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パリ日記―特派員が見た現代史記録1990-2021 第5巻 オランド、マクロンの時代 2011.10-2021.5 (パリ日記―特派員が見た現代史記録1990-2021(全5巻)) 単行本 – 2023/6/27
山口 昌子
(著)
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移民・難民の急増、「3.11」と新型コロナで問われる現代文明。
――パリから見つめ続けた現代の「世界史」が生まれる瞬間の記録、全巻完結!
ボーン・上田記念国際記者賞受賞の女性ジャーナリストは「世界」をどう見てきたのか。政治・外交・経済から文化・生活まで全てカバーする特派員ならではの、ミクロとマクロが交錯する生々しい現代史クロニクル!
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【目次】
参考地図(パリ/ヨーロッパ周辺/フランス)
第Ⅴ巻「オランド、マクロンの時代」はじめに
第1章 パリ同時多発テロ――2015年11月13日
1 「世紀のテロ」に関するフランソワ・オランドの証言
2 11月13日に起きたこと
3 公判で語られたこと――2021年
4 テロリスト唯一の生存者、サラ・アブデスラムの証言
5 テロの歴史的背景
第2章 テロのさまざまな予兆
1 シャルリ・エブド襲撃テロ事件――2015年1月7日
2 ユダヤ系食品スーパー襲撃テロ事件――2015年1月9日
3 クアシ兄弟とクリバリの類似点
4 さらに遡る予兆
5 シリアを目指す若者たち
6 『シャルリ・エブド』とは何か
7 テロの標的になった人たち
8 テロに国家としてどう向き合うか
第3章 移民
1 移民対策とテロとの複雑な関係
2 同化を拒否する移民(難民)たち
3 移民の歴史と移民法・国籍法の変遷
4 「難民問題」は欧州の難問
5 フランスにおける人種(差別)問題
6 フランスにおける黒人差別
第4章 欧州
1 仏独関係
2 仏英関係
3 極右の台頭と歴史
4 拡大問題とEUの歴史
第5章 環境
1 「福島の原発事故」とフランスの原発問題
2 フランスの原子力政策の歴史
3 原子力政策の行方
4 環境相重視、ニコラ・ユロという存在
5 パリの風景が変わった
6 フランス流コロナ対策
第6章 フランス共和国
1 フランス人は党派を超えて、「全員がドゴール主義者」
2 権力の象徴「ENA」
3 フランスから見える日本の姿
4 カルロス・ゴーン事件に見る日仏の相違
5 米仏関係「永遠の同盟国」
6 仏露関係
終章 再選されたマクロン大統領
あとがき
本書関連世界史年表(1901-2021)
略語一覧
●全巻構成
パリ日記――特派員が見た現代史記録 1990-2021 (全5巻)
山口昌子著
冷戦終結から欧州統合が実現する一方、湾岸戦争、ユーゴ紛争、9・11事件、アフガン戦争、そして大規模な経済危機と環境危機が襲来した激動の20世紀末から21世紀初頭の「世界」を、在パリ30年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞の一流ジャーナリストが克明に記した、スリリングな現代史クロニクル。
Ⅰ ミッテランの時代 1990.5-1995.4
Ⅱ シラクの時代1 1995.5-2002.5
Ⅲ シラクの時代2 2002.5-2007.4
Ⅳ サルコジの時代 2007.5-2011.9
Ⅴ オランド、マクロンの時代 2011.10-2021.5
各巻平均600頁 口絵2~8頁 各4800円
――パリから見つめ続けた現代の「世界史」が生まれる瞬間の記録、全巻完結!
ボーン・上田記念国際記者賞受賞の女性ジャーナリストは「世界」をどう見てきたのか。政治・外交・経済から文化・生活まで全てカバーする特派員ならではの、ミクロとマクロが交錯する生々しい現代史クロニクル!
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【目次】
参考地図(パリ/ヨーロッパ周辺/フランス)
第Ⅴ巻「オランド、マクロンの時代」はじめに
第1章 パリ同時多発テロ――2015年11月13日
1 「世紀のテロ」に関するフランソワ・オランドの証言
2 11月13日に起きたこと
3 公判で語られたこと――2021年
4 テロリスト唯一の生存者、サラ・アブデスラムの証言
5 テロの歴史的背景
第2章 テロのさまざまな予兆
1 シャルリ・エブド襲撃テロ事件――2015年1月7日
2 ユダヤ系食品スーパー襲撃テロ事件――2015年1月9日
3 クアシ兄弟とクリバリの類似点
4 さらに遡る予兆
5 シリアを目指す若者たち
6 『シャルリ・エブド』とは何か
7 テロの標的になった人たち
8 テロに国家としてどう向き合うか
第3章 移民
1 移民対策とテロとの複雑な関係
2 同化を拒否する移民(難民)たち
3 移民の歴史と移民法・国籍法の変遷
4 「難民問題」は欧州の難問
5 フランスにおける人種(差別)問題
6 フランスにおける黒人差別
第4章 欧州
1 仏独関係
2 仏英関係
3 極右の台頭と歴史
4 拡大問題とEUの歴史
第5章 環境
1 「福島の原発事故」とフランスの原発問題
2 フランスの原子力政策の歴史
3 原子力政策の行方
4 環境相重視、ニコラ・ユロという存在
5 パリの風景が変わった
6 フランス流コロナ対策
第6章 フランス共和国
1 フランス人は党派を超えて、「全員がドゴール主義者」
2 権力の象徴「ENA」
3 フランスから見える日本の姿
4 カルロス・ゴーン事件に見る日仏の相違
5 米仏関係「永遠の同盟国」
6 仏露関係
終章 再選されたマクロン大統領
あとがき
本書関連世界史年表(1901-2021)
略語一覧
●全巻構成
パリ日記――特派員が見た現代史記録 1990-2021 (全5巻)
山口昌子著
冷戦終結から欧州統合が実現する一方、湾岸戦争、ユーゴ紛争、9・11事件、アフガン戦争、そして大規模な経済危機と環境危機が襲来した激動の20世紀末から21世紀初頭の「世界」を、在パリ30年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞の一流ジャーナリストが克明に記した、スリリングな現代史クロニクル。
Ⅰ ミッテランの時代 1990.5-1995.4
Ⅱ シラクの時代1 1995.5-2002.5
Ⅲ シラクの時代2 2002.5-2007.4
Ⅳ サルコジの時代 2007.5-2011.9
Ⅴ オランド、マクロンの時代 2011.10-2021.5
各巻平均600頁 口絵2~8頁 各4800円
- 本の長さ592ページ
- 言語日本語
- 出版社藤原書店
- 発売日2023/6/27
- 寸法21 x 14.8 x 3.8 cm
- ISBN-104865783903
- ISBN-13978-4865783902
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出版社より
鹿島茂さん「ヨーロッパ現代史研究に不可欠な文献」(『毎日新聞』書評)ほか、各紙に著者インタビューが続々掲載!
鹿島茂さん絶賛!「貴重な「立ち会い証言」であり、ヨーロッパ現代史研究に不可欠な文献となることは確実である」(『毎日新聞』2021/11/27)。著者インタビューが、『東京新聞』2022/6/26、『北海道新聞』同7/12、『毎日新聞』7/15夕刊、『日本経済新聞』8/13夕刊、『朝日新聞』同9/14など各紙に掲載!
商品の説明
レビュー
「オランドの時代(2012年5月~2017年5月)」は今、振り返ると、「テロ」というどす黒い血に彩られていたような印象を受ける。その底流を流れていたのが、「移民問題」であり、「宗教の相違」という一見、現代離れした問題だった。
「オランドの時代」はまた、内政面での大きな変革の予兆の時代でもあった。フランスの「第五共和制(1958年制定)」の後半を特色付けた、左右の二大政党が拮抗した時代の終焉である。
「マクロンの時代(2017年5月~)」の最大の「事件」はエマニュエル・マクロン自身だ。数年前までまったく無名だった39歳の若き政治家が、いきなり、国連安保理常任理事国であり、核保有国である“大国フランス”の大統領に就任した出来事を、「事件」と言わずに何と言おう。平時には、「欧州」の大国は経済基盤の堅固なドイツだった。しかし、暗雲が欧州大陸を覆う戦時となると、平時には見過ごされていた“大国フランス”の出番だ。
ウクライナのゼレンスキー大統領が何かとマクロンに電話して、頼りにするのは、フランスが国連安保理常任理事国であると同時に核保有国だからだ。イラク戦争をはじめ、数々の紛争を体験し、「拒否権」を持つ常任理事国の役割と国連決議の重要性を知るヨーロピアンなら、ゼレンスキーのこの態度を理解できるはずだ。
(「はじめに」より)
「オランドの時代」はまた、内政面での大きな変革の予兆の時代でもあった。フランスの「第五共和制(1958年制定)」の後半を特色付けた、左右の二大政党が拮抗した時代の終焉である。
「マクロンの時代(2017年5月~)」の最大の「事件」はエマニュエル・マクロン自身だ。数年前までまったく無名だった39歳の若き政治家が、いきなり、国連安保理常任理事国であり、核保有国である“大国フランス”の大統領に就任した出来事を、「事件」と言わずに何と言おう。平時には、「欧州」の大国は経済基盤の堅固なドイツだった。しかし、暗雲が欧州大陸を覆う戦時となると、平時には見過ごされていた“大国フランス”の出番だ。
ウクライナのゼレンスキー大統領が何かとマクロンに電話して、頼りにするのは、フランスが国連安保理常任理事国であると同時に核保有国だからだ。イラク戦争をはじめ、数々の紛争を体験し、「拒否権」を持つ常任理事国の役割と国連決議の重要性を知るヨーロピアンなら、ゼレンスキーのこの態度を理解できるはずだ。
(「はじめに」より)
著者について
【著者紹介】
●山口昌子(やまぐち・しょうこ)
ジャーナリスト。慶應義塾大学文学部仏文科卒業後、1969~70年、フランス政府給費留学生としてパリ新聞記者養成所(CFJ)で学ぶ。産経新聞入社後は教養部、夕刊フジ、外信部次長、特集部編集委員を経て、1990年5月から2011年9月まで21年間にわたってパリ支局長を務める。1994年、ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。2013年にはレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを、2023年に同オフィシエを受章した。
著書に『大国フランスの不思議』(角川書店)、『シャネルの真実』(講談社+α文庫)、『ドゴールのいるフランス』(河出書房新社)、『原発大国フランスからの警告』(ワニブックス)、『フランス人の不思議な頭のなか』(角川学芸出版)、『フランス流テロとの戦い方』(ワニブックス)、『パリの福澤諭吉――謎の肖像写真をたずねて』(中央公論新社)、『大統領府から読むフランス300年史』(祥伝社黄金文庫)など。
(本データは刊行時のものです。)
●山口昌子(やまぐち・しょうこ)
ジャーナリスト。慶應義塾大学文学部仏文科卒業後、1969~70年、フランス政府給費留学生としてパリ新聞記者養成所(CFJ)で学ぶ。産経新聞入社後は教養部、夕刊フジ、外信部次長、特集部編集委員を経て、1990年5月から2011年9月まで21年間にわたってパリ支局長を務める。1994年、ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。2013年にはレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを、2023年に同オフィシエを受章した。
著書に『大国フランスの不思議』(角川書店)、『シャネルの真実』(講談社+α文庫)、『ドゴールのいるフランス』(河出書房新社)、『原発大国フランスからの警告』(ワニブックス)、『フランス人の不思議な頭のなか』(角川学芸出版)、『フランス流テロとの戦い方』(ワニブックス)、『パリの福澤諭吉――謎の肖像写真をたずねて』(中央公論新社)、『大統領府から読むフランス300年史』(祥伝社黄金文庫)など。
(本データは刊行時のものです。)
登録情報
- 出版社 : 藤原書店 (2023/6/27)
- 発売日 : 2023/6/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 592ページ
- ISBN-10 : 4865783903
- ISBN-13 : 978-4865783902
- 寸法 : 21 x 14.8 x 3.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 689,862位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,843位ヨーロッパ史一般の本
- カスタマーレビュー:
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