美しい挿し絵、いにしえから日本に伝わる雨にまつわる言葉とエッセイ。著者は書家・石川九楊氏の門下生、京都で暮らすグラフィックデザイナーの女性。思わずジャケ買い。出逢ってしまった。
桜雨、梅雨、愁雨に氷雨。四季折々の雨に、日本人は無数の呼び名をつけてきた。甘雨や緑雨、時知る雨など五感や色彩、時間感覚と結び付いた雨の呼び名も多い。
桜雨は桜の花が咲く春先、花冷えの頃に降る雨。植樹については「柳櫻」といって、陰陽のバランスが偏らないよう、京都などでは桜と柳は交互に植えられることが多いという。桜が陰で柳が陽だそうだ。
この本で知った素敵な雨の名前のひとつ、催涙雨(さいるいう)。七夕の夜に降り、織姫と彦星が逢えずに悲しむ雨と言われる。なんて切ない。
秋雨前線が停滞し、今日はぐっと気温が下がって冷たい雨。コロナ禍のまま、夏が終わろうとしている。
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雨を、読む。 単行本 – 2021/4/26
佐々木 まなび
(著, イラスト)
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- 本の長さ189ページ
- 言語日本語
- 出版社芸術新聞社
- 発売日2021/4/26
- 寸法14.2 x 1.5 x 18.9 cm
- ISBN-104875866100
- ISBN-13978-4875866107
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商品の説明
著者について
書家。石川九楊に師事。書家でありながらデザイナーとしても美術館や劇場ポスター、装丁などを手がける。
登録情報
- 出版社 : 芸術新聞社 (2021/4/26)
- 発売日 : 2021/4/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 189ページ
- ISBN-10 : 4875866100
- ISBN-13 : 978-4875866107
- 寸法 : 14.2 x 1.5 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 178,151位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,373位日本文学
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
心がギスギスした時にこそ、手に取りたい1冊。
「雨」という一つの自然現象から、日本人の感性は、こんなにもたくさんのイメージと言葉を生み出してきたのだと、日本の豊かさを再確認できました。龍神さまや雨がもたらす気配や匂いのようなもの。そういった目に見えないものを感じ取り、敬意をもつ感性の大切さを伝えてくれます。
他の方もおっしゃっている通り、装丁がとても美しい。触った感触も良くて、手元にあると心が落ち着くような「佇まいの美しい本」です。
「雨」という一つの自然現象から、日本人の感性は、こんなにもたくさんのイメージと言葉を生み出してきたのだと、日本の豊かさを再確認できました。龍神さまや雨がもたらす気配や匂いのようなもの。そういった目に見えないものを感じ取り、敬意をもつ感性の大切さを伝えてくれます。
他の方もおっしゃっている通り、装丁がとても美しい。触った感触も良くて、手元にあると心が落ち着くような「佇まいの美しい本」です。
2021年10月21日に日本でレビュー済み
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雨っていうだけで、こんな素敵な本になるのか~と思ってしまった。窓辺で雨降る景色を眺めてるような気分になりました。
2021年5月14日に日本でレビュー済み
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作者様の経営されている文具店に何度も足を運ばせていただいております。
お店の雰囲気からも感じる和の心、この本を読むことによって変わった雨の感じ方。すごく心に染みる作品でした。
色々な方に読んでもらいたいです。
お店の雰囲気からも感じる和の心、この本を読むことによって変わった雨の感じ方。すごく心に染みる作品でした。
色々な方に読んでもらいたいです。
2021年8月2日に日本でレビュー済み
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日本の情緒あふれる雨の数々に、改めて日本の雨の良さを満喫しました。
2021年6月17日に日本でレビュー済み
内容もさることながら、装丁が素晴らしい。紙質が軽いので、バッグにしのばせて、雨のカフェで読みたいです。
2021年5月10日に日本でレビュー済み
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雨にまつわる言葉の数々が全頁魅力的な配置でつづられています。本書はいわゆる“小説”ではありません。
広げてなおよいカバー表紙だけでなく、詩や雨の単熟語の解説、随筆が、余白のなかでさりげなく散りばめられていて、ページごとの文字列デザインは秀逸です。写真やイラストも多数あり、計算された配置の贅沢なつくりとなっています。
雨、私たち生命に不可欠な真水のめぐみ。それを表した日本語と育まれた感性の驚異的な多様性。そこには清や純だけでなく、濁りやあやかしも棲んでいます。
幼いころ、傘をたたく音をききながら、水面のわっかのダンスにいつまでもみとれていた時間を思い起こしました。
わたしにとってこの“感じる”は、読む。≒飲む。でした。
広げてなおよいカバー表紙だけでなく、詩や雨の単熟語の解説、随筆が、余白のなかでさりげなく散りばめられていて、ページごとの文字列デザインは秀逸です。写真やイラストも多数あり、計算された配置の贅沢なつくりとなっています。
雨、私たち生命に不可欠な真水のめぐみ。それを表した日本語と育まれた感性の驚異的な多様性。そこには清や純だけでなく、濁りやあやかしも棲んでいます。
幼いころ、傘をたたく音をききながら、水面のわっかのダンスにいつまでもみとれていた時間を思い起こしました。
わたしにとってこの“感じる”は、読む。≒飲む。でした。