の連載ということで文章は少々硬いが、文学を読むことを通して、作者の姿勢がきちんと提出されている。「文学は実学である」というような、今の時代に多くの人が忘れ去ってしまったことをきちんと伝えている。

やはりぼくの読んだことのない小説がたくさん出てくるが、読んだことなくてもそれを読んだ荒川氏がいったい何をどこに向けて批評しているのかがはっきり伝わってきて楽しい。特に言葉と社会の関係、言葉を扱うものの沈黙の領域について、ぼくはこの本を読んでとても勉強になった。もっと昔の人の小説をたくさん読んでみたい。

村上春樹や大江健三郎、中上健次、保坂和志等々、親しみ深い作家の作品については、なるほどとうなずくことも多い。読むという行為と書くという行為、表現するという好意と、受信するという行為、この狭間で社会に続く道を感じ続けた、時評という10年間の瞬発力に、ぼくはたのしく、参った。
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