経済と言っても、モノとお金のバランスと言う事だけなので難しい事では無い。
この時代に日本が世界経済に大きく寄与していた事など全く知らず、石見銀山が何故世界遺産なのか見向きもしなかった自分にダメ出しです。
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経済で読み解く日本史2 安土桃山時代 文庫 – 2019/5/24
上念 司
(著)
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教科書が教えない「経済の掟」が歴史を作った!
お金の流れが物語る、
まったく新しい視点の日本通史。
文庫版で5冊同時発売!
織田信長は日本の統治形態を変え、戦国時代と中世を終わらせた。
画期的な経済政策は豊臣秀吉に受け継がれ、明の貨幣制度および国際貿易体制の大変化に日本はようやく追いつく。
秀吉は天下統一の勢いのまま征明を目指すが、そこには大きな落とし穴が待っていた。
〇日本産の銀が明の貨幣制度と世界経済を変えた
〇信長が岩盤規制を壊し、秀吉が完成させた新たな経済体制
〇経済成長の基盤となった「豊臣化」と宗教勢力の弱体化
〇天下統一を急いだ背景にキリスト教国の脅威
〇なぜ秀吉は明を制圧しようとしたのか br>〇戦闘は連勝でも戦略で大失敗していた日本軍
<目次より><; br>第一部 織田信長と貨幣制度
1章 信長の本当の業績
2章 信長の経済政策
3章 信長vs.義昭の裏で進行していた貨幣制度の大転換
第二部 豊臣秀吉の国内政策
4章 国際情勢を理解していた秀吉の改革
5章 牙をぬかれた寺社勢力
第三部 豊臣秀吉の対外政策
6章 キリスト教国の脅威
7章「朝鮮出兵」失敗の本質
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まったく新しい視点の日本通史。
文庫版で5冊同時発売!
織田信長は日本の統治形態を変え、戦国時代と中世を終わらせた。
画期的な経済政策は豊臣秀吉に受け継がれ、明の貨幣制度および国際貿易体制の大変化に日本はようやく追いつく。
秀吉は天下統一の勢いのまま征明を目指すが、そこには大きな落とし穴が待っていた。
〇日本産の銀が明の貨幣制度と世界経済を変えた
〇信長が岩盤規制を壊し、秀吉が完成させた新たな経済体制
〇経済成長の基盤となった「豊臣化」と宗教勢力の弱体化
〇天下統一を急いだ背景にキリスト教国の脅威
〇なぜ秀吉は明を制圧しようとしたのか br>〇戦闘は連勝でも戦略で大失敗していた日本軍
<目次より><; br>第一部 織田信長と貨幣制度
1章 信長の本当の業績
2章 信長の経済政策
3章 信長vs.義昭の裏で進行していた貨幣制度の大転換
第二部 豊臣秀吉の国内政策
4章 国際情勢を理解していた秀吉の改革
5章 牙をぬかれた寺社勢力
第三部 豊臣秀吉の対外政策
6章 キリスト教国の脅威
7章「朝鮮出兵」失敗の本質
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社飛鳥新社
- 発売日2019/5/24
- 寸法10.8 x 1.4 x 15 cm
- ISBN-104864106916
- ISBN-13978-4864106917
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登録情報
- 出版社 : 飛鳥新社; 文庫版 (2019/5/24)
- 発売日 : 2019/5/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 280ページ
- ISBN-10 : 4864106916
- ISBN-13 : 978-4864106917
- 寸法 : 10.8 x 1.4 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 362,682位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1969年、東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は創立1901年の日本最古の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代氏と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一教授に師事し、薫陶を受ける。金融、財政、外交、防衛問題に精通し、積極的な評論、著述活動を展開している。
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5 星
経済で読み解く日本史 2 安土桃山時代 貨幣と石高の矛盾のはじまり 読書メモ
前回、読了した「経済で読み解く日本史 1 室町・戦国時代」の続きだ。このシリーズを集中して読了する予定でいる。 前回は室町時代から織田信長が台頭してきた時代までだったが、今回は織豊時代に焦点が当てられている。ざっくりとした流れていうと、日本がほんとうの意味で統一された時代といういい方もできる。もちろんそれまで朝廷があって、さらに幕府が成立して、統一されたことになってはいるけど、真の意味で日本の統一を完成させたのは豊臣秀吉だ。 支配下に入った国を城割し、検地し、さらに刀狩りしている。城割で不要な戦力拠点を潰していき、刀狩りで兵農分離を促している。それまではいったいだれが兵として立ち向かってくるのか判らなかったからだ。とくにゲリラ戦を仕掛けられるのが一番厄介である。まぁ、それはまた別問題か。 検地というやつがポイントで、これにより土地に根付くという意識を武士から取り去っているのだ。これは織田信長がはじめたことなんだけど、そういう意味でも彼には日本を統一するというグランドデザインが頭にあったとぼくは思う。 これでそれぞれの国の石高が統一されて基準で明らかにされたわけで、たとえば十万石は日本全国どこの国でも十万石なわけで、配下の武将を石高に合わせて移動させることができるし、移動させられた方も文句はいえなくなる。 さて、中国の銅銭に頼っていた貨幣だが、大きな変化が起きる。銀貨だ。 明では銀貨が鋳造されるようになり、世界中に流通するようになる。この銀なんだが、日本が世界二大産出地のひとつだったんだよね。そんなことはじめて知ったわ。 ということで、この時代から通貨として銀貨・金貨が使われるとようになったわけだ。しかし、日本国内ではきちんと統一がされず、さらに現物としての米が貨幣として代替される慣習も引き継がれ、そういう意味では経済的な整合性の整った時代ではなかったということだね。 そういう意味でも、経済が持つ意味はとても大きいということだ。 さて、日本を統一した秀吉が次に向かったのが「唐入り」だった。 これが当時の世界情勢を鑑みてどうだったのかということについて、この本は言及している。ポルトガルとスペインが世界を席巻している時代でもあり、この両国は明らかに日本の武力を意識していたらしい。 ということは、もうすでに世界は国際化していたのである。そんなこと教科書のどこにも書いてないけどね。ぼく自身もまったくそんな意識は持っていなかった。 東南アジアはイエスズ会をはじめとするキリスト教の布教と同時に両国が植民地化を進めている時代でもあった。 この時代に日本を統一が終わっていなければ、どんなことになっていたか。できたら考えたくないけどね。なにしろキリシタン大名たちが日本人を奴隷として海外に売っていたらしいからなぁ。もちろんバックにはイエスズ会があるんだけどね。 酷い話だ。 なんてことを書いていたら長くなってしまうな。 このときに秀吉が目指すのは海洋国としての日本のはずだったんだが、残念ながら、日本を統一した陸戦の武力しか意識できず、半島経由で明を目指してしまったわけだ。 ということで、いままでにぼくが習ってきた日本史とは違う視点で歴史を見直すことができるとてもいい一冊であるということね。
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2019年9月25日に日本でレビュー済み
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江戸幕府が破綻をおこした原因の一つに米を基準にして経済を回していたことで、そもそも何故そうなったかというのを知らなかったのですが、この本を読んで理解できました。なぜそれが修正できなかったかは江戸時代編に紹介されるのでしょう。
もう一つ参考になったのは秀吉の朝鮮出兵。いろいろ言われている出兵理由の一つとしては説得力がありました。それで全部かというと流石に違うとは思いますが。あとは朝鮮の英雄李舜臣に対する評価かな。まあ余談の類ですが。
ただアベノミクスの持ち上げや、信長・秀吉に対して「ああすればよかった」とかいうのには疑問符が付きますので★は減らしました。
もう一つ参考になったのは秀吉の朝鮮出兵。いろいろ言われている出兵理由の一つとしては説得力がありました。それで全部かというと流石に違うとは思いますが。あとは朝鮮の英雄李舜臣に対する評価かな。まあ余談の類ですが。
ただアベノミクスの持ち上げや、信長・秀吉に対して「ああすればよかった」とかいうのには疑問符が付きますので★は減らしました。
2020年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前回、読了した「経済で読み解く日本史 1 室町・戦国時代」の続きだ。このシリーズを集中して読了する予定でいる。
前回は室町時代から織田信長が台頭してきた時代までだったが、今回は織豊時代に焦点が当てられている。ざっくりとした流れていうと、日本がほんとうの意味で統一された時代といういい方もできる。もちろんそれまで朝廷があって、さらに幕府が成立して、統一されたことになってはいるけど、真の意味で日本の統一を完成させたのは豊臣秀吉だ。
支配下に入った国を城割し、検地し、さらに刀狩りしている。城割で不要な戦力拠点を潰していき、刀狩りで兵農分離を促している。それまではいったいだれが兵として立ち向かってくるのか判らなかったからだ。とくにゲリラ戦を仕掛けられるのが一番厄介である。まぁ、それはまた別問題か。
検地というやつがポイントで、これにより土地に根付くという意識を武士から取り去っているのだ。これは織田信長がはじめたことなんだけど、そういう意味でも彼には日本を統一するというグランドデザインが頭にあったとぼくは思う。
これでそれぞれの国の石高が統一されて基準で明らかにされたわけで、たとえば十万石は日本全国どこの国でも十万石なわけで、配下の武将を石高に合わせて移動させることができるし、移動させられた方も文句はいえなくなる。
さて、中国の銅銭に頼っていた貨幣だが、大きな変化が起きる。銀貨だ。
明では銀貨が鋳造されるようになり、世界中に流通するようになる。この銀なんだが、日本が世界二大産出地のひとつだったんだよね。そんなことはじめて知ったわ。
ということで、この時代から通貨として銀貨・金貨が使われるとようになったわけだ。しかし、日本国内ではきちんと統一がされず、さらに現物としての米が貨幣として代替される慣習も引き継がれ、そういう意味では経済的な整合性の整った時代ではなかったということだね。
そういう意味でも、経済が持つ意味はとても大きいということだ。
さて、日本を統一した秀吉が次に向かったのが「唐入り」だった。
これが当時の世界情勢を鑑みてどうだったのかということについて、この本は言及している。ポルトガルとスペインが世界を席巻している時代でもあり、この両国は明らかに日本の武力を意識していたらしい。
ということは、もうすでに世界は国際化していたのである。そんなこと教科書のどこにも書いてないけどね。ぼく自身もまったくそんな意識は持っていなかった。
東南アジアはイエスズ会をはじめとするキリスト教の布教と同時に両国が植民地化を進めている時代でもあった。
この時代に日本を統一が終わっていなければ、どんなことになっていたか。できたら考えたくないけどね。なにしろキリシタン大名たちが日本人を奴隷として海外に売っていたらしいからなぁ。もちろんバックにはイエスズ会があるんだけどね。
酷い話だ。
なんてことを書いていたら長くなってしまうな。
このときに秀吉が目指すのは海洋国としての日本のはずだったんだが、残念ながら、日本を統一した陸戦の武力しか意識できず、半島経由で明を目指してしまったわけだ。
ということで、いままでにぼくが習ってきた日本史とは違う視点で歴史を見直すことができるとてもいい一冊であるということね。
前回は室町時代から織田信長が台頭してきた時代までだったが、今回は織豊時代に焦点が当てられている。ざっくりとした流れていうと、日本がほんとうの意味で統一された時代といういい方もできる。もちろんそれまで朝廷があって、さらに幕府が成立して、統一されたことになってはいるけど、真の意味で日本の統一を完成させたのは豊臣秀吉だ。
支配下に入った国を城割し、検地し、さらに刀狩りしている。城割で不要な戦力拠点を潰していき、刀狩りで兵農分離を促している。それまではいったいだれが兵として立ち向かってくるのか判らなかったからだ。とくにゲリラ戦を仕掛けられるのが一番厄介である。まぁ、それはまた別問題か。
検地というやつがポイントで、これにより土地に根付くという意識を武士から取り去っているのだ。これは織田信長がはじめたことなんだけど、そういう意味でも彼には日本を統一するというグランドデザインが頭にあったとぼくは思う。
これでそれぞれの国の石高が統一されて基準で明らかにされたわけで、たとえば十万石は日本全国どこの国でも十万石なわけで、配下の武将を石高に合わせて移動させることができるし、移動させられた方も文句はいえなくなる。
さて、中国の銅銭に頼っていた貨幣だが、大きな変化が起きる。銀貨だ。
明では銀貨が鋳造されるようになり、世界中に流通するようになる。この銀なんだが、日本が世界二大産出地のひとつだったんだよね。そんなことはじめて知ったわ。
ということで、この時代から通貨として銀貨・金貨が使われるとようになったわけだ。しかし、日本国内ではきちんと統一がされず、さらに現物としての米が貨幣として代替される慣習も引き継がれ、そういう意味では経済的な整合性の整った時代ではなかったということだね。
そういう意味でも、経済が持つ意味はとても大きいということだ。
さて、日本を統一した秀吉が次に向かったのが「唐入り」だった。
これが当時の世界情勢を鑑みてどうだったのかということについて、この本は言及している。ポルトガルとスペインが世界を席巻している時代でもあり、この両国は明らかに日本の武力を意識していたらしい。
ということは、もうすでに世界は国際化していたのである。そんなこと教科書のどこにも書いてないけどね。ぼく自身もまったくそんな意識は持っていなかった。
東南アジアはイエスズ会をはじめとするキリスト教の布教と同時に両国が植民地化を進めている時代でもあった。
この時代に日本を統一が終わっていなければ、どんなことになっていたか。できたら考えたくないけどね。なにしろキリシタン大名たちが日本人を奴隷として海外に売っていたらしいからなぁ。もちろんバックにはイエスズ会があるんだけどね。
酷い話だ。
なんてことを書いていたら長くなってしまうな。
このときに秀吉が目指すのは海洋国としての日本のはずだったんだが、残念ながら、日本を統一した陸戦の武力しか意識できず、半島経由で明を目指してしまったわけだ。
ということで、いままでにぼくが習ってきた日本史とは違う視点で歴史を見直すことができるとてもいい一冊であるということね。

前回、読了した「経済で読み解く日本史 1 室町・戦国時代」の続きだ。このシリーズを集中して読了する予定でいる。
前回は室町時代から織田信長が台頭してきた時代までだったが、今回は織豊時代に焦点が当てられている。ざっくりとした流れていうと、日本がほんとうの意味で統一された時代といういい方もできる。もちろんそれまで朝廷があって、さらに幕府が成立して、統一されたことになってはいるけど、真の意味で日本の統一を完成させたのは豊臣秀吉だ。
支配下に入った国を城割し、検地し、さらに刀狩りしている。城割で不要な戦力拠点を潰していき、刀狩りで兵農分離を促している。それまではいったいだれが兵として立ち向かってくるのか判らなかったからだ。とくにゲリラ戦を仕掛けられるのが一番厄介である。まぁ、それはまた別問題か。
検地というやつがポイントで、これにより土地に根付くという意識を武士から取り去っているのだ。これは織田信長がはじめたことなんだけど、そういう意味でも彼には日本を統一するというグランドデザインが頭にあったとぼくは思う。
これでそれぞれの国の石高が統一されて基準で明らかにされたわけで、たとえば十万石は日本全国どこの国でも十万石なわけで、配下の武将を石高に合わせて移動させることができるし、移動させられた方も文句はいえなくなる。
さて、中国の銅銭に頼っていた貨幣だが、大きな変化が起きる。銀貨だ。
明では銀貨が鋳造されるようになり、世界中に流通するようになる。この銀なんだが、日本が世界二大産出地のひとつだったんだよね。そんなことはじめて知ったわ。
ということで、この時代から通貨として銀貨・金貨が使われるとようになったわけだ。しかし、日本国内ではきちんと統一がされず、さらに現物としての米が貨幣として代替される慣習も引き継がれ、そういう意味では経済的な整合性の整った時代ではなかったということだね。
そういう意味でも、経済が持つ意味はとても大きいということだ。
さて、日本を統一した秀吉が次に向かったのが「唐入り」だった。
これが当時の世界情勢を鑑みてどうだったのかということについて、この本は言及している。ポルトガルとスペインが世界を席巻している時代でもあり、この両国は明らかに日本の武力を意識していたらしい。
ということは、もうすでに世界は国際化していたのである。そんなこと教科書のどこにも書いてないけどね。ぼく自身もまったくそんな意識は持っていなかった。
東南アジアはイエスズ会をはじめとするキリスト教の布教と同時に両国が植民地化を進めている時代でもあった。
この時代に日本を統一が終わっていなければ、どんなことになっていたか。できたら考えたくないけどね。なにしろキリシタン大名たちが日本人を奴隷として海外に売っていたらしいからなぁ。もちろんバックにはイエスズ会があるんだけどね。
酷い話だ。
なんてことを書いていたら長くなってしまうな。
このときに秀吉が目指すのは海洋国としての日本のはずだったんだが、残念ながら、日本を統一した陸戦の武力しか意識できず、半島経由で明を目指してしまったわけだ。
ということで、いままでにぼくが習ってきた日本史とは違う視点で歴史を見直すことができるとてもいい一冊であるということね。
前回は室町時代から織田信長が台頭してきた時代までだったが、今回は織豊時代に焦点が当てられている。ざっくりとした流れていうと、日本がほんとうの意味で統一された時代といういい方もできる。もちろんそれまで朝廷があって、さらに幕府が成立して、統一されたことになってはいるけど、真の意味で日本の統一を完成させたのは豊臣秀吉だ。
支配下に入った国を城割し、検地し、さらに刀狩りしている。城割で不要な戦力拠点を潰していき、刀狩りで兵農分離を促している。それまではいったいだれが兵として立ち向かってくるのか判らなかったからだ。とくにゲリラ戦を仕掛けられるのが一番厄介である。まぁ、それはまた別問題か。
検地というやつがポイントで、これにより土地に根付くという意識を武士から取り去っているのだ。これは織田信長がはじめたことなんだけど、そういう意味でも彼には日本を統一するというグランドデザインが頭にあったとぼくは思う。
これでそれぞれの国の石高が統一されて基準で明らかにされたわけで、たとえば十万石は日本全国どこの国でも十万石なわけで、配下の武将を石高に合わせて移動させることができるし、移動させられた方も文句はいえなくなる。
さて、中国の銅銭に頼っていた貨幣だが、大きな変化が起きる。銀貨だ。
明では銀貨が鋳造されるようになり、世界中に流通するようになる。この銀なんだが、日本が世界二大産出地のひとつだったんだよね。そんなことはじめて知ったわ。
ということで、この時代から通貨として銀貨・金貨が使われるとようになったわけだ。しかし、日本国内ではきちんと統一がされず、さらに現物としての米が貨幣として代替される慣習も引き継がれ、そういう意味では経済的な整合性の整った時代ではなかったということだね。
そういう意味でも、経済が持つ意味はとても大きいということだ。
さて、日本を統一した秀吉が次に向かったのが「唐入り」だった。
これが当時の世界情勢を鑑みてどうだったのかということについて、この本は言及している。ポルトガルとスペインが世界を席巻している時代でもあり、この両国は明らかに日本の武力を意識していたらしい。
ということは、もうすでに世界は国際化していたのである。そんなこと教科書のどこにも書いてないけどね。ぼく自身もまったくそんな意識は持っていなかった。
東南アジアはイエスズ会をはじめとするキリスト教の布教と同時に両国が植民地化を進めている時代でもあった。
この時代に日本を統一が終わっていなければ、どんなことになっていたか。できたら考えたくないけどね。なにしろキリシタン大名たちが日本人を奴隷として海外に売っていたらしいからなぁ。もちろんバックにはイエスズ会があるんだけどね。
酷い話だ。
なんてことを書いていたら長くなってしまうな。
このときに秀吉が目指すのは海洋国としての日本のはずだったんだが、残念ながら、日本を統一した陸戦の武力しか意識できず、半島経由で明を目指してしまったわけだ。
ということで、いままでにぼくが習ってきた日本史とは違う視点で歴史を見直すことができるとてもいい一冊であるということね。
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2019年7月28日に日本でレビュー済み
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経済で読み解く日本史シリーズkindle版2作目になりますが、経済的に大きな転換要因は既に1作目の室町戦国時代編で述べられており、期間としてより短い安土桃山時代はそれを政治的、軍事的に転換させた時代として位置付けられるのかと思います。
秀吉政権下での、検地、刀狩り、キリシタン禁止令、朝鮮出兵、政権下の内部抗争の背景など興味深く読むことが出来ました。
これに続き、農業、商業の生産性が飛躍的に高まる江戸時代について、筆者による経済的な分析や評価を読むのがまた楽しみになりました。
秀吉政権下での、検地、刀狩り、キリシタン禁止令、朝鮮出兵、政権下の内部抗争の背景など興味深く読むことが出来ました。
これに続き、農業、商業の生産性が飛躍的に高まる江戸時代について、筆者による経済的な分析や評価を読むのがまた楽しみになりました。
2020年4月26日に日本でレビュー済み
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秀吉の朝鮮出兵について、数々の疑問が霧が晴れる如く理解できた気がします。
2020年4月18日に日本でレビュー済み
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上念司さんの、軽快な話口調が、本から伝わってくるような感じです。読書が得意じゃない人にも、分かり易く解説されているので、経済というタイトルに臆しないで大丈夫。織田信長の、また違った魅力にも触れられた事が、信長好きのわたしには、嬉しかった。