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月夕のヨル (ダリア文庫) 文庫 – 2018/7/13

4.3 5つ星のうち4.3 32個の評価

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「またねだね」

大学生の明は初恋の叔父を事故で亡くし、3年ものあいだ叶わぬ想いを抱えて生きてきた。
ある日淋しさから叔父の名前をネットで検索し、食事処のブログに辿り着く。
客の人生や日々を温かな目線で綴る店主の晴夜の人柄に癒され、やがて会いにいく明。
昇華できない想いを吐露するうちに、彼は「ぼくとの出会いを運命にしてみますか?」と提案してきて――
喪失を知る二人がさよならのない愛を得る物語。

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ フロンティアワークス (2018/7/13)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/7/13
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 387ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4866571543
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4866571546
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.7 x 2 x 14.9 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 32個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年7月13日に日本でレビュー済み

エロス度★★★

⚫︎月夕のヨル

⚫︎心に在る春

⚫︎十五年後のヨル

⚫︎あとがき

⚫︎6月11日のヨル

晴夜×明♡
アニマルパークシリーズ4作目。

初恋の叔父を亡くし、時間が止まったままだった明が晴夜と出会い、2人ともさよならのない一生涯の恋をするストーリー。

合間に、心春・明の父・氷山視点のお話あり。

晴夜と明がデートやテレフォンセックスをしたり、すれ違ってしまったりしながら恋人として距離を縮めていくのがキュンキュンの連続!
叔父・聖也に囚われていた明が晴夜にどんどん溺れていく+できないと諦めていたことが恋人の晴夜とできる感動がやばかった!

晴夜や明はもちろん、登場人物たちの考えや価値観の深さには毎回感服させられ、今回は〝ライフ〟を通じて大切なことを学んでいく明の価値観や視野の広がりも印象的だった。

おくさやロボロンには何度も泣かされ、さらに晴夜と明が得たさよならのない愛!
2人が〝さよなら〟と言わずに〝またね〟って言うのがたまらなくて、ラストを読んでしまうと〝またね〟に込められた想いに大号泣!

朝丘先生の作品、ホント大好き!
胸が張り裂けるほど、切なくて愛おしい物語をありがとうございます!

それに今までのシリーズのキャラに会えて、泣くほど嬉しかった!』
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このシリーズは【坂道のソラ】の次に読みました。二人が恋人になるまでが早く、その後のいちゃいちゃと感情描写が丁寧すぎて、2回読破を諦めました。今回は意地でも読み切るというつもりで読みました。……なんの伏線もなく、いきなり衝撃のラスト。これを予期できるような伏線があれば、二人が恋人になってからの長い描写も切なくなりながら読めたと思います。『ハッピーエンドになるかどうかは、どこで物語を終わらせるかによる』。この名言を噛み締めた作品でした。
2018年7月29日に日本でレビュー済み
何だか嫌な予感がしてたんです。
カバー絵にベッドが…。
読後 ほんと苦しかったです。今でも…。
このカップルの馴れ初め、 考え方、それぞれの性格も お話し自体もとても良かったです。 楽しかったし 様々な愛のかたちも理解できました。他のアニパーカップルと同じように 幸せカップルでした。そして 「またね」という言葉に込められた愛も…(これを考えると涙が…)

ただ 現実ではない物語りを読んでいるのですから、その後 このカップルたちは どうなったのかな? とか あのカップルたちだったらどうなったかな?とか 妄想するのが 楽しいんですよね〜。作者さんの表現したい事もわかりますが 、せめて このカップルがもう少し歳をとってからとかにして欲しかったですね。
残された彼は まだ若く そして最後の愛なんて… 先に逝く彼の人柄ならば 残していく最愛の人に もう誰も愛するな!なんて言う人ではないし、むしろ残した最愛の人に また誰かを愛していいよ! 先に逝った俺の思い出も丸ごと受け入れるような大きな相手を見つけろ!お前ならすぐにみつかるよ!ぐらいの人ですよね?
だから なんか 最後の愛ってところにモヤモヤしてしまいます。 それぐらいの覚悟の愛という意味なんでしょうがね。 でも最後って言葉に 残された彼は 自分を縛り付けるんだろうな!とか そんな妄想してしまいます。それが悲しくとても苦しいです。
だから こうゆう終わり方でなく 二人の日常が愛に溢れて幸せな日々が続く…なんて?妄想がしたかったです。 ほんと この作者さんには泣かされます。 読後 号泣です!
それが また心にのこるんですよね。
物語りの中にリアルがプラスされた 良いお話しでした。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年7月15日に日本でレビュー済み
大好きなアニマルパークシリーズ最終刊です。

好きだった叔父の死に囚われていた明くんが、
晴夜さんと出会うことで得る最後の幸福。
死に対する明くんの意識の変化が本当に素晴らしく、
明くんの救済ストーリーかと思いきや、
晴夜さんも明くんと出会うことで救われているところは、
いつもの朝丘さんらしい温かみを感じました。
自分は誰かと恋愛をして愛し合ったまま死ねるだろうか。。と怖くなる程。。。
最後にはシリーズの皆も登場してたまらない幸福感に包まれます。
朝丘さんが全員を大事にしてきた愛情も感じて、
シリーズのファンとしても最高に幸せでした。
このシリーズを好きになって良かった。
終わるのは寂しいけど、さよならじゃなくて、またね。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アニパシリーズは大好きなシリーズで
前作読んでいます。
ネタバレになるから詳しくは書きませんが、
メインカップル以外の登場人物のキャラが濃過ぎたし、
個人的な意見としては、メインカップルが
どんどん恋にはまっていくところを掘り下げて欲しかったです。
これもまた好みの問題ですが、店の閉店のくだりは
とても悲しくなりました。
やっと、二人で幸せになれる!と読み進めていたので
ズドンと落とし穴に落とされたみたいな感じでした。
生きとし生けるものには終わりが必ずあるものだけれど、
ロボロンの死もメインカップルの攻めの死も
私は受け入れ難かったです。
もっともっと幸せな姿が見たかったし、
仮想空間で永遠に生き続けるキャラ達というのもありだった気がします。
少し辛口な感想かもしれませんが一読者の
正直な感想として書かせていただきました。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年12月6日に日本でレビュー済み
アニパーシリーズはとても大好きなシリーズで、今作でいままでのメインキャラたちが一同に集まる描写もありすごく嬉しかったです。

人の死や別離にフォーカスしながら、登場人物たちがそれぞれ心を開いていったり、寄り添っていく姿が丁寧に描かれていました。

本当に幸せになってほしい二人だったし、最後の愛であってほしかったけど。。まさかの展開で最後は号泣でした。
時折、回想っぽいところがあったりして不穏な予感はしていたけど、まさかこう来るとは。

でも、本当に素敵なお話だったので★5です。
これでこのシリーズは完結なのかな。
アニパーから広がるお話をまだまだ読みたいです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年7月17日に日本でレビュー済み
すごく暖かくて幸せなお話だけど、やっぱりラストはきつい。
「またね」なんだけど、それでもすべてが終わりなんですよね。
まだ15年なんです。まだ・・・
私にはよかったね、では割りきれませんでした。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年1月16日に日本でレビュー済み
ふわふわして
現実味がないおはなしの
印象が強いけど、辛さを伝えたいのが
言葉を選びながら批判をまぜている感覚が
ありました。
子連れで夜に店に来た女性を追い返した所の
二人で同意してあり得ない!って感覚。
ああ、子育てとかの苦労してないなーとか。
高齢でうんだ子供の不安に発達障害じゃなくてよかったとか書いちゃうところとか。
読んだ人が同じような環境だったらと想像して、そんなことが書ける作家さん。
凄いなと思いました。